ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 無題『〜第Ⅰ章nothingness〜』暫く更新中止
- 日時: 2010/12/15 00:51
- 名前: 舞音子 (ID: .ZLG9XHf)
プロローグ
小さい時よくテレビでファンタジーやアクションなんかのアニメを見ていたのを今でも鮮明に覚えている。
そしてさまざまな感情が芽生えたときに小説というものに出会ったのも覚えている。
それらのなかの物語はどれも魅力的で実際にこうなってほしいと願うものばかりだった。
退屈な日々が一変し世界を変える冒険に旅立つってのを一度は体験してみたいと思っていた。
そして結局は世界は救われ旅の途中で出会うヒロイン的存在の美女と結婚してみたいなとも思った。
が、違った・・・・・・・・・・
あれは冒険でもなんでもなく・・・・・・・・
『登場人物』>>6
『#1』>>1>>2>>3>>4>>5>>7
『〜第Ⅰ章nothingness〜』>>8>>9
何度も題名変えてすみませんっ;;
じっくり考えてつけたいと思います((
- 無題『#1』 ( No.2 )
- 日時: 2010/12/02 16:48
- 名前: 舞音子 (ID: .ZLG9XHf)
「・・・・・・・・そして今日の1時間目の理科だけど担当の松崎先生が体調不良でお休みなされているため自習だぞー。」
担任の溝川が今日のおおまかな予定を行っている間、男子諸君は宿題に黙々と取り組んでいたが「自習」という2文字を聞いた途端目がキラキラ輝きだし歓声を上げる。
「んじゃ自習の準備しとけよー。」
そう言ってSHRが終わり溝川は教室を出ていった。女子は自習の準備を始め一部の男子は宿題の「書写」を黙々と進め宿題をやっと終えた残りの男子はケータイいじりやゲームを始める。
優徒とはいうと自分の前の席の女子からお菓子をもらい口をもぐもぐさせながら未だに宿題の「書写」を続けていた。
午前8時15分------------
1時間目の始業の鐘が鳴る。
隣のクラスからは必至に数学を教える熱血教師滑石の声が響いている。
一方このクラスからは男子諸君の娯楽に対する喜びの声が響いている。
優徒もようやく宿題を終えケータイいじり。メールが1通届いている。
『いま数学ー(-。-)y-゜゜゜』
隣のクラスの水嶋妃奈からのメールだ。最近聞いたのだが妃奈は優徒に一目ぼれしロックオンしているという噂らしい。
適当に返信をし終えたとこでさきほど「がり勉」と散々言葉を浴びせてきた隣の席の永田稔広がいきなり話題を口にする。
「なぁなぁなんで理科の松崎休みだと思う?」
「風邪じゃねぇのー」
ケータイをいじりながらこれまた適当に返事をする。
「風邪はありえねぇだろ。だってあいつ今まで人生で一度も風邪引いたことないとか自慢してたじゃん。」
腕組みをしながら、よほど休んだ理由が気になるのだろうか真剣なまなざしでこちらを見ているのがわかる。
「じゃぁ人生で初めて風邪引いたんじゃねぇの。」
「ありえる。」
とお互い顔を見合わせて笑った。
- 無題『#1』 ( No.3 )
- 日時: 2010/12/02 16:49
- 名前: 舞音子 (ID: .ZLG9XHf)
キーンコーンカーンコーン
四時間目の終業ベルが鳴りまったく授業の内容が理解できないまま古典が終わった。
「飯だー!!パン買いにいこうぜー!」
と複数の男子が購買部へ急ぐ。購買部のパンは全校生徒から好評で種類が豊富なため昼休み開始わずか10分で売り切れるのだ。
「お前パンはいいの?」
いつも昼休みになると真っ先に教室を飛びだしていく永田が今日は家から持ってきた弁当を広げくらいついている。
「まぁ時にはパンがなくても死ぬわけじゃないだろ?」
とにっこり笑顔をこちらに向け再び弁当にくらいつく。
「そう言えばお前水嶋とどうなった?」
口をもぐもぐさせながら間抜け面で永田が聞いてくる。最初に水嶋のことを話したのは永田だ。理由は席が隣だからだ。
「なんもねぇよ。」
そういう恋愛事の話題はあまりしたくなくて話題を切り換えようとしたが永田が
「メールしてんだろ?」
と詰め寄り聞いてくる。
「いつも適当に返してるだけ。」
と言いながらケータイの画面をちらと見るとまたもやメールが一通届いている。どうせ水嶋だろうと思い今は返信しないことにした。
「水嶋かわいそー。あいつ男子の間じゃ結構人気だぜ?」
卵焼きにくらいつきながら話されているため聞きとるのが少々難しい。
「そうかいそうかい。」
この話題はもううんざりしたためバッグかた弁当を取り出し昼食をとることにした。
- 無題『#1』 ( No.4 )
- 日時: 2010/12/02 16:50
- 名前: 舞音子 (ID: .ZLG9XHf)
キーンコーンカーンコーン----------
五時間目の始業の鐘が鳴り生徒たちは慌てて自分の席に座り教室には国語担当の先生が入ってくる。
「昨日古今和歌集が終わったため今日からはまた現代文に戻る。教科書の112ページを開いて。」
みんなが教科書を開き授業を受ける体制にはいる間、先生は黒板の右端に縦長に今日の現代文の題名「虚無」書く。
「準備はできたか?それじゃぁ下を向いている綾瀬!虚無の意味を言ってみろ。」
自分の名が呼ばれたため水嶋からのメールに返信している指を止め慌ててケータイを机の中に隠し立ち上がる。
「え、えっと〜・・・・」
頭の中で言語力の全てを集中させ答えを探すが今まで「虚無」などという言葉は聞いたことがなくお手上げ状態だ。
隣の席の永田が立っている優徒を見上げながらクスクス笑っている。
「もういい、あとでケータイで調べみろ。」
と先生は優徒に皮肉気味にそう言い座らせた。教室中に波紋状に笑い声が広がる。
「虚無とは何物もなく、むなしいことだ。最近虚無を感じたことがあるか永田!」
この先生の悪い癖は生徒たちにゆとり感を与えず唐突に当てることだ。
隣の永田が立ち元気よく答える。
「綾瀬くんが虚無の意味を知らなかったことです。」
うけを狙い見事にクラスにうけたことに対し教室中にまた笑いが起こる。優徒を除いては。
「座っていいぞ。じゃぁ早速読むぞー。」
座った永田を睨むが永田はピースサインを返してくる。
「オレをネタに使うな。」
「オレの勝手だろ」
小声でそう言いあうとまたもや先生に注意された。
- 無題『#1』 ( No.5 )
- 日時: 2010/12/02 16:50
- 名前: 舞音子 (ID: .ZLG9XHf)
「だぁー!!疲れたーー!!!」
指定下校時刻午後7時。部活を終えた生徒たちがわいわい喋りながら帰途につく。
優徒は同じバスケ部の並河宗助と校門で永田を待っていた。
「いつも校門で大声出すにやめろよな。」
優徒が並河に冷たい視線を送りながらそう言う。帰る生徒たちがちらちらとこちらを見てくる。
「なんでだよー。感情を表に出すことはいいことだぞ!」
ニィッと笑いながら親指をグッと立てるがどう対応したらいいのかわからない。
「じゃぁね綾瀬くん」
肩をポンとたたかれ耳元で囁きながら水嶋が友達と帰っていく。友達から肘を小突かれかわいらしい笑みを浮かべている。
「水嶋って大胆だよなー」
頭の後ろに腕組をしながら並河が感嘆の声を漏らす。
「おッ待たせ」
またもや耳元で誰かが囁いたが今度のには鳥肌が立った。
「お前かよ!おせーよ!」
驚いたのと恐怖心で思わず大声を出してしまう。囁いたのは永田だった。首にタオルを巻いて野球部専用のエナメルバッグを担いでいる。
「優徒ー、大声出すなよー」
並河が皮肉たっぷりにそう言う。明日バスケの練習時に思いっきりファウルをくらわせようと決意した。
「うるせぇ、帰るぞ!」
「「はいはい」」
永田と並河はお互い顔を見合いプッと笑いながら優徒の横に並んで帰途についた。
- 無題 ( No.6 )
- 日時: 2010/12/02 16:51
- 名前: 舞音子 (ID: .ZLG9XHf)
遅くなりましたが・・・・・
〜現時点での登場人物紹介〜
・綾瀬優徒(アヤセ ユウト)
家族構成・・・・『父・母・弟』
容姿・・・・『身長165㎝と男子にしてはやや低め 髪は耳が半分隠れるほどの長さ 瞳の色は黒』
備考・・・・『部活はバスケ部。家では漫画やケータイいじりで宿題は基本家でする派 明るくて社交的 親しまれやすいタイプ』
永田稔広(ナガタ トシヒロ)
家族構成・・・・『母・兄・妹』
容姿・・・・『身長175㎝ 坊主で縦長い輪郭と大きな瞳が特徴 あと先のことは何も考えずにつっきるタイプ』
備考・・・・『野球部に所属 優徒は席が隣同士 優徒とは高校で知り合ったにも関わらずなんでも話せる仲 幼い頃父が行方不明となり警察では事故ですでに亡くなったとかたずけられた』
並河宗助(ナミカワ ソウスケ)
家族構成・・・・『父・母』
容姿・・・・『身長170㎝ 髪がぱさついており少々乱れ気味 顔はインド系の血をひいてるように見えるがまぎれもなく純潔の日本人』
備考・・・・『優徒と同じバスケ部に所属 面白いことが好きでいつも人を笑わせている 話していると大声に時々なってしまうのが癖』
水嶋妃奈(ミズシマ ヒナ)
家族構成・・・・『父・母・妹』
容姿・・・・『身長153㎝ 顔立ちが良く髪は胸元ほどまで伸びた黒髪ロングストレート 肌が白い』
備考・・・・『吹奏楽部の所属 優徒に思いを寄せている 恋には前向きでどんな行動にも恥ずかしがらず大胆』
物語が進んでいくうえでキャラ追加していきますっ!
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