ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 銃殺しイザベラと狂った列車 【コメントお待ちしております】
- 日時: 2010/08/24 17:04
- 名前: 捺依 ◆77JNIlG8v6 (ID: 51mnxWm4)
こんにちわ捺衣[ナツエ]と申します-
来てくださってアリガトウございます
大変嬉しいです
来ていただいただけでなく、まだまだ未熟者の私の
小説を読んでいたたければ、さらに嬉しく思います
更新が遅いかも知れませんが 頑張ります
<ストーリー>
夜な夜な公園で銃音を出し続ける勇敢な少女。
小身者の情けない少年。
こんな二人がある事をきっかけに出会い、超特急リヴァセント号へと乗り込みます。
そこで世間を騒がす事件が起こります。
二人は事件を解決しようとしますが———。
次々と起こる謎とハプニング、アクション。
冒険の物語です。
登場人物>>1
第一話 >>2 >>3 >>4
第ニ話 >>8 >>9 >>11
お客様
○パープルさん
○九蛍さん
○弥々
○シュルルさん
○ 紗琳さん
○
ちなみ
[そこら辺で 樗恋とかぽこ という名前使ってるんで
見たら声でもかけてくださいw]
- Re: 第ニ話 ( No.8 )
- 日時: 2010/08/17 14:16
- 名前: 捺衣 ◆77JNIlG8v6 (ID: 51mnxWm4)
振り返ると、クラス一の暴れん坊スーラがいつもの4人を連れて僕を見下ろしていた。
僕が一言「何」と訊くとスーラは眉間にしわを寄せて、制服の内ポケットに手を突っ込んだ。
「おじいちゃんに貰ったんだぜ」
突っ込んでいた手を僕の目の前に持ってきたので、椅子を下げて遠ざけて見た。
その手には長方形の切符がしっかりと握られていた。
切符には<超特急リヴァセント号 シェイドイーヴニングサン駅〜ブリードメモリィ行き>ときれいに記されている。
「何?」
「いいだろ」
「僕あんまり興味ないからさ」
机に向き直ろうとする僕を、スーラの部下扱いされているライアンに肩をむんずと掴まれ無理矢理たたされた。
「そういう態度がムカつくんだよ!」
スーラが右の拳を振り上げた。
思わず目を塞ぐと、周りが騒がしくなり「先生が来た」と騒いでいた。
モザイクガラスの向こうに姿勢のいい影が教室に向かっているが見えた。
向き直ると、スーラが目を丸くして、自分の拳を見ると左の手で押さえ誰のと問わずに、悔しそうにガンガン叩いた。
それを見て僕は口だけで「ざまあみろ」動かした。
* * *
入道雲が山間から顔をのぞかせていた。
風に揺れている可憐で鮮やかな花に、夏の虫がとまった。
一日で一番静かだと思える時間は、この下校中だと、僕は思う。
目を閉じると、視界いっぱいに広がる緑と静かに流れる川が広がる森丘が見えてきた。
その中に元気な声が背後から響いた。
振り返ってみると、跳ねるように駆け寄ってくる人物がいた。
- Re: 第二話 ( No.9 )
- 日時: 2010/08/16 16:00
- 名前: 捺衣 (ID: 9wHf9u2B)
- 参照: お知らせ:トリップありませんが本人です ('U'●)
「テミー、久しぶり」
僕の友人、テミー・フォルセーバス。
テミーは、僕の前に立つと嬉しそうに笑った。
「お久しぶりです!」
本当に久しぶりに彼を眼にしたので、僕も嬉しくて笑い返した。
二人が歩いていくと、足元の雑草が揺れた。
テミーは歩いていながらもひたすら口を動かしていた。
クラスでの出来事、家族で旅行に行ったとか。
とにかく、テミーが話すことは全て楽しそうでこっちも自然と顔がほころんだ。
そして、テミーがこんな事を口にした。
「そういえば・・・いつだったかな、先週くらい前に
公園におかしな女の子がいたんですよ」
「へぇ、どんな?」
僕が先を促す。
「大きな声じゃ言えないんですけど...」
テミーが辺りをきょろきょろと見渡して、誰をいないのを確かめると、僕に顔を近づけて声を潜ませた。
「銃、持ってたんですよ」
銃?
煙のようにポンと頭に浮かぶ者があった。
「警察呼ぼうとは思ったんですが、俺警察とか何も知らないですし・・・放っておきました」
「え、放って置いたの?」
僕は目を丸くしてテミーを見ると、彼は頭を掻きながら頷いた。
別にあの銃を持った子が捕まるとかそういうのはどうでもいいんだけど、銃を持った女の子が一人で、そんでもって子供の集まる公園にいるのに通報しないっていうのは。
僕は空を仰いだ。
彼女は何故闘うのか———。
* * *
テミーと別れた後、公園へ向かった。
何故か歩く足は止まらず、ずっと同じ速度で歩いていた。
公園の前に着くと、僕は足を止めた。
公園の門には蔓が絡み付いていてまるで、招き入れるようでもあり入る者を阻むかの様だった。
木々がザワザワと葉を震わせた。
止めていた足を再び動かせ始めた。
もう5時を過ぎたにも関わらず、まだ子供が走り回ってはしゃいでいる。
林の中は日が当たらず、薄暗かったが代わりに涼しかった。
その先にオレンジ色に輝く池が見えた。
林を抜けると、今いる場所から池を挟んで反対側の日の当たらない木陰に彼女はいた。
銃口の長い銃を膝の上に置き、頭は下を向いている。
後ろで結んでいる髪は、肩に乗っていた。
寝ているのだろうか。
僕は1歩1歩ゆっくり近づいた。
起こさないようにではない。
彼女には近寄りがたい空気が漂っているから。
- Re: お話 ( No.10 )
- 日時: 2010/08/15 22:56
- 名前: 捺衣 (ID: mQVa63/B)
- 参照: お知らせ:トリップありませんが本人です ('U'●)
どうも お久しぶりです
すごい下がっていたので安芸に来ましたあ
今日花火大会がありまして...
めちゃ写メりました \\(`V`*)
更新は明日予定です
遅くなって申し訳ないッ
果たして 更新を待っている人はいるのかっていう...
気になる そこが気になるところですが
コメントお待ちしております! ばいばい\('U'*)
- Re: 第二話 ( No.11 )
- 日時: 2010/08/18 08:55
- 名前: 捺衣 (ID: m1/rt.pA)
- 参照: お知らせ:ミスが多いんですがよろしくお願いします
風がふいて草木を揺らす。
さっきと変わらぬ姿勢で小さく寝息をたてている彼女の足元に
僕は膝を折ってしゃがんだ。
また風が吹いた。
葉を巻き込んだ風は僕と彼女の髪をふわりと舞い上げ、池に波をつくり、空へ。
池に反射している夕日の、きれいなオレンジ色の光が、彼女の髪に映り揺らめいている。
その髪に思わず見とれていると、いきなり髪の主が目をパッと開いた。
「わっ」
彼女は立ち上がって僕の目の前に銃口を向けた。
「またお前か。何だ、何か用?」
「え、いや、あー特に」
「ならあっち行って」
彼女が銃を下ろし、またベンチに座りなおすがその際に氷、いやドライアイスくらいの冷たい眼で僕は睨まれた。
肩から鳥肌が起ち、一気に身体が冷えた。
しばらく腰を抜かしたままの格好で地面に手を付いていたが、立ち上がってなんとなく、本当になんとなく彼女の隣に座ろうとして近寄ったのだが、彼女はチラッと僕を見上げ、目線をおとし銃口を袖で磨き始めた。
座らせてくれないのかなぁと、しばらく彼女を見ていたが腰を浮かせどいてくれたので、隣に座った。
「…ありがと」
「いいえ」
日が暮れて、だんだんと子供たちのはしゃぎ声が日の光と共に消えてきた。
彼女が銃を膝の上に置いて「お前は…」と呟いた。
「何か言った?」
突然顔を上げた彼女が、瞳を揺らして口を開いた。
「お前は、私が…怖くないの?」
「え・・・何で?」
「皆、私を見ると逃げるんだけど…お前は何で逃げない」
彼女が空を仰ぎながら言う。
女の子となんか話する機会なんてなかったから妙に緊張する。
「いや、だって助けてくれたしさ」
俯いた僕に「助けたつもりじゃない」と言う小さな声が隣から聞こえ、ちょっと肩を落とす。
- Re: 銃殺しイザベラと狂った列車 【コメントお待ちしております】 ( No.12 )
- 日時: 2010/08/17 09:00
- 名前: 弥々 ◆hO.dDAGyfs (ID: 51mnxWm4)
やっほお捺衣ー
久しぶりじゃーん
続き待ってるからね!
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