ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ヤミヤミさん
- 日時: 2010/10/10 11:09
- 名前: 鏡花水月 (ID: 8hgpVngW)
頑張ります。
+*目次*+
登場人物 >>1
プロローグ (?) >>8
第一話 >>5
第二話 >>9
+*お客様*+
アキラ様 花音様
dr様 空海様
- Re: ヤミヤミさん ( No.16 )
- 日時: 2010/10/10 13:08
- 名前: 鏡花水月 (ID: 8hgpVngW)
駆け出して、部屋の前に来た時。
彼は膝をついて信じられないとでもいうような顔をしていた。
私はそんな彼の頭上に向けて、手に持っている包丁を振り上げる。
「これは…お前が…やったのか。」
私の腕は彼の——侑士の頭上からほんの2〜3cmくらいの所で止まる。
そっと包丁を床に置いて、彼の目の前に立つ。
「違うわ。これはね、パパがやったのよ。」
そう、パパがやった。
パパが壊れてから週に一回は持ってくるのだった。
そして、月に一回ほど、お気に入りを決めて、大事にしまう。
その後、パパは決まって愛でるのだ。
人の、私の本当のママの首を。
「凄いでしょう素晴らしいでしょう貴方ももう直ぐでこの仲間になるのよ」
私は呼吸を入れる事も忘れ語り始める。
「貴方は綺麗ね美しいわねでも私のお気に入りになるのは可哀想ねでも運命は変わらないのよ」
私は壊れる。
パパも本当のママを見つけた時はこんな感じだったのかしら。
「うぎぎぎぎ、あががががが、うぎゃげがごぎゅ」
自分でも、何が言いたいのか分からない、ああ。
がぐ、思考を止めないといけない、ぎぎ。
ぎぎぎ、がががあああ。
「星火…っ。」
「えへへ、ねえねえ、早くぅ♪」
「落ち着けよ、星火…っ。」
「ががぐぐ、ぎぎぎ、うぎいいい。」
私は落ちている包丁で自分の腕を刺す。
血が溢れて、止まらない。
私は構わず傷を抉るように包丁で刺す。
ああ、止まらない。
快感、快感、カイカン、かいかん。
「あははは、ぎぎぎぎ、いいぐぐぐぎ」
「———ッ止めろって、星火……っ」
私は目の前に広がる無数の首を見ながら。
後ろに居る侑士が苦しみ、悶える様を想像しながら。
好きで好きでたまらない人の首をくっつけて亡くなったパパの幸せそうな表情を思い出しながら。
私は今、壊れ始める。
「星火………っ。」
「いいい、あ、ぐぎぎいい」
「星火……落ち着けって……。」
私は手を伸ばす。
来夢の顔と侑士の顔に手を添えて。
私は叫んだ。
「大好きよっっっっ!!!来夢もっ侑士もっ!!」
- Re: ヤミヤミさん ( No.17 )
- 日時: 2010/10/10 14:15
- 名前: 花音 ◆L4/iHEg6iQ (ID: ktFX/uOB)
シリアス…!ってかダーク!!←(当たり前だ
続きめっちゃ気になる!
頑張って。(^^)
- Re: ヤミヤミさん ( No.18 )
- 日時: 2010/10/10 14:23
- 名前: 鏡花水月 (ID: 8hgpVngW)
>花音
ハッハッハ←
気になるか!!
頑張るよ♪花音の為に←キモ
あ、因みに言っておこう。
叫んだ後はずーっと高らかに笑い続ける様を想像してね。
- Re: ヤミヤミさん ( No.19 )
- 日時: 2010/10/10 14:27
- 名前: 花音 ◆L4/iHEg6iQ (ID: ktFX/uOB)
ホント?ありがとう☆←
うわお!!!なんかそれめっちゃ想像できる!!(想像中)
……あ、何か夢に出てきそうだな。
- Re: ヤミヤミさん ( No.20 )
- 日時: 2010/10/10 14:28
- 名前: 鏡花水月 (ID: 8hgpVngW)
>花音
ホントだよ。
君を一人にしないよ…。←誰だよ
想像できちゃう!?
…夢に出てくるよ〜フッフッフ〜♪
星「黙りなさいよ。」
ぎゃふっ←
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