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『lost world 正義の壊乱』
日時: 2010/08/31 17:17
名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)

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遊太ですヽ(^o^)丿。末永くよろしくお願いします。

━お客様━
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オリキャラ募集用紙>>10
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
用語説明>>8
キャスト>>4 >>17
プロローグ>>1


〜Episode1 荒廃した世界〜
【2030年 12月10日 日曜日】
>>2 >>7 >>9 >>14 >>15

【2030年 12月11日 月曜日 その壱】
>>21 >>22 >>31 >>32 >>36


〜Episode2 正義の壊乱〜
【2030年 12月11日 月曜日 その弐】
>>40

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Re: 『lost world 荒廃した世界』 ( No.6 )
日時: 2010/08/23 07:06
名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)

>>3 シュルルs
コメントありがとう♪
更新頑張ろうかな・・・・・


>>5 葵s
初コメありがとうございますヽ(^o^)丿
ホープは・・・・・期待しておいてください!!

Re: 『lost world 荒廃した世界』 ( No.7 )
日時: 2010/08/25 14:33
名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)

━━━━━


「敵国侵入成功、ドレガー准将。」

ガスマスクにガトリングを背中に抱え、両手にマシンガンを持った5人組が海面から現れる。
5人組は、東京湾に面した廃化した港付近に上がると、周りを警戒しながら足を進める。
先頭を歩いていた人物はガスマスクを外すと、髪を掻き分けて上を見上げた。

「まったく、戦争の中でこんな青い空を見れるのは久方ぶりだな。」

ドレガー・エルフィードは微笑しながらそう言う。
すると、後ろにいた4人は首を傾げながらドレガーに近づいてきた。

「准将、これからどうなさいますか?」

「後に応援部隊も来る。その間、腐った日本の兵隊を速やかに抹殺して行く。」

ドレガーはガスマスクをかぶると、マシンガンを両手に構えて進み始めた。
彼らの目的地は、ここから1キロ弱のところにある渋谷区である。
理由は一つ、衛星写真が人影を捕えたからである。
ドレガー准将率いる小部隊は、そのまま渋谷区へと進んで行った。

━━━━━━

東京都 渋谷区 高級マンション跡地


次なるポイント、キャンプに着いたホープとハヤブサは、重い肩の荷を下ろした。
2人が潰れたマンション内に足を踏み入れると、エントランスの真ん中にはたき火が焚かれてある。
たき火を囲むようにして、同じ服装をした隊員たちが談笑をしている。

「三吉軍曹、パトロール御苦労。」

「山本大佐もお疲れ様です。異常や変化はありません。」

「ハヤブサ伍長も御苦労だった。2人とも、とりあえず夕食でも食べるといい。」

2人の上官である山本源次郎大佐は、2人に優しく声をかけるとその場から歩き去って行った。
山本はここ一帯の自衛隊を指揮する指揮官である。
厚い人望とフレンドリーな性格で、どの部隊からも信頼されている上官だ。

「ハヤブサ、シチューでも食べようぜ。」

「俺はカレーにする。光、向こうで食べよう。」

ここで疑問が思い浮かぶだろう。
ハヤブサだけは、延々とコードネームで呼ばれている。
その理由は、彼が記憶喪失だからである。彼は入隊以前、戦争開戦時に記憶を失ったのだ。
記憶を失った原因は誰にも分からない。
2人は皿を手に、人気が少ない1階の奥の部屋に入る。
荒れ果てた5LDKの部屋は、床に新聞紙や食器類の残骸。壁には銃痕が残っている。

「さてと、ようやく飯だ!!」

ハヤブサはスプーンをカレーに運び、おいしそうに食べて行く。
2人は周りの荒れ果てた光景を気にせず、飯を口に運んでいく。

「明日は新宿へ移動だろ?まったく、一体どこまで進む気なんだよ・・・・」

「とりあえず東京を抜けるそうだ。そのあとも、関東から抜けるためにずっと進む。」

「俺らの部隊だけかな?東京にいるの?」

「分からない。米国がジャミングしているせいで、あまり遠くまでトランシーバーが繋がらないんだ。」

光は食べ終えると、皿を持って足早に部屋を出て行った。
ハヤブサも慌てて食べ終え、光の後を追う。

「飯ぐらいゆっくり食べようぜ。」

「これから会議なんだ。ゆっくり休めよ。」

「会議・・・明日のか。頑張れよ。」

ハヤブサはそう言うと、一人エントランスの方へと向かって言った。
光は自身の荷物が置かれてある部屋に行くと、手帳とペンをポケットに直す。
着ていた防弾チョッキを脱ぐと、会議がある部屋へと向かった。

Re: 『lost world 荒廃した世界』 ( No.8 )
日時: 2010/08/26 21:39
名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)

◆『lost world』用語集_________
【第3次太平洋戦争】
2025年に開戦した歴史に残る大戦争。戦場となったのは日本。
アメリカが日本を裏切り、ロシアと手を組んで核兵器を投下したことから始まった。
海戦、地上戦、空戦の激しい戦いにより、日本はすでに都市機能が停止。ほぼ壊滅状態。
中国、オーストラリアにまで核兵器の影響が及んだため、戦争は更に悪化した。
5年経った2030年の現在も決着はついていない。


【日本政府特別自衛隊「PEACE」ピース】
開戦時に急遽結成された日本の防衛ライン。
男女問わず入隊できるため、最初は問題となっていたが、現在ではその問題は解決している。
2025年時は総勢10万人の隊員がいたが、2030年には9割減少。


【アメリカ合衆国自衛軍「ADVANCE」アドバンス】
第3次太平洋戦争のために結成された自衛軍。戦力は日本を遥かに凌ぐ。
ロシアと協定を結んでから、核兵器の生産が大きく進み未知の兵器が無数に潜んでいる。

Re: 『lost world 荒廃した世界』 ( No.9 )
日時: 2010/08/25 14:36
名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)

━━━━━━

「熱探知機ゴーグルに反応あり。」

「どこだ?」

「あのマンションです。」

ドレガー率いる5人組は、現在三木達が拠点としているマンションの近くまで来ていた。
ドレガーはマシンガンを握りしめると、不気味に微笑み後ろを振り向く。

「俺は真正面、残りの者はガトリングでマンションを攻撃しろ。」

「了解。」

4人は背中に抱えているガトリングを両手で持つと、それぞれの配置に着く。
ドレガーは素早くマンションの前に来ると、エントランスのたき火を確認した。
見張りはいない。ドレガーは腰から手榴弾を2つ取り、安全ピンを抜く。
そして、エントランスめがけて投げ飛ばした。

━━━━━━━


「それでは、明日の移動についての会議を始める。」

2階に上がった手前の部屋で、明日の移動任務についての会議が始まった。
山本大佐、光を含めた男性3人、女性2人が会議に参加している。
これといった椅子、机はなく、立った状態で会議は行われていた。

「明日の明け方に移動を開始。港区まで歩き、レインボーブリッジを渡って千葉県へ突入する。」

「え?レインボーブリッジはまだ偵察が終わっていません。危ないのでは?」

山本の横にいる女性、桃山玲奈はショートヘアーを靡かせながら言う。
桃山の言葉に、山本は口を瞑らせ何度か頷く。

「桃山玲奈曹長、君の意見についてだが、レインボーブリッジは大丈夫だ。」

「確信があるのですか?」

「あそこには、違う部隊がすでに滞在中だ。」

「違う部隊?どこの部隊です?」

「川本大尉がいる部隊だ。まあ、そのことについては心配しないでくれ。後は、部隊編成なんだが。」

山本は持っていた編成リストを見ながら、三木に視線を移す。
光は首を傾げ、ほかの隊員たちの顔を見た。

「三吉君はハヤブサ伍長、苑柿一等兵、椎島兵長との4人1組で、早めに出発をお願いしたい。」

「・・・・・早めに?」

「念のためだ。道の確保を頼む。」

「了解。」

「それでは、会議を終了する。明日に備えて、早く寝るように。」

山本がその場にいる全員に言った直後だった。



ドォォォォォォン!!!!!!!!!



突然の轟音と共に、マンションが大きく揺れて1階から悲鳴が上がる。
光はバランスを崩して床に倒れ、山本は顔色を変えて窓に駆け寄った。

「敵襲だ!!!全員戦闘準備を!!!」

山本の叫び声で、光は急いで1階に向かい、荷物からマシンガンを取り出してエントランスへ向かう。
すると、たき火の残骸や負傷した隊員たちが床に転がり、呻き声をあげて怪我した場所を押さえている。

「ハヤブサ!!どこだ!!!」

「光!!ここだ!!!!」

エントランスと廊下を挟み、ハヤブサはほかの隊員たちと共に敵との銃撃戦を行っていた。
飛び交う銃弾に、一瞬光は足を止めて唖然とする。
昔の平和な世の中と現実が脳の中で勝手に比較され、突然襲い掛かる恐怖と絶望感。

「光!!援護を!!!」

ハヤブサの言葉で、光は現実へと意識を戻した。
マシンガンを握り、エントランスに飛び出してマシンガンをぶっ放す。

「おらおらおらおら!!!!!!!」

無数の弾丸を光は裸眼で見切り、数センチのところで素早く避ける。
マシンガンを外へ向かって撃つが、相手の攻撃の威力は一切変化がない。

「くそっ!!暗くて敵が何人いるのか・・・・」

「外へ飛び出す!!ハヤブサ、行くぞ!!」

「おう!!」

光の言葉で、2人はマシンガンを両手に外へ飛び出した。

Re: 『lost world 荒廃した世界』 ( No.10 )
日時: 2010/08/24 17:15
名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)

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