ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 瞳を、開けて——————? 参照100突破thanksです♪
- 日時: 2010/10/16 21:01
- 名前: 十六夜 ◆aUgcx1Sc9Q (ID: m26sMeyj)
初めまして、あるいはどうも。十六夜です。
時々白柊と名乗っていますが主に十六夜がHNかと。
主にコメディ・ライトやシリアス・ダークやなりきり掲示板で活動しています。
シリアス小説は元々二本書いていたのですが現在スランプ中(汗)の為リハビリ用にこれを書く予定です。
↑の二本もその内復活すると思うので、見てくださっている方はご安心を。
追記・HNを浅葱に変えました。
ちなみに流血表現は時々僅かにあると思いますので、苦手な方は要注意。
題名の意味は……未定です(←
∮お客様 現在3人〜ご来訪ありがとうございます〜∮
佐久間様、パーセンター様、ヴィオラ様
∮目次∮
>>01 登場人物紹介
>>04 プロローグ
>>08 第一話 日常の一ピース
>>11 第二話 一歩、そのまた一歩
>>12 第二話番外編 あぁ、待っておくれ
>>15 第三話 声 前半
>>20 第三話 声 後編
〜オリキャラ〜 皆様オリキャラありがとうございます♪
パーセンター様オリキャラ……瀬戸 匡迩 >>17
ヴィオラ様オリキャラ……小山 凛子 >>18
それでは、是非ご鑑賞あれ…………
- Re: 瞳を、開けて——————? オリキャラ募集中です ( No.17 )
- 日時: 2010/10/13 18:26
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: x2W/Uq33)
∮オリキャラ募集用紙∮
名前/読み方【瀬戸 匡迩/せと きょうじ】
性別【♂】
年齢【17】
外見【髪は情熱を思わせるほど真赤で、少し短め。瞳も真赤で、やる気に満ちている。身長は平均的。】
性格【とにかく熱い、熱血男。リーダー的な感じで、クラスのムードメーカーでもある。
後輩、同級生からだけでなく、先輩からもなかなか頼りにされる。運動神経は抜群、学校内で1,2位を争うほどだが、勉強は苦手。】
過去の経歴(キャラの過去などを)【弟が3年前に死んでいる。弟の写真は常に持っている。
高1の時に暴力事件に巻き込まれたが、元々喧嘩が強いため加害者になってしまい、2週間停学になった事がある。】
所属(小中高生、所属している部活)【高2、小、中、高と野球部】
そのほかに何かあれば【】
∮ありがとうございました♪∮
こんな感じのキャラになりました。
プロローグが何か興味を引き立てますね。
今後の展開を楽しみにしております!
- Re: 瞳を、開けて——————? オリキャラ募集中です ( No.18 )
- 日時: 2010/10/13 19:16
- 名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)
∮オリキャラ募集用紙∮
名前/読み方【小山 凛子/こやま りんこ】
性別【♀】
年齢【17】
外見【一言でいえば『美人っぽい』、眼の色は藍色でぱっちりしている。
髪の毛の色は紫色をしていて腰までのロングヘアーになっている、制服はブレザー着でブレザーで行動することが多い】
性格【明るくて冷淡なところは全くない、リーダーシップはってそうな人で生徒会に所属しているが自信喪失していることもある。
いつもニコニコしているが色々と考えている、怒ったら当然女子なので怖い・・・】
過去の経歴(キャラの過去などを)【】
所属(小中高生、所属している部活)【小学生から中学生までは剣道をしていた、現在は吹奏楽(バスクラリネット)をしている。】
そのほかに何かあれば【】
∮ありがとうございました♪∮
- Re: 瞳を、開けて——————? オリキャラ募集中です ( No.19 )
- 日時: 2010/10/14 20:30
- 名前: 浅葱 ◆jnintUZIrM (ID: m26sMeyj)
- 参照: http://PCが変わったので名前も変えてみました← 十六夜です
オリキャラが早速お二人も……!
感謝の限りです(涙
>>パーセンターさん
コメディ・ライトの方にだけでなくこちらにもオリキャラを下さるだなんて嬉しい限りです!
プロローグ良かったですか? 個人的に力作なのでホッとしました♪
キャラは熱血男で弟が死んでしまった……哀しい過去を持っているだけに浅葱のやる気が満ち溢れま(ry
野球部キャラって何か良いですよね((
オリキャラありがとうございました^^
>>ヴィオラ様
いつもオリキャラありがとうございます。感謝の限りです(感涙
バスクラリネット担当キャラですか♪ 奈央とかと仲良くなれそうなキャラですね((
リーダーシップはってそうなのに自信喪失している事もある……凄いキャラじゃないですか!!
オリキャラありがとうございました^^
- Re: 瞳を、開けて——————? オリキャラ募集中です ( No.20 )
- 日時: 2010/10/15 21:27
- 名前: 浅葱 ◆jnintUZIrM (ID: m26sMeyj)
- 参照: http://PCが変わったので名前も変えてみました← 十六夜です
第三話 声 後編
「おはよう、二人とも」
「よっ! 雪上に鷹田!!」
「「おはよう(……)(〜♪)」」
暫く彩の話を聞いていると後ろから声をかけられた。彩の話を聞かずに済んだと内心感謝している。
そんな恩人達は瀬戸 匡迩と小山 凛子。二人とも明るく、リーダーシップのある頼れる人達。
二人が一緒に登校しているのも珍しいなぁ……とか思ったけどとりあえずは放っておく事にした。
すると瀬戸が不思議そうに私の横を見ているとこんな発言をする。
「あれ? ……威風どうしたんだよ」
「え? あぁ、置いてかれたっぽい」
私は苦笑しながら頭を掻きつつ瀬戸がこちらを見ていた理由が分かって少しすっきりした爽快感を味わう。
双子だし、朝良く一緒に行っているのを見ているからたまたま一人居ないのが不思議だったのか……
まぁ、いつも居る者が居なくなると妙にぎこちないと言うのは良くあるしね、と私は苦笑した。
「あ、そうそう! 皆音楽って好き? 近々ジャズのコンサートがあってさ〜……」
……お喋りな友人のお陰で私はまたも思考を中断させられた。いや、いつもの事なのだけれど。
彩のジャズ好き度は半端無い。部屋に張ってあるポスターは大抵ジャズの公演予定ポスターだし。
その上机には彩の担当している楽器、テナーサックスのフィギュアが置いてあって綺麗に磨かれている。
……これだけ言えば彩がジャズ(サックス)オタクと言うのは良く分かるな。とまた私は苦笑した。
すると、どくん、と何かが波打つ。
《人、間……》
どくん。
(……え? 今、後ろから声が……?)
どくん。
(彩……? いや、違う。瀬戸でも凛子ちゃんでも無い)
どくん。
(じゃあ、誰……?)
「……奈央ちゃん? 大丈夫?」
「え? あぁ、大丈夫、平気平気」
ふと気付けば凛子ちゃんが不思議そうな表情で私を見つめている。何処か心配そうな顔でもあった。
私は苦笑しながら曖昧に返事をしつつ冷や汗を拭う。
ふと自分の後方から、声が聞こえた気がしたので。
どくん、どくん。
心臓の高鳴りはまだ止まらない。未だ緊張しろ、とでも言っている風だった。
一体何に緊張しろと……? 私はちょっと辺りをキョロキョロと見回す。気になる物何て何も無い。
多分、気のせいだろう……自分にそう、言い聞かせる。そう、きっと気のせい。疲れているだけ……
《人の癖に、面白い……あはははははっ》
(人の、癖に……? 誰? 誰なの?)
また、声がした。しかも笑い声まで聞こえている。……何、この声。一体何なんだ……?
考えている暇も無くさっさと学校に行きつつ頭の中は声の事で一杯。別の意味で考える暇などは無い。
どくん、どくん、どくん。
それでも心臓は、高鳴っていた。
- Re: 瞳を、開けて——————? オリキャラ募集中です ( No.21 )
- 日時: 2010/10/16 20:43
- 名前: 浅葱 ◆jnintUZIrM (ID: m26sMeyj)
- 参照: http://PCが変わったので名前も変えてみました← 十六夜です
第四話 笑い声と、十字架と
きゃはははははははははははははははははは!! あはははははははははははははははははははははは!!
煩い。
そう叫びたくなる様な凄く煩い、耳につく甲高い笑い声が耳に木霊する。しかも自分を嘲笑っている風に。
被害妄想かもしれない。けれど、勘なのか何なのか何処か自分を、あるいは何かを嘲笑っている気がした。
……するとそこでようやく、目が覚める。
どうやら自分は意識を失っていたらしい。
「うっ…………」
おい、ここ何処だよ。目が覚めた瞬間そう叫びたくなる様な場所に自分は居た。いや、叫んでただろう。
何しろ今自分が目が覚めたばかりの目に入ったのは岩、岩、深緑色の苔、岩、岩、岩……簡単に言うと岩だらけの少なくとも自分に覚えの無い場所であった。
しかも床はやけに固く、その上岩からは時々ぽつぽつと雫が垂れてきて顔を濡らす。
「……痛っ」
起き上がった途端、此処が洞窟だと言うのが分かる。
そして体の節々に痛みを感じて思わず顔をしかめた。
良く見ると腕には引っかかれた様な傷に血が流れていて時々流れる雫が腕に辺り鋭い痛みを感じる。
制服も所々破れていてまるで《何か》に襲われたとでも言わんばかりだった。
しかも自分の真横に目線をずらすと自分の持っていたらしい木の棒がある。応戦してたのか……?
カサッ…………
ふと、洞窟の外から《何か》がうごめく音がした。
気が立っていた上、何処か恐れている気持ちもあって思わず大声をあげる。
「誰だ!?」
返答は帰ってこない。音もすぐに消える……逃げたのか? と思いつつも洞窟の外へと向かってみた。
外へ行けば行くほど外の明るさを感じ、改めて此処が洞窟だと言う事を知らされる。
洞窟の外へと出ると、明るい日の中針葉樹が多く生えている森が見えた。どうやら此処は森の様だ。
そして、目の前には
「……!?」
人らしき、《何か》が居た。
そして《何か》は口角だけ吊り上げた奇妙な笑みを浮かべている。
何か、気迫なのか圧力なのか自分の中の酸素が薄くなる様な……奇妙な圧迫感を感じた。訳が分からない。
「……どうした? 私に臆したか?」
はらり、と歩くたびに《何か》の着ている黒色のローブが揺れて何処か雰囲気を感じさせた。
《何か》の一挙一動に何処か雰囲気やプレッシャーを感じるのは一体どうしてなのだろう……息を呑む。
そしてそんな反応はお見通しとでも言わんばかりに《何か》はにやりと笑った。
「声も出ないか? おっと、名を名乗るべきだったかな私の名は——————」
どすっ。
「え…………?」
《何か》の言葉はそこで不自然に途切れ、気付くと俺の腹に刃物が刺さっていた。
突然の衝撃と、痛みに俺はその場に倒れこむ。どくどくと血が流れ森の草を赤色に染め上げる。
奇妙な、光景だった。
「お前如きには、名乗れんな。櫻瀬憂」
きゃははははっ……と《何か》は甲高く笑うのが聞こえた。
そしてそんな笑い声を聞きながら、俺……いや、僕—櫻瀬憂は意識を失う。
最後にもう一度、奈央姉と、威風兄さんと笑いたかったな……