ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

世界をボードに魔術【ゲーム】のバトル   
日時: 2010/12/01 16:37
名前: もけもけ+α ◆kaIJiHXrg2 (ID: xiz6dVQF)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=7xLkWR31qEg&feature=related

知る人ぞ知る毎度お馴染み駄作製作機で御座います((誰?
あるときは禰音、またあるときは絶櫨だったりで
今書いている奴スランプでして、まったくてんで上手く書けないわけですハイ
凛としてというタイトルは合わないので変えました
名前をもけもけからNeonに戻しました
イメソンを付けてみた。曲は「ビートイット」

コメントは大歓迎です^^
コメントもらった日には一日中逆立ちしながら大喜びするような馬鹿なので

今までに無いコメント量で舞い上がっている今日この頃





>>1      序章


第一章  戦場に向うは海賊魔人、国へ向うは海賊魔神

§>>2§>>3§>>4§>>5§>>6§>>7§>>10§

第二章  戦場を駆けるは漆黒の流星、国を滅ぼすは紅の神剣

§>>11§>>14§>>15§>>16§>>19§>>20§>>27§

第三章  人を殺すは黄金の悪魔、人を生かすは紅の悪魔

§>>28§>>29§>>30§>>31§>>32§>>33§>>34§>>35§>>41§

第四章  彼女を見てはいけない、話してはいけない、関わってはいけない

§>>42§>>43§>>44§>>48§>>54§>>61§>>69§>>70§>>72§>>73§>>75§

第五章  リセット

§>>76§>>77§

第六章  死者の島、不死鳥の塔

§>>78§>>81§>>82§>>85§>>91§>>93§>>104§>>106§>>108§>>116§>>108§

§>>122§>>127§>>137§>>138§

第七章 終わりは始まり、夢は消える

オリキャラ募集は終了しました

■ 
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
性別  :
検体人間:(大まかには実験体か人間か魔族かの3通りですが、考えて書いてもOK
服装  :
容姿  :
備考  :
口調  :(口癖などあれば
得意技 :(流派、能力など
サンボイ:1つ以上であれば


只今のオリキャラ

>>12 ヴィオラs  罪木 耶麻
>>17 六s     涼岬 暦
>>21 黒帝s    アレン・メディロア(仮)
>>39 (V)・∀・(V) さん 赤喰 禮瞑
>>46  月夜の救世主さん  東 宗一郎





筆者のプロフィール


名前    :Neon
性別    :ご想像にお任せします
性格    :ネコ被りますよ、感じたように思っていてください
年齢    :15……のはず
主な出現場所:雑談掲示板、シリアス・ダーク板、横浜市の図書館
備考    :超絶馬鹿な本の虫、喧嘩がそこそこ強い


ネルのイメソン:Arrietty's Song / Cecile Corbel >>128
ジャックのイメソン:20世紀少年主題歌 20th Century Boy>>129

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28



Re: 世界をボードに魔術【ゲーム】のバトル    ( No.75 )
日時: 2010/10/26 18:15
名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: NN.yKTYg)

———1時間後———
ジャックの質問が、ついに消えた。
ネルは腰の剣へと手を伸ばすと、そのままジャックに向ける。

「私は、君まで死神にする事には耐えられない。ここでジャック、君を殺すことを選ぶよ」

手の中で剣をジャックが刀をクルクルと回すように回転させるとそのまま構えた。
型は、ジャックとまったく同じ夢想。
だが、同じ夢想でも鍛錬日数のわずかな違いで差が大きく開く。
4000年生きたネルと、ほんの十数年の年月の記憶と鍛錬日数しかないジャックには圧倒的に不利だ。
だからと言って、夢想に型のない剣技を使えばそれだけでも致命的と見て良い。


「気づいたみたいだね、その通り。夢想の鍛錬日数の差が私と君の力の差よ、君では私に勝てない」


分の悪さはそれだけではない、ネルにはまだこの段階から変身する能力が残っている。
この場で龍にでも変身されてみれば、それこそジャックを一撃であの世へ吹き飛ばすだろう。
そうなればそこでゲーム終了だ。

「殺されてやるかよ、俺は生き延びる。それで、チェスも、トランプも全て! 全ての不安要因をこの世から犠牲を払わず消去する! 俺が死ぬのは、それが終わってからだ!」


ジャックは怒りに任せて怒鳴り散らす。
元はと言えば、コイツがジャックにそれを教えたのだ。
今になって、ここまで来て止めるなんて事はしない。
自分の忌々しい力もだが、その力をこの世から完全に根絶すると言う目的があっての行動だ。

今更後に引く気はさらさら無い……!

ジャックは流れ星に手を伸ばすとクルリと手の中で回転させて構える。
双子と言うせいか、構えがまったく同じで両者共にズレがまったく無い。
だが、そんな構えには限界があり、その後の技能と身体能力がこの戦いではものをいう。
身体能力、技能面ともにジャックが明らかに劣っている事など戦闘を行う前から分かっている。


「だが、俺はここで死んでも構わない。殺されても目的は成し遂げる、目的を歪める気はねぇ」

咆哮を上げてジャックは斬りかかる。
一撃一撃を確実に撃ち込み、攻撃の隙を与えなければ良い。
そんな考えを持ち、ジャックは寝るに刀を振るうと、虚しくもネルのカウンターで振るわれた剣の一撃で流れ星は砕け散った。




———貴方は刀が使えない、逃げなさい———



あの声が、ジャックを小突く。

Re: 世界をボードに魔術【ゲーム】のバトル    ( No.76 )
日時: 2010/10/26 18:28
名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: NN.yKTYg)

死が、足音と共に近づいてきたのが分かる。
今そのときが、今この時が、今この場が、今ここで、


———俺の寿命が終わる———


そう悟らせる死の音が、ジャックの直前まで迫っていた。
それは、ネルの剣を振るう音、それは剣が空を裂く音、それは、ジャックの心臓が、突き刺される音。
それは、ジャックが心臓を突き刺され、ひざまずく音。
その全てが、死の音だ。

「チクショウ、俺はまだ死ぬわけには、俺はまだこの記憶を失うわけには……いかないんだ!」


心臓を突き刺され、膝を突いたジャックは地面にうずくまる。
心臓を突き刺されて数秒間、時間がスローに感じる。

走馬灯って、本当に死ぬ時は見ないんだな……。
ただ単純に、今までの事が懐かしい、そんな気分だ。

ゆっくりとした時間の中、ジャックは最後の足掻きで心臓に突き刺さった剣を引き抜くと、あらん限りの力を振り絞りネルへ投げ飛ばした。
だが、そんなものあっさりと避けられて終わりだ。


意識が……遠くなってきた……。


「……」


「……、きろ」


「……、起きろ」



「ジャック、目を覚ませよ」








「ジャック、君が適合した」





目を開くと、あの時の、トランプ適合直後のあの場所へと戻っていた。
目の前にいる学者は、ジャックの最も殺したい人物だった奴。
今度は何処まで、リセットされた……?


Re: 世界をボードに魔術【ゲーム】のバトル    ( No.77 )
日時: 2010/10/27 13:25
名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: NN.yKTYg)

目の前には、適合実験の最高責任者。
今はまだ戻ってからの記憶が薄っすらとある、事の元凶はこの男!
そいつは、近くの台に記録を乗せるとジャックの方へと向いた。
まったく警戒などしていない、殆ど無防備。
今なら……この瞬間なら、



———殺すことが出来る———



ジャックの体は頭が命令を出す前から既に動いていた。
奴の首を狙い、確実にこの後にゲームの駒が現れぬようこの場で適合前の力を全て破壊する……!

その直後、不規則にジャックの体が揺れる。

マジかよ……体の……コントロールがまだ完全に出来ていない……!

そんな事など関係なかった。
体が揺れた直後、台の上のメスを一本握ると、倒れる直前に奴に突き刺す!

メスは見事に奴の頭蓋骨を貫通し、脳みその一部を抉り出した。
そのとたん、ジャックは急激に力が抜けるのを感じた。
まるで、今すぐに死んでしまいそうなくらいの疲労感、激痛が。
体というよりも、魂を貪り喰っているかのようなまでのものが……!

そうだ。
俺は死ぬ前に、人はもう殺さないって決めたんだ。死ぬ前の制約を、今破ったんだ。

「そうか。俺はやはり、死ぬ運命なのか……」







ゲームによる世界の滅亡まで後2年。

Re: 世界をボードに魔術【ゲーム】のバトル    ( No.78 )
日時: 2010/10/29 16:09
名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: NN.yKTYg)

「ジャック、起きなよ」




その言葉で目が覚めた。
誰だかわからない女が、俺の目の前で椅子に腰かけている。
青い瞳がジャックを覗き込む。

「時は満ちた、ゲームの兵隊たちを一掃するよ」

その言葉と共に、背後からまた見た覚えのある男がジャックへと歩み寄った。
なんだか少し不良っぽいそいつは、

「2年ぶりだな、オマエは変わんない様だが……。俺は滅亡前から生きているから、少し老けたぞ」

……滅亡前……滅亡前……

ジャックの脳内でその言葉が復唱される。
それは脳内だけでは留まらず、

「滅亡……滅亡……」

口から放たれた瞬間、走馬灯のように今までの記憶がこみ上げてきた。
そうだ、殺してはいけないのに殺して、死んで、滅亡まで今は、

「後どれだけしたら世界は消える……? それと、ここは何処だ? 」

「5時間半で世界の生命が消滅する。ここは、歴代魔神の神殿とでも言うべき所、不死鳥の塔よ」

ネルはゆっくりと答える。
そんなネルにもどかしさを感じたのか、ジャックは急いでベッドを飛び起きると、

「ウィルスだっけ? 何処で造られる !?」

「君の適合実験をしたのと同じ、第3研究所。私たち不死鳥は寒いのが苦手でね、今は冬だし、戦力は半減するかもしれないけど後で確実に応戦に向う。先に行って、内部を混乱させておいて」

Re: 世界をボードに魔術【ゲーム】のバトル    ( No.79 )
日時: 2010/10/27 15:06
名前: からあげ ◆qTm8IKA.tA (ID: d3Qv8qHc)

世界の滅亡か…


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28



この掲示板は過去ログ化されています。