ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- リアルインターネット
- 日時: 2010/11/18 15:34
- 名前: ちーちゃん (ID: XkXzKb57)
はじめまして&こんにちわw
知る人ぞ知る(なんじゃそりゃ)ちーちゃんですw
ほとんどはコメ側なんですけど書きたくなって書きましたw
えっと、荒らしをしない、グロ苦手、著者キライ
に当てはまる人はまわれ右して下さいw
まぁこんな駄作を最後まで楽しんでみていただけたら幸いですw
- Re: リアルインターネット ( No.2 )
- 日時: 2010/11/19 19:41
- 名前: ちーちゃん (ID: XkXzKb57)
第一話
「あふ…」
俺は大きな欠伸をする。
かったるい授業がBGMに聞こえる。
「では、問い3を、山城興樹(やましろこうき)、答えろ」
げ…聞いてなかった…!
「えっと…その…」
思わず隣の席の女のノートをチラ見。
隣の女、浅田奈央(あさだなお)は睨む。
「唐招提寺…」
ヒソっと声を立てて言う。
「えっと、唐招提寺です…」
「うむ、座れ」
ホッとした。浅田に礼をいう。
「さんきゅ」
「別に…」
そういうとプイ、と顔をそむけた。
なんだよ、変な奴だな!
まあ、一回あてられたからもう当てられないだろう。
そう考えて窓に目をやる。暇な時はコレが常識。
「カァカァ」
カラスが飛ぶ。電柱にとまった。
「カェカェ」
ん?今変な鳴き声だったな。
「カェーカェー」
変な鳴き声のまま、空へ飛び立って、やがて空に消えた。
そういや、カラスが変な鳴き声だったら、不幸の前触れってなんかで見たな…
キーンコーン…
お!チャイムだ!ようやく昼休みかよ…
ぐぅぅ…
腹が鳴った。でも、俺は昼を食う前に行くところがある。
- Re: リアルインターネット ( No.3 )
- 日時: 2010/11/21 10:43
- 名前: ちーちゃん (ID: XkXzKb57)
第2話
ガラガラガラ…
パソコン室の扉をあける。
薄暗い部屋に照明を付ける。
誰もいない、静かな空間。
俺はそのあたりの椅子に座ってパソコンと向かう。
電源を入れる。
ヴォン…
パスワードや色々めんどくさいことをすませる。
「さてと…♪」
インターネットを開く。
《リアルインターネット》と検索する。
クリックすると画面いっぱいに暗闇が広がる。
そこに真っ赤な文字で『リアルインターネット』
という大きな文字と、その下にログイン、新規作成とある。俺はもう見慣れた画面だ。
『リアルインターネットへようこそ…
初めての方は新規作成、そのほかの人はログイン画面へお進みください…』
誰かの女の声が聞こえる。俺はログイン画面へ進んだ。
『リアルIDとパスワードをどうぞ…』
また女の声が聞こえる。
「えーっと、《badknightdream》っと…」
badknightdream…すなわち『悪夢』を示す単語だ。
パスワードを静かに入力する。
『IDとパスワードが一致しました…
ようこそ…《wolf》さん…』
wolf…俺のハンドルネームだ。「狼」を意味する。
このサイトはフリーリンクになっている。
俺はいつものチャットルームに入室する。
《wolfさんが入室しました》
「俺が入る前にいた人は…いつもの《サクラ》さんと
《絶》と《げん》ちゃんと《プテラノドン》か…」
全員チャット仲間だ。俺はいつも暇さえあればここ、
『リアルインターネット』にいる。
- Re: リアルインターネット ( No.4 )
- 日時: 2010/11/22 16:47
- 名前: ちーちゃん (ID: XkXzKb57)
第3話
サクラ:あ!wolfさん!(^^ノシ
げん:ようやくきましたかー
プテラノドン:おせーぞ
絶:早く始めようー
「了解っと…」
wolf:了解しますたー
プテラノドン:…で誰がリーダー??
絶:………さぁ。
サクラ:>>さぁ。って…(−−;)
げん:やっぱりいつもの通り、プテさんが…
プテラノドン:えーまた僕?
wolf:じゃ、俺がやろうか?
サクラ:じゃぁ決まり、ですね〜(^^)
絶:頼んだぞ
wolf:んじゃ、アドルームの3番地に集合!
プテラノドン:ラジャ
げん:わかったw
サクラ:オッケーですー(〇v○b
絶:お先に
げん様、サクラ様、絶様、プテラノドン様が退室しました。
「さて…と」
アドルームとは、アドベンチャールームの略。
自分だけのアバターで友達たちとロルプレができる。
まぁいまいうDSの通信みたいなもんだ。
番地っていうのは部屋が複数に分かれていて、
そこには番号がふってある。まぁ住所的なモンだな。
「腹減ったなぁ…食いながらやるか」
購買で買ってきたサンドイッチをパクついた。
中身は卵サンドのヤツと…ん?なんじゃコリャ?
ゲッ俺の苦手なコールスロー…!
俺、マヨネーズだけはダメなんだよなぁ…
あの酸っぱいようなちょっと辛いような妙な味…
ああああああ!想像しただけで気持ち悪い!
このストレスはアドベンチャーで晴らすとするか。
- Re: リアルインターネット ( No.5 )
- 日時: 2010/11/23 17:15
- 名前: ちーちゃん (ID: TquS87g.)
第4話
卵サンドを全部食べ終わると、その辺のダストシュートに袋を捨てた。
コールスローのは…あとでダチに犠牲になってもらおう。
「んじゃ、やるか」
アドルームに入室する。
『キャラクター名とパスワードをどうぞ…』
また女の声。今更だが誰が言っているんだ?まぁ置いておこう。
カタカタ…
手慣れた手つきで入力する。
「にしてもINの時にパスいれてんのになんでここでもいれなきゃいけねぇんだ!?」
ブツクサ言いつつ待ち合わせ場所へ向かう。
アドルームでは自分の分身を作ることができる。
眼、鼻、髪の毛まで自分の好きなようにカスタムできる。
そのキャラで戦うのだ。
『では、あなただけのアドベンチャーへ…!』
あなただけのアドベンチャーって…なんじゃそりゃ。
ま、いっか。
wolf:おまちどー
プテラノドン:ずいぶん遅かったな
げん:まぁまぁ…
実はここでもチャットができる。
でも最初にいたチャットルームの方がチャットとしての設備はいい。
サクラ:じゃぁ何のクエストにしますか?(^^)
絶:なんでもいいんじゃね
wolf:俺もなんでもいいや
げん:えーっ
プテラノドン:みんななんでもいいのかw
絶:ここはやっぱリダが決めろよ
wolf:えー俺かよ!?
プテラノドン:賛成の人ー
サクラ:ハーイ(−w−ノ
げん:はい
絶:ほーい
プテラノドン:多数決で決定な♪
wolf:へいへい、分かりましたよー!ただし!
げん:た、ただし?
wolf:俺の愚痴を聞いてもらったらいいぞ
絶:えー
プテラノドン:めんどくさ
サクラ:まぁまぁ♪(^^)少しならいいんじゃないですか?
げん:私も聞いてあげるよー
絶:分かりました、ききゃいいんでしょ!
wolf:今日さー購買で買ったサンドイッチの中身俺のキライな奴だったんだよね
プテラノドン:トマトとか?
サクラ:分かった!無難にきゅうりだ!
wolf:違う!コールスローだよ!
げん:なにそれ
絶:知らないのかよ!
げん:うん。
サクラ:マヨネーズで和えたサラダのことだよ。
げん:なる
wolf:俺、マヨだけは食えねーんだよ
プテラノドン:お子ちゃまー
wolf:うっせぇ!仕方ねーだろ!
絶:落ちつけよ!とりあえずさっさとクエ取ってこい
wolf:わーったよ!行ってくっから待ってろ
サクラ:いってらっしゃーい(*^^*)
げん:難易度Rのでyr
wolf:おk−
俺はキーボードでキャラを動かし始めた。
そこで、なぜかモニターが切れた。
- Re: リアルインターネット ( No.6 )
- 日時: 2010/11/23 14:20
- 名前: かりん (ID: ueXHoJNS)
とっても面白いです☆
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