ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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とある世界への現実逃避
日時: 2010/12/02 21:12
名前: イチゴ (ID: r99rf6N5)

こんにちは!イチゴですぅ♪(名前と題名がいろいろな意味でズレていてスミマセン・・)
まずわたしの自己紹介^^☆★3月15日生まれ/うお座/0型/そしてマンガオタク・・デス!★☆よろしくなのですぅ❤

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Re: とある世界への現実逃避もーすぐ冬休み☆ ( No.8 )
日時: 2010/12/18 09:44
名前: イチゴ (ID: fNW8Dqgc)

はっ初めてのこ、コメント〜!(泣ッ)

月夜の救世主さま、どーもです☆
ししょーもガンバレです!

Re: とある世界への現実逃避 ( No.9 )
日時: 2010/12/18 10:21
名前: イチゴ (ID: fNW8Dqgc)

第5話・衝突


「すまんの。置いて行ってしまって。」
「いいよ、済んだことだし。」

森を突破したこの場所には空しかなかった。
誰もいない、何もない。
4人を包む空気は気がつくと邪悪な気配さえした。

本当のことなのだが。

ドーーーーーーーン!!

むこう側から大きな衝突音が聞こえた。

「何?!」

百花が後ろを向くと・・・。

それは巨大なビルの塊だった。
揺れは激しくなり、立てないほどだ。

「おさまれッ!」

百合はロッドの魔法で反撃しようとしたが、それだけでは収まるほどの安易なものではなかった。

「うっ・・・!」

百合はひざまついた。口からは血が吹き出し、顔は青白かった。

「リ・・リオン、お姉ちゃん・・後はよろ・・しく・・な」

かのんも吐き気がしてきた。
しかし、今は百合を守る事が第一だ。

でも・・・・。

かのんは口から呪文がでた。

『汝に従え この世界を守りき魔法よ!』

(あっ・・・!)



Re: とある世界への現実逃避 ( No.10 )
日時: 2010/12/19 16:19
名前: イチゴ (ID: fNW8Dqgc)

第6話・破壊


「なん・・で封印解除の呪文を知ってるの・・?」

百花はかのんに問う。
でもかのんには聞こえていない。頭の中が真っ白・・。

—まさか魔力が移ったとか・・・?

「もしかして百合の最後の力をかのんが吸収したんじゃ・・。」
「!」

そんな・・それじゃあ百合は死ぬってこと・・?

しかし、そんなことを考えているうちに、高層ビルの塊が次々と襲ってくる。

「ったく・・。ビルくらい最後に処理しろっつのっ!」

リオンは自分のオノを持って立ち向かっていく。

『我の力となれ! テレポーション!!』

ドーーーーーーーン!!
ビルは完全に破壊され、粉々になった。
瞬間移動を繰り返し、オノで切り裂いたのだ。

「よし、片付いたっと。」

かのんはあっけにとられながらも頭は真っ白だった。

「ねえ。」
「どうしたの?」
「わたし・・魔法、使ってみたい。命にかかわってもみんなの役に立ちたいの。」

かのんは立ち上がり、百合を見て、言った。

「百合のためにも。」






Re: とある世界への現実逃避 ( No.11 )
日時: 2010/12/30 16:15
名前: イチゴ (ID: KUO6N0SI)

すみません・・学校も忙しく、冬休みも大掃除で大変だったワケで、更新が全然できませんでした。(冬休み活用できていな〜い・・・)
と、そゆことで明日か土日かに書けると思いますんで^^
スミマセン・・・・・・。

Re: とある世界への現実逃避 ( No.12 )
日時: 2011/01/02 20:50
名前: イチゴ (ID: KUO6N0SI)

第7話・蘇りの夜



—現実はくだらない。
例えば。

人間が人間を虐める、殺す。当たり前のように。

くだらない常識を造るクズ。そこらにいる。普通に。

つるみにつるむ。そうしなきゃ生きていけない孤独障害人間。


みんな死ねばいいのよ。それとも殺してあげようか?


かのんは建物の塊を見ながら思った。
あの時・・・・・・助けるべきだったのか?



———かのんが小学校6年の時だった。
かのんには一人だけ友達がいた。坂内ミラだ。
二人は6学年では虐めのターゲットだった。腕にはアザが多数あったが気にしなかった。

「これからもずっとずーっと友達だよ!」

卒業式が近づいても虐めは収まるどころかますますひどくなった。
かのんよりミラは10倍虐められている。止めるタイミングもつかめず、ついにその時が来てしまった・・。


—ある日の放課後・・・・

「ねえ、かのん。」

「ん?」

「わたし・・・、生きるの、疲れちゃった。」

「!っ何言ってんの?!」

「ごめんね・・・裏切っちゃって。でもね・・・・」

「・・・・・っ!」

「バイバイ。」

ミラは窓を開け、飛び降りた。一瞬のうちに消えて・・・。

「ミラァァァァァ!!」


———あんな世界に生きていたらわたしもクズになるわ。

わたしは、現実に還らない。

ここで  生きるのだ。


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