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復讐に魂を注ぐ者
日時: 2010/10/21 19:12
名前: くれあ (ID: TSqMPs/A)


母、父、姉、彼…。

彼らを殺.した犯人も知らない。

連絡先も知らない。

そこに手を差し伸べてくれたものがいた。

「復讐に、魂を注ぎますか…?」

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Re: 復讐に魂を注ぐ者 ( No.1 )
日時: 2010/10/21 19:19
名前: くれあ (ID: TSqMPs/A)

「へ?」

「今、とても憎い人がいるでしょう。
私が、復讐に協力します。」

いかにも怪しい恰好をした人だった。
「tv出演、してもらってもいいですか?」

「tv…犯人が、見つかるなら。」

「やはり、にくい人がいるのですね。」
そして、男は不敵な笑みを浮かべた。

「それでは、どうぞついてきてください。」

自分は、不思議に思いながらも男の用意した
黒の車に乗る。
「…何故、相手が憎いのですか?」

「私の大切な人を……!!!!」
「…殺されたのですか。」
彼はさとるかのように答えた。

Re: 復讐に魂を注ぐ者 ( No.2 )
日時: 2010/10/21 20:19
名前: くれあ (ID: TSqMPs/A)

「…そうです。」
「お可哀想に…。
まあ、我慢してください。いつか、貴方の望む
復讐が叶えられるでしょうから。」

復讐…。したいとは思っても、それが行動にまでは
出なかった。復讐なんて、何を勘違いしているのか?
そんな不現実なこと、できるわけない。と思っていたが、心の底ではいつも憎しみ、復讐したいという気持ちがあったのだろう。それは、友達と遊園地にいって
思いっきり楽しんでいる時でも、ホテルかどこかにいってゆっくり過ごしている時も、だ。

「ここです。」
そう思っているうちに、いつのまにかついていた。
それは、自分もテレビでよくみるチャンネルのテレビ局だった。

「なんでここに?」
「先ほども言いましたが…テレビ出演してもらうためです。」


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