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殺人鬼の日常。
日時: 2010/12/15 20:07
名前: 戯言+α人間 (ID: O/vit.nk)

 初めまして。
 これから、ちょっとした小説を書いていきます。

 応援宜しくお願いします。

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Re: 殺人鬼の日常。 ( No.3 )
日時: 2010/12/15 20:36
名前: 真理★ (ID: wC6kuYOD)

入ってもいいですか?
プロローグだけでもおもしろいです。
これからも応援していきます。
がんばってください!

Re: 殺人鬼の日常。 ( No.4 )
日時: 2010/12/16 16:45
名前: 戯言+α人間 (ID: O/vit.nk)

>真理★さん

 ありがとうございます!
 応援宜しくお願いします!

 更新しますね!

Re: 殺人鬼の日常。 ( No.5 )
日時: 2010/12/16 17:03
名前: 戯言+α人間 (ID: O/vit.nk)

第一章『高校生活の始まり』

 ピピピピピ——、

 強烈な目覚まし時計の音が、右耳から左耳と駆け抜けていった。

 何だか、すごく嫌な夢を見ていたような——ピピピピ——どんな夢だったっけ? ピピピピ——、

「うるっさい!」

 私は、目覚まし時計を停止させた。
 もとい、破壊した。南無。

 私は、怒りの反動で素早く起き上がり、ベッド脇の制服に手を伸ばした。

 私は今日から、高校生。
 頭が悪かったけど、親友と一緒に頑張ったから、可愛い制服の玖渚学園に合格できた。

 私は、鏡の前に立ち、制服を整えた。
 そして、宣言する。

「今日から、高校生の紫神菖蒲ですっ!」

 一階まで、一気に下る。
 ダイニングに入った途端、お母さんが、

「あせらないの。中学生とは、違うんだから」
「ふぁ〜い……」

 欠伸をしながら、お母さんの注意を聞き流す。
 ダイニングテーブルについて、私は目玉焼きを食べ始める。

 ……白身って、味ないんだよね。

 私が、黄身だけ食べようとすると、

「母さんの目は誤魔化せません」

 と鋭い指摘を受けた。

 後ろに鬼が見える。
 角が生えていないのが、かえって不思議だ。

「ごちそうさまでしたー」

 何とか白身を食べ切って、私は玄関へと駆け出す。

「あ、こら! 洗顔は、歯磨きは!?」
「いってきまーっす!」

 元気一杯のお返事をして、玄関の扉を開けた。
 家の前に、美人の少女が立っていた。

 栗色の髪、流れるようなロングヘアー。
 整った顔立ち、白い肌。
 そして、優雅に流れるような、花のような少女。

「蒼井ーっ!」
「おはよう、菖蒲ちゃん」

 にこりと、男子は射殺されるであろう(心の面で)、素晴らしい笑顔。

 眩しい。

 私は、蒼井と学校へ向かった。

 

Re: 殺人鬼の日常。 ( No.6 )
日時: 2010/12/16 17:17
名前: 戯言+α人間 (ID: O/vit.nk)

第二章『私立・玖渚学園』

 塵宮蒼井。

 少し変わった苗字の持ち主で(私も言えたものじゃないが)、私の親友。幼稚園から一緒。

 病弱というか、超美少女で。

 昔から男子に人気があって、周りよりも華があった。ひがまれることも多くて、その度に、私がそいつらを蹴散らした。

「菖蒲ちゃん」

 と、蒼井が声をかけてきた。

「ん、何?」
「口のとこ、醤油ついてる」
「はっ! わ、どこどこ!?」

 くそ、さっきの目玉焼きか!
 たたりか? 地味な白身だって黄身を引き立ててるという警告か!?

 くすくす、と蒼井が肩を揺らしながら、ハンカチで拭いてくれた。

「あ、ありがとう……」
「ううん、いいよ」

 蒼井は、優しい。
 いつも、優しい。
 誰にでも、優しい。

「高校、楽しみだねっ!」
「そうだね。どんな人がいるんだろう?」
「そりゃあ、頭の良い人なんだから……分厚い眼鏡に片手に本とか? あ、でも、蒼井は眼鏡かけてないし……」

 そんな風に、会話を楽しんでいた。
 そして、私達の前に、大きな校舎が立っていた。

 私立、玖渚学園。

 古い洋館にも見える、風格のある建物。
 レンガ造りの、オレンジ色のホール。



 まさか、思わなかった。

 この学園から、全てが始まるだなんて。
 私の日常が、崩れていくなんて。

 

Re: 殺人鬼の日常。 ( No.7 )
日時: 2010/12/16 17:47
名前: 真理★ (ID: wC6kuYOD)

第1章と第2章を読んでおもしろかったです。
でも第2章の最後に「日常が崩れていく」って言う所が次の第3章ではどんなのかな?って思いました。
第3章も楽しみにしています!


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