ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ヤミヤミさん
日時: 2010/10/10 11:09
名前: 鏡花水月 (ID: 8hgpVngW)




                     頑張ります。





                      +*目次*+

                    登場人物  >>1
                   プロローグ (?) >>8
                     第一話 >>5
                     第二話 >>9


                      +*お客様*+

                    アキラ様 花音様

                      dr様 空海様

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Re: ヤミヤミさん ( No.6 )
日時: 2010/10/09 12:34
名前: dr (ID: Z335tRta)

こんちゃーっす。来たぜ☆(図々しくてすまぬ((汗

うむ。名前かっこいいね。凝ってる。
何か他のと一味違う。…気がする。

何はともあれ、続き楽しみにしています^^

Re: ヤミヤミさん ( No.7 )
日時: 2010/10/09 14:32
名前: 鏡花水月 (ID: 8hgpVngW)

>dr

お前、来るの遅いよ。←
なーんちゃって、嘘嘘!!ごめんってww

やっぱ名前に反応するのか!!(^^;)
他のと違う…気がするか!!

うん、楽しみにしてて!!
という反面、drが来るのも楽しみにしてるよ(^^)

Re: ヤミヤミさん ( No.8 )
日時: 2010/10/09 14:48
名前: 鏡花水月 (ID: 8hgpVngW)

今、気付いた事。
最初のプロローグ的なものを書き忘れていました。
今から書きます、すみません。

+*+*+*

            ある日、彼女は人の生首を掴んで学校へやってきた。

                   それは男性の生首だった。

               彼女は妖艶な笑みを浮かべて、言った。


               「…ジロジロ見るんじゃないわよ…。」


               彼女は生首を持ったまま、教室を出た。

              皆はその日から彼女をこう呼ぶ様になった。

                 “闇に溺れた病んでいる少女”




                   ヤミヤミ(闇病み)さん

Re: ヤミヤミさん ( No.9 )
日時: 2010/10/10 11:06
名前: 鏡花水月 (ID: 8hgpVngW)

「これはいいわ…。これは…駄目ね。これも…これも腐ってるわ。これは……相変わらず綺麗ね。これ…これは……何時まで経っても綺麗なままね…。まったく、パパも余計なものを残したもんだわ。片付けるのも一苦労ねー。」
「星ちゃーん、あーそーぼーっ!!」
「…咲歩?」

外から咲歩の声が響いてくる。毎回毎回近所迷惑なのよ、あの子の声は。
せっかく整理しようと思ったのに。あの子は何時も邪魔してくるわね。他に遊ぶ人、いっぱいいるでしょうに。
ひっそりとカーテンをあけようとするが、無理矢理それを制御する。
この部屋から外を覗いて、部屋の中を見られるわけにはいかないっ。
学校ないんだから、ゆっくり呼吸出来ると思ったのに…。
するとこの部屋のドアが開いた。私はドアの方を見る。

「…何だ、来夢か。びっくりさせないでよ、咲歩かと思ったわ。」
「またこの部屋に居んの?相変わらずえげつねぇな、この部屋は。お前も、よくこんな所を整理しようとか思うよな。」
「…パパの遺伝なのよ。私はこれを見たって、綺麗だなぁとかしか思わないわ。」
「うへー。……腐臭…。」

部屋に入ってきたのは来夢。この部屋を中身を知っているのは来夢とママだけ。
もっとも、ママもパパを見捨ててどっか行っちゃったんだけどね。

この部屋の中に、私が取ってきたものは無い。
全部、パパのもの。言わば、形見、だから。

「今日はさ、咲歩ちゃんがさ、亜玖奈侑士を連れて来てたもんだからびっくりしたよ。」
「ああ、昨日の綺麗な人の事ね。」
「綺麗って…お前、まさか…。」
「フフッ…だって、綺麗なんだもの。文句があるなら、私をこんなにしたパパに言ってもらえるかしら。」
「あの人は…無理。第一、死んでるじゃねーか。お前もおじさんみたいな死に方すんの?」
「どうかしらね。」

私は笑みを浮かべる。
来夢はこっちを見て、顔を歪める。

「さあ、行きましょう?大丈夫よ、今日はしないから。」
「今日は…って…。」

私達は玄関へと向かう。
一人は、顔を歪めて。まるで哀れむような目をして。
一人は、心の中で高笑いをしながら。

+*+*+*

「星ちゃんのお家って初めてだー、豪邸だー。でも何で来夢君居るの?」
「俺?俺は、まあ、何だ。公認だからいーのー♪」
「えっ!?親公認!?キャー!!」

その横で亜玖奈は俯いて嫌そうな顔をしている。
玄関から、一歩も動こうとしない。

「…どうしたのよ、入りなさい。」
「いや、帰る。」
「…何しに来たのよ。」
「アイツに引っ張られてきた。強引に。」

ああ、そういうこと。
私は心の奥で咲歩を睨みながらにっこりと微笑む。

「ま、いいじゃない。えっと…侑士…?」
「…。」

侑士はとっても無口みたい。
名前の呼び捨てが気に入らなかっただけかもしれないけど。
侑士は咲歩を案内した方向と違う方向へ足を踏み入れる。
…ヤバい!あの部屋の方向だ!
慌てた私は侑士の前に立ち塞がる。
助けてよ、来夢……っ。

「…どけろ。」
「……レディのお家を探索するなんて、いけないわ。何故その方向へ向かうの?」
「腐臭がする、人が腐ってる臭いだ。」
「来夢……っ。」

何なのよ、コイツはっ。
動物みたいに鼻利かせるんじゃないわよっ。

「待って、待ってよ。話すからっ。だからあの部屋には行かないでぇ……。」
「…。……さっさと話せ。」

まさか、言えって言われるとは。
来夢が早く来てくれないからよ、あのノーテンキ野郎…。

「あ…っ、あの部屋には…人…人の…んぐ?」
「はい、そこまでー。」

来夢はナイスタイミングと言いたいのか目配せしてきた。
私は来夢の弁慶を思いっ切り蹴ってやった。
侑士はしめたと思ったのか私と来夢の横を通り抜けて行った。
来夢はそんな侑士の背中に一発蹴りを入れる。

「行ーくなって。あそこ行ったら吐くぞー。脅しじゃねーかんな。」
「いーわよ、来夢。全部言うから。」
「いや、駄目だろ。」
「何でよ、いいじゃない。」
「だーめだって。吐いたらどーすんの。」

侑士が吐いたら?
そんなの、あの部屋にぶち込むに決まってる。
だって、侑士は私の運命の人だもの。
パパが、あの人を見つけた時のように、私も。
やっぱり、パパと私は変な所で似たわね。
パパに似るくらいならあの人に似た方がマシ。
何だって、あんな腐臭がする部屋に行かなきゃならないのよ。
あんな誕生日プレゼントってない!
まあ、腐臭って言っても私は平気なんだけどね。だって、あの部屋にあるのは皆『綺麗』だし。

「……黒嵜美和子を…知っているか。」
「黒嵜美和子……って…… ! 」
「え、何。星火知ってるの?」
「答えろ、ヤミヤミ。」
「ちょ…ヤミヤミじゃないわよ!私には闇波星火って名前がちゃんと…」
「お前が……闇波……裂夜…。」

侑士は酷く苦しそうに顔を歪め、下唇を噛む。
闇波裂夜……ってパパじゃない!

「パパが…どうかしたの?」
「パパ…?お前、闇波裂夜の娘なのか!?」

急に肩を掴まれ、壁に押し付けられる。

「いった……。」
「おい、亜玖奈…よせよ。」
「言えっ!吐けっ!!言わないなら部屋に入るぞ!!」

侑士は私を置いて一人、部屋に向かって走る。
来夢も走ろうとしている。

「待って。来夢。」
「え。」
「来夢は、咲歩を帰らせといて。咲歩もこっちに来たら、たまんないわ。」
「でも…っ、アイツ……っ。」
「大丈夫……私が始末しておくから……。」
「…。」
「返事は。」
「…………分かったよ。」

来夢は咲歩が待つ部屋に走る。
私は、あの部屋に駆け出した。































              ついに、あの『綺麗』な顔が私の手に———

Re: ヤミヤミさん ( No.10 )
日時: 2010/10/09 21:49
名前: 空海 (ID: IM1prAsV)

読んだぜよ
おもしろwww
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