ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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鎖と闇 —解き放たれた呪術師—オリキャラ募集中です
日時: 2010/09/15 22:23
名前: 十六夜 ◆aUgcx1Sc9Q (ID: COldU63y)
参照: http://白柊から改名しました。十六夜(いざよい)ですvv

初めまして、あるいはどうも。十六夜と申します。
シリアス小説では別名の白柊で「生真面目探偵と道楽科学者」と言う小説を書いています。
最近ファンタジー+現代と言う設定に凝っていて小説で書いてみよう!と思いました。
文章が至らない所があるかもしれませんが宜しくお願い致します。

†お客様 現在2人〜ご来訪ありがとうございます!〜†
神無月様、衣無地様

†目次†
>>01 登場人物
>>02 プロローグ

第一話 真夜中の街
>>03 >>08 >>09 >>14 >>15

*お知らせ*
オリキャラを募集する事にしました。
お気軽にどうぞ〜←

〜オリキャラ募集用紙〜
名前【/】
性別【】
年齢【】

外見【】
性格【】

職業は?(学生、魔術師、その他)【】
過去の履歴など【】
魔術師の場合は魔法は何属性(オリジナルおkです)【】
武器あれば【】

キャラ達とは何か関係があれば(幼馴染、仲間、友達、好敵手など)【】
主人公(魔術師キャラならミハエル、それ以外なら陶華)を何と呼んでいる?【】

他に何かあれば【】

〜ありがとうございました〜


それでは是非ご鑑賞下さい♪

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Re: 鎖と闇 —解き放たれた呪術師— ( No.13 )
日時: 2010/09/04 11:20
名前: 十六夜 ◆aUgcx1Sc9Q (ID: COldU63y)
参照: http://いやねーパソ禁喰らってる割には勉強してないんですよ、ははは(←

>>神無月さん
いつも来てくださってありがとうございます♪ 感謝の限りです^^
この文章を読んだのは私も二度目ですwww

気長く待ってくださると幸いです……
え? 紙ですけど?(←

Re: 鎖と闇 —解き放たれた呪術師— ( No.14 )
日時: 2010/09/08 13:18
名前: 十六夜 ◆aUgcx1Sc9Q (ID: COldU63y)
参照: http://いやねーパソ禁喰らってる割には勉強してないんですよ、ははは(←

ようやく落ち着いてきたので更新します。

————————————

「……その様子じゃあ何処にいるのかも知ってるんだよな」

ミハエルは溜息を着きながらナタンの方を見る。ナタンは少し間を間をおいて「あぁ」と頷いた。
その頷きは深刻な空気の威力を強めるには有り余る威力がある。
ナタンはそんな空気に耐えられなくなったのかいきなり立ち上がり、台所の方へと行く。
何かをガサガサと探る音や湯を沸かす音からして、珈琲を入れているようだ。

「…………」

ミハエルは幼さを残す顔立ちを少し曇らせていた。嫌な予感が的中したかの様な表情だった。
そしてまた先程より大きい溜息を着くと小さく畳んだマントから一枚の写真を取り出す。
写真に写っているのはミハエルとナタン、そして二人の真ん中にいる一人の少女だ。
少女の外見は焦げ茶色の髪に漆色の瞳。身長は二人よりも少し低いが顔はかなり大人びている。
ミハエルはその写真の少女を見つめると少し哀しげに微笑み、マントへと写真をしまう。
するとナタンがその一部始終を見る事は無く珈琲と何かのお菓子の乗ったトレイを持って来た。

「菓子か……いつもお前の作る菓子は上手いな」

「まぁね。伊達に自炊生活送って来たわけじゃ無いし」

トレイに乗っている菓子は、確かに美味しそうに彩られていた。
こんがりと綺麗に焼かれているスコーンには赤、紫、黄色とこれまた綺麗な色のジャムがかかっている。
そして皿に乗っているクッキーはバター、ココア、チョコチップ、型抜きと種類も豊富だ。
何処からどう見ても「美味しそう」と言う言葉以外には何も無さそうだった。
感心した風に菓子を眺めるミハエルにナタンは誇らしげな表情を見せつつ机へトレイを置く。

「一応その光の魔術師の居るらしい学校へ転入手続きしておいたから」

「あぁ、分かった」

早速菓子を食べながらナタンは無造作にミハエルとナタンの名前の書かれた転入届を見せた。
食べるのに夢中で気付かない、かと思いきやミハエルはじっとその転入届を見つつ名前の欄には本名でなく、偽名の苗字が使われているのに気付いて頷く。
どうやら本名で入学するのを拒んでいるようだ。この時代のせい、とでも言うべきだろうか。
何しろ二人の年代くらいの魔術師の子供は施設に居るはずなのだ。勿論施設からの脱走は禁じられている。
本名を使えば怪しまれる可能性もある事から二人はなるべく偽名で生活をしていた。


「それにしても、ホント〝災厄の因果〟を復活させるのって面倒なんだなー」

ナタンはスコーンを頬張りながら苦笑する。最も物を口にしている為緊迫感などは全く無いのだが。
そんなナタンのは少し対照的にミハエルは真面目そうな表情で机にたまたまあった本を見ていた。
表紙に書かれているのは円の中に複雑な模様が書かれている絵と上にある魔術の歴史と言う文字のみ。


実は人間と魔術師が和解するにあたって教育のカリキュラムに魔術の歴史。即ち〝災厄の因果〟についての学習が増えたのだ。
二度とこの過ちを繰り返さず、また後世にそれを語り継ぐ為でもある。
勿論それを復活させようとしている者がいるだなんてその者達も知らなかっただろうが。



「あぁ、まぁな。事実上悪人になっちまうし」


言葉とは不似合いに、ミハエルは淡い笑みを見せた。

Re: 鎖と闇 —解き放たれた呪術師— ( No.15 )
日時: 2010/09/09 13:15
名前: 十六夜 ◆aUgcx1Sc9Q (ID: COldU63y)

「まぁ、俺は良いんだけどね。悪人役慣れてるし」

ナタンはやや意味深に、語尾を強めてそう言うと床へと寝転がる。ミハエルはそんなナタンの言葉に気付いたのか少し不思議そうな顔をした。

「俺が悪人に向いてないとでも言いたいのか?」

「へ? はは、まぁね……ミハエルって結構無理するタイプだし。自己犠牲を厭わないタイプだろ?」

ミハエルは特に起こっている様子は無く、単に不思議に思ったのか首を傾げていた。そんなミハエルにナタンは呆れるかのように溜息を着く。否定は一つも出てこない事から、それは正しい事らしい。暫く不思議そうにしていたミハエルも勝手に納得したのか寝室へと足を運ぶ。どうやら今夜は泊まりに来た様だ。

ナタンはまだ、呆れた表情をしている。

そしてミハエルの方を向き、しかし聞えない様に呟く。


「ばっかだなぁ……いつもミハエルはそうやって全部背負おうとするんだからさ」

そう言うといきなりすくっ、と立ち上がりトレイと皿を片付けるとポケットから煙草の箱を取り出して其処から煙草を取る。どうやら彼には未成年禁止法と言う常識はこれっぽっちも持ち合わせていない様だった。
慣れた手つきで台所にあったライターで火を着けて咥える。灰色の煙が辺りを少し流れる。ナタンは顔をしかめず煙草を味わうと何処からともなく灰皿を取り出して火を消す。

「ガキの頃からあいつは全然変わんないよな。いい加減、少しは人に押し付けろっての」

ナタンはまるで誰かと話しているかのように自然に喋っていた。そしてまたも溜息を着いて肩を竦めてくすりと笑い台所を出た。

既にミハエルは寝室で寝ているのか規則正しい寝息が聞える。恐らく幼さを残す顔立ちをさらに幼く見せた寝顔で寝ているのだろう、とナタンは内心思いつつ寝室へと入る。案の定中には可愛いと言う形容詞の付きそうな寝顔をしたミハエルが居た。ナタンは起こさない様にと足音を出来る限り消して歩き、枕代わりのクッションと布団を取り出して寝室を出る。

「くれぐれも無茶だけはしないでくれよ……」

自分の一個しかないシングルベッドを恨みつつナタンは枕代わりのクッションの柔らかさを味わいつつ深い眠りへと落ちた。









真夜中の街は、もうじき朝を迎えようとしていた。

第一話 真夜中の街 終

Re: 鎖と闇 —解き放たれた呪術師— ( No.16 )
日時: 2010/09/14 19:04
名前: 十六夜 ◆aUgcx1Sc9Q (ID: COldU63y)

あげます。

Re: 鎖と闇 —解き放たれた呪術師—第一章終了!! ( No.17 )
日時: 2010/09/15 22:18
名前: 十六夜 ◆aUgcx1Sc9Q (ID: COldU63y)

*お知らせ*

第一章が終わったのでオリキャラを募集したいと思います。
キャラは男女などは特に問いません。1人1キャラでお願いします。
募集人数は勝手ですが、十六夜の方で決めさせていただきます(←

募集用紙は>>00に書きますので、お気軽にどうぞ。


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