ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ヤミヤミさん
- 日時: 2010/10/10 11:09
- 名前: 鏡花水月 (ID: 8hgpVngW)
頑張ります。
+*目次*+
登場人物 >>1
プロローグ (?) >>8
第一話 >>5
第二話 >>9
+*お客様*+
アキラ様 花音様
dr様 空海様
- Re: ヤミヤミさん ( No.1 )
- 日時: 2010/10/08 18:27
- 名前: 鏡花水月 (ID: 8hgpVngW)
+*登場人物*+
☆…女 ★…男
+*闇波 星火
-seika yaminami-
☆ 語部
+*亜玖奈 侑士
-yushi akuna-
★ 星火の好きな人(?)
+*花芽 咲歩
-sakiho haname-
☆ 星火の友達
+*夕坂 来夢
-raimu yusaka-
★ 星火の悪友
- Re: ヤミヤミさん ( No.2 )
- 日時: 2010/10/08 22:23
- 名前: 花音 ◆L4/iHEg6iQ (ID: ktFX/uOB)
頑張って☆←
登場人物紹介、なんかカッコいい!!
そして名前が素敵!(^^)
- Re: ヤミヤミさん ( No.3 )
- 日時: 2010/10/09 07:30
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
名前に惚れたです(*^^)v
頑張って下さい
- Re: ヤミヤミさん ( No.4 )
- 日時: 2010/10/09 11:09
- 名前: 鏡花水月 (ID: 8hgpVngW)
>花音
来てくれたんだね〜(^^)
うん、頑張りますっ!!
カッコいいか、そうかっ!!
名前、素敵か!!…花音の方が素敵だよ☆←
>アキラさん
何故か皆名前に反応するんですね!!汗
はい、頑張ります(^^)
- Re: ヤミヤミさん ( No.5 )
- 日時: 2010/10/09 11:58
- 名前: 鏡花水月 (ID: 8hgpVngW)
穏やかで、平凡で、普通の友達も沢山居て。
普通の人なら望めるこの3つの条件を私が達成する事は無い。
憧れは、所詮憧れだから。
パパがくれたプレゼントは、私には誰も欲しがらないモノだった。
そんな私は皆にこう呼ばれていた。
ヤミヤミ(闇病み)さん
憧れとはかけ離れた私は、闇の中で静かに息を潜めて。
闇から出るのを待つばかり。
「おーい、星ちゃーん、出ーておーいでー。」
外から甲高い、咲歩の声が聞こえる。
私は『部屋』から出て行った。
パリパリの制服を不快に思いながらも外へと足を踏み出す。
外になんて出たくなかったんだけど。
ま、たまに行けばいいかと思って。それに『綺麗』な人にも出会えるかも知れないし。
だって、一応『恋』は出来るもの。…『変』だけど。
「星ちゃん、遅いよー。待ちくたびれたよー。」
「…急に来られても、困るの。」
「でもでも、星ちゃんは目覚まし何個あっても起きないじゃんかぁー!!」
…だって、眠いし。
「早く行こうよー。うー、楽しみだー。」
「そんな楽しみじゃなさそうな声で言われても。」
「もー。星ちゃんテンション低すぎー。」
何、この噛み合ってない会話は。
咲歩にテンション低いって遠回しに言ってるのに、逆に言われ返された。
咲歩はちょっとだけ早足になる。
「ほーらー行っくよー!!」
「…。」
+*+*+*
只今、学校掲示板前にて。
新しく高校生になった私は、咲歩にクラスを見に行かせてから5分。
…いくらなんでも遅くない?
「せ…星ちゃーん、おまたせーぃ…。」
「ええ、凄く待ったわ。」
「じゃ…じゃあ星ちゃんが行けば良かったじゃーん!!」
「人込みは嫌いだもの。」
「…もうっ。」
咲歩に背中を叩かれて咳き込む。
身体が強いわけでもないのに、叩かないでよ。と目で訴える。
すると、私の傍に大きな影が現れた。
「おい、どけろよ。」
「ちょ…星ちゃんどけて、どけて。」
「何でよ。」
咲歩は「あちゃー」とでも言うように片手で顔を覆う。
上から見下されてるのは、気に食わないわねー。
その人は、顔立ちの整った、中性的な人だった。
私は何かにとり付かれた様にその人の頬に手を添える。
「…美しい…『綺麗』だわ…。」
「あ…亜玖奈さん、コイツあの『ヤミヤミ』ですわ〜。関わらない方がいいっスよ!!」
「…離せよ。」
私は離さなかった。
声なんて聞こえない。ただ、思う。
この人が、欲しい。
「星ちゃん、よしなってば!!」
咲歩の言葉で我に返る。
私はパッと頬から手を離した。
「…。」
「失礼したわね。」
「…お前…。」
亜玖奈と呼ばれるこの人は一言呟くと、苦しそうに顔を歪め、校内へと消えていった。
何なのかしら、あの態度は。
でも、学校もさほど悪くはないわね。
そう言えば、そろそろ『変更』の時期かしら。
ああ、そうだわ。『お部屋』の整理をしないといけない。
彼を入れたとしても、少し減らさなければならないわね。
腐ってるのもきっとあるわね。
「はああぁぁ…怖かった!!」
「何処がよ、とっても綺麗じゃない。」
「顔はね!!でも、怖いしさぁ…。」
「フフッ…弱虫ね。」
「へへへっ…って笑えないよっ!!」
咲歩は見事なノリツッコミを披露する。
アレ、そう言えば、この子は昔から『お気に入り』じゃないわね。
何故かしら。あ、そうだったわ、顔が綺麗じゃないのよ。
だって…黒いし。
「んー?何、あたしの顔に何かついてる?」
「身体全体に海苔がついてるわよ。」
「え?…つまり日焼けしていると?」
理解遅い、反応遅い。鈍感過ぎる。
でも、人の変化には人一倍早い。きっと、私が居たからだと思う。
「ねー、あたし、星ちゃんのお家行きたーい。」
「…駄目だと思うわよ。一応、聞いてみるけど。」
「えー?誰にー?」
「…教えないわ。」
「えー?何だよー言えよー言ってくださいー。」
しつこいわね、咲歩ったら。
あ、でも彼なら部屋に入れてあげてもいいかも。
何れは入るのだから。
「あ、ねーねー。無神経な事聞いてもいいー?」
「ええ。咲歩のそもそも存在自体無神経だからいいわよ。何今更気にしてるの。」
「ちょ…失礼な!!…星ちゃんのお父さんって何で死んじゃったの?何か、おかしいなって。」
「…元からおかしかったのよ、あの人は。…強いて言えば美を求めすぎて、愛を求めすぎて、自分の身体を、求めすぎて。…何れ私もそうなるのよ。」
「えー、何それー。」
最後のは奇跡的に聞こえてなかったみたいだ。
否、咲歩の事だ。聞いてて知らないフリをしているのかもしれない。
咲歩は面白い事に興味を持つから。…あ、それじゃあパパが亡くなった事が面白いみたいじゃない。失礼…。
一応言っときます。私は、彼が学校内に居ない事を知り、帰りました。それも、HRの途中で。
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