ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 『lost world 正義の壊乱』
- 日時: 2010/08/31 17:17
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
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オリキャラ募集用紙>>10
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
用語説明>>8
キャスト>>4 >>17
プロローグ>>1
〜Episode1 荒廃した世界〜
【2030年 12月10日 日曜日】
>>2 >>7 >>9 >>14 >>15
【2030年 12月11日 月曜日 その壱】
>>21 >>22 >>31 >>32 >>36
〜Episode2 正義の壊乱〜
【2030年 12月11日 月曜日 その弐】
>>40
- Re: 『lost world 荒廃した世界』キャスト更新♪ ( No.21 )
- 日時: 2010/08/26 10:39
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
━━━━━━━
2030年 12月11日 月曜日
時間は止まらない。
夜が明けたと同時に、用田小太郎2等兵は息を引き取った。
隊員たち、光たちはマンション横の地面に穴を掘り、用田の遺体を埋める。
用田の手帳、武器や荷物を無造作に作られた墓の上に置き、光と他の隊員たちは手を合わせる。
「用田小太郎、安らかに眠ってくれ。必ず、この戦争は日本が勝つから、安心して逝ってくれ。」
光はそう言うと、振り向いてハヤブサを見る。
ハヤブサは光と目を合わせると頷き、腰に付けていたマシンガンを手に取る。
「行こう。今の俺らには、先へ進むしか道はないんだ。」
ハヤブサの言葉に、光は大きく頷くと、苑柿、椎島を呼ぶ。
苑柿はダルそうにガムを噛みながら現れ、その正反対に椎島は素早く光の前に来る。
「我々は先にレインボーブリッジへ向かい、未知の確保と安全を確認する。準備ができ次第行くぞ。」
「分かりました。」
「はいはい・・・」
苑柿の面倒くさそうな返事に、光は思わず睨みつけてしまう。
すると、苑柿は反省するどころか微笑してマンションに戻っていった。
「あいつは、少し教育の必要があるな。」
「ほっとけばいいのよ、ああいう奴に教育も何もないわよ。」
光の後ろから、桃山玲奈が笑いながら言う。
光は玲奈の顔を見ると、なぜか顔が赤くなっていくのを感じた。
「れ、玲奈曹長は彼をどう思います?」
「・・・・裏切り・・・・」
「え?」
「いや、なんでもないわ。早く行った方が良いんじゃない?」
玲奈の言葉で、光は腕時計を見る。
出発時刻が予想以上に遅れている。早く出発しないと、移動にも支障がでてしまう。
「よし、行くぞ!!!」
光の言葉で、ハヤブサ、椎島、苑柿はマンションを出た。
そして、廃化した東京の街を進み、レインボーブリッジを目指したのだった。
━━━━━━
「意外と強いじゃねえか・・・日本人も。」
光たちがいたマンションの近くに建つ高層ビルの屋上、ドレガーとマリー・モードリンが休んでいた。
「3人は殺され、残ったのは私たちだけですか・・・・・」
「ちょっと予想外だったな。それに、向こうでも何かあったらしい。応援もまだ来ない。」
「え?何かあったんですか?」
「さあな。NASAの実験施設で事故があったらしい。それしか分からん。」
「例の人間型核兵器の実験ですかね?」
マリーの言葉に、ドレガーは鼻で笑って首を傾げる。
持っていたマシンガンを置くと、持っていた鞄からサンドイッチとジュースを取り出す。
「あんなもの、俺は反対だ。とりあえず、朝食をとるぞ。」
「はぁ・・・。」
マリーも鞄からサンドイッチとジュースを取り出す。
すると、朝日が昇り始め、廃墟と化した東京は綺麗なオレンジ色に染まり始めた。
マリーとドレガーは思わず朝日に見とれ、戦争があっていることなど忘れてしまう。
「アメリカが勝って、丸く収まってやる。日本に勝ち目はない。」
「こちらにはロシア連邦もいますしね。絶対勝てますよ。」
━━━━━━━
ロシア モスクワ州 中央連邦管区
年中雪が降るモスクワに大きく聳え立つ管理塔。
アメリカと協定を結んでから、経済は発展し、生活も豊かになっていた。
「ダン管理官、アメリカからの情報です。」
管理塔最上階である15階の管理官室に、一人の男性が入ってくる。
ダン・フリードマンは、緑色を基調した征服を来て、スキンヘッドの頭をペタペタと叩く。
「どういう情報だ?」
「NASAの実験施設で事故があったらしく、少しこちら側の隊員をよこせと・・・」
「却下だ。我々には関係ない。」
「ど、どう報告すれば・・・・」
「今の通りだ!!アメリカなんかに仲間を渡せるか!!!!」
ダンの大声で、男性隊員は大慌てで管理官室を出て行った。
アメリカとロシアは『米露第3友好協定』という協定を結んでいるが、なぜか仲が悪い。
時間が過ぎて行くにつれ、飽きっぽいロシアはアメリカとの交友が面倒になってきている。
ロシアは独裁主義になりつつある。
そして、再び何かが起ころうとしている____
- Re: 『lost world 荒廃した世界』 ( No.22 )
- 日時: 2010/08/26 18:37
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
━━━━━━━
朝日も完全に上り、三吉光率いる小隊はレインボーブリッジを目指しながら足を進めていた。
車道に散らばるガラスの破片を踏む度に、閑散とした東京の街に音が響き渡る。
「ホープ軍曹よ、レインボーブリッジは大丈夫なのか?俺は用田みたいなくたばり方したくねえぜ。」
「ブラック、用田の死を馬鹿にするのは止めろ。山本大佐の情報で、向こうは敵の鎮圧もされている。」
コードネームで呼び合う光と苑柿の間には、未だとして変な空気が漂っている。
今朝息を引き取った用田の死が、2人の関係を悪くしている。
そんな中、間に入り込んできたのはアギトこと、椎島アギトだった。
「ブラック、作戦中に止めて下さい。失敗したらどうするんです?」
「はいはい・・・アギト兵長さんには敵わんよ・・・」
ブラックは笑いながらそっぽを向いた。
誰の言うことも効かない苑柿は、なぜか椎島の言うことは聞く。
これは誰にも分からないことだった。
「ホープ軍曹、見えたよ。」
ハヤブサの言葉で、全員は前を向く。
すると、そこには現代では信じられない光景が広がっていた。
レインボーブリッジの中央には大きく穴があき、通行不能となった不思議な光景。
更に、橋を継続する無数のワイヤーは、力尽きたようにダラリと海へ伸びている。
4人はこの光景を見ると、思わず言葉を失くし呆然とする。
「いつ見ても見とれるな。前の姿が思い出せねえよ。」
苑柿は笑いながら言うと、誰よりも先に前へと進みだした。
他の3人も我に戻り、足を再び進め始める。
その直後だった。
「待て!!全員止まれ!!!!」
先頭を進んでいた苑柿が大声を出して3人を止める。
光は首を傾げ、急いで苑柿の元へ走る。
「どうした?」
「あ、あれ見てくれよ・・・・」
「なっ!?」
光は東京湾を見て、完全に頭が真っ白となり、言葉も出ず、表情は唖然とする。
後ろからきた椎島とハヤブサも東京湾を見ると、愕然とした表情で、持っていたマシンガンを落とした。
「インヴィンシブル級航空母艦、3艇もあるぜ。」
東京湾のど真ん中に、映画で見るような軍艦が3艇も停泊している。
甲板に設置された滑走路には、10機ものの戦闘機、3艇合わせて30機以上ある。
こんなもので今攻め込まれれば、日本は完全に終わってしまう。
「おいおい・・・どうする・・・・・」
「どうするって・・・・あんなものに太刀打ちできるわけないだろう。一旦引き返すぞ。」
「はぁ!?ここまで来たんだ。どうせならやろうぜ。」
「ふざけるな!!!あの3艇にどれだけアメリカ軍の兵士が乗っていると思ってる!?」
光の言葉に、冷静を戻した苑柿は舌打ちをして再び軍艦を見る。
こちらの数は20数人、それに対して軍艦3艇に戦闘機30機以上、更にはアメリカ兵。
勝てる見込みは微塵もない。ここは引き返すのが当たり前だ。
「あれ?ちょっと待って下さいよ。確か川本大尉の部隊がいるんじゃないですか?」
椎島の言葉で、光はすっかり忘れていたことを思い出す。
確か、ここの近くに川本大尉が率いる部隊がいるはずだ。
「ならその部隊探そうぜ、ホープ軍曹。」
「そうだな。ハヤブサ、山本大佐に連絡を取ってこのことを全て説明しておいてくれ。」
「了解。」
光はマシンガンを持ちなおすと、苑柿、椎島、ハヤブサと共に川本大尉の部隊を探し始めた。
しかしこの時、光は気付いていなかった。
最大の間違いに_______
━━━━━━━━
インヴィンシブル級航空母艦 第1軍艦
ドレガーとマリーは、湾岸から軍艦までボートで移動し、第1軍艦に乗り込んでいた。
2人が軍艦に乗り込むと、敬礼をした隊員たちが廊下に並んでいた。
「意外と来るの早かったな、スコット・ローデリック少将。」
2人の前に現れたスキンヘッドで瞳の色が赤のスコット・ローデリック。
スコットは微笑すると、いきなりドレガーの髪を掴んで口元にドレガーの耳を近づけた。
「ドレガー准将、あなたには厳しい処罰が下る。勝手な単独行動が裏目に出たな。」
スコットはそのままドレガーを床に叩きつけると、大笑いしながら廊下を歩いて行った。
マリーはドレガーに駆け寄り、優しく声をかける。
「准将、大丈夫ですか?」
「・・・・あの野郎、絶対に殺してやる。」
ドレガーはスコットの後ろ姿を睨みつけながら立ちあがり、つぶやく。
マリーはこの時、ドレガーの怒りを感じて思わず震えてしまう。
「いくぞ、疲れたし休もう。」
ドレガーはそう言うと、マリーと共に用意された客室へと入っていった。
- Re: 『lost world 荒廃した世界』 ( No.23 )
- 日時: 2010/08/26 18:11
- 名前: ヘンシェル (ID: zr1kEil0)
横槍失礼しますね。
とても面白い小説だとは思うんですが、階級で少し・・・。
准将は明らかに少佐より上の地位ですよね?
准将
↑
大佐
↑
中佐
↑
少佐
アメリカ陸軍の階級はこうなっていたと思うのですが……。
- Re: 『lost world 荒廃した世界』 ( No.24 )
- 日時: 2010/08/26 18:13
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
え・・・?
WIKだと准将は将官で一番下のクラスですが・・・
見直してみます!!!
ありがとうですヽ(^o^)丿
- Re: 『lost world 荒廃した世界』 ( No.25 )
- 日時: 2010/08/26 18:17
- 名前: ヘンシェル (ID: zr1kEil0)
いえいえ。
将官ですが・・・
元帥
↑
大将
↑
中将
↑
少将
↑
准将
准将より上の階級を将官といい、准将より下を佐官というのです。
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