ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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銀髪の少女は死神
日時: 2010/12/21 17:34
名前: チョコアイス (ID: tlN/f6gH)

はじめまして チョコアイスです。

初心者で気まぐれな性格です。
それでも頑張って書くので是非読んで下さい。

欲を言えば、コメントとアドバイス下さい。


題名通りですが、死神の少女が主人公の話です。
それでは プロローグ はじまります。


の前に
†注意事項†

1・荒し等の迷惑行為は遠慮してください

2・(予定では)流血等のグロシーンがあります

3・更新は遅いです

4・面白い保障はないです

上の事項が守れる、許せる方だけ先に進んで下さい。
無理な方は戻って下さい。

†お願いします†


†目次†

【プロローグ】
>>2

【1章 銀髪をなびかす死神】
1話 >>4 2話 >>7 3話 >>10 4話 >>15

【2章 生きたければ遠回り】
1話 >>16

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Re: 銀髪の少女は死神 ( No.11 )
日時: 2010/12/18 16:51
名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)

どどどどどうなっちゃうんだ!!?
少女さんがカッコよすぎて惚れてしまいそうです←

そして素敵な文章力…!!チョコアイス様の文章力にも惚れてしまいますよよよ

Re: 銀髪の少女は死神 ( No.12 )
日時: 2010/12/19 08:58
名前: チョコアイス (ID: V26UOF89)

ポアロンさん

自分の文章力なんてたいしたことないです。
ポアロンさんの話の方が凄いですよ。
あれだけ沢山書いているのにどれも面白いですし。

Re: 銀髪の少女は死神 ( No.13 )
日時: 2010/12/19 09:07
名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
参照: 気軽に呼びタメOKよ←

おぉぉ、まさかあんな駄文の詰め合わせ(←)を読んで下さったんですか!!?
有り難う御座いますうおおぉぉぉぉぁあぁぁぁ!!!←とりま落ち着こうか自分。あ、有り難う御座います!!
いやいや、私の文章力のが大したこと無いですよ。私なんてまだ皆様の足元にも及びませんからね!!

あ、話は変わるのですが、呼びタメOKですか?

Re: 銀髪の少女は死神 ( No.14 )
日時: 2010/12/20 16:31
名前: チョコアイス (ID: LN5K1jog)

参照に従ってポアロンと呼ばせていただきますね

コメントはまだしてませんが全部チェックしてますよ!

呼びタメOK

Re: 銀髪の少女は死神 ( No.15 )
日時: 2010/12/20 17:39
名前: チョコアイス (ID: LN5K1jog)

4話


「この模様分かる?」

少女は男に自分の右手を見せる。
線があり、記号があり、文字もある。
だが どれ一つとして理解できる形は無い。

「正直言って私には分からないわ。この模様が何なのか。そして 何故 私の右手に刻まれているのか。」

少女は右手を男の胸に重ねる。
早い鼓動が伝わってくる。

「これから起こる事が怖い?  だけど 大丈夫よ。私はあなたを殺したりしないから。」

少女は目を閉じながら言う。

「痛みもないし すぐ終わるわ。 本当にすぐに……」

口を閉じて集中力を高める。
自分の持つ力の全てを右手に送っているのだ。





突如 右手が薄い光を帯びる。
青白い綺麗な光。

同時に右手は男の胸にゆっくりと入り込む。
貫いているわけではなく、通り抜ける様な感じ。

少女の額には汗が溜まる。
それほど力を使っているという事。
だが、それでも右手を進める。

そして 右手全体が入った所で動きを止めて、目を閉じたまま男に話しかける。

「何が起こってるか分からないと思うけど、私にも詳しくは分からないの。  ただ言えるのは 私はこれからあなたの

       『魂』を貰う 

              って事だけよ。」

再び口を閉じて、改めて右手に集中する。

探しているのだこの男の『魂』を。
貰おうとしているのだこの男の『魂』を。


その状態で数秒後、右手に掴んだ感触が伝わる。


すぐに少女は目を開き、手を引き抜く。

それと同時に男は力無く倒れた。
まるで 糸が切れたマリオネット の様。

瞳から生気は消えた。
まるで 人形の目 の様。

だが、ちゃんと呼吸はしていて生きている。
まるで 植物人間 の様。

男は 抜け殻 にされたのだ。

しかし 少女はそんな男にかまわず、右手に掴んだ『魂』を眺める。

大きさはテニスボールぐらいで、泥のような濁った色をしている。
これがコイツの『魂』。

少女はしばらく眺めてから、右手に力を入れた。

すぐに『魂』には小さな亀裂が入り、それは徐々に全体に広がる。
そして 『魂』は音も無く割れて 溶ける様に消失した。

これで、再び男に『魂』が宿る事は無い。
再び男が立ち上がる事は無い。


少女は制服のポケットから白いハンカチを取り出すとそれで右手を拭く。
実際に汚れたわけではないが、そのままだと落ち着かないのだ。

そして 拭いたハンカチを男の顔に適当にかぶせた。
弔いたいという気持ちは微塵も無いが、自分の罪悪感の気持ちを少しでも軽くする為。
だから 別に手を合わせたりはしない。

少女は 包帯を右手に巻き直し、左目にガーゼの眼帯を着ける。
そして 男に背を向けてまたビルとビルの間を歩き始めた。

銀髪を風になびかせながら。

春が過ぎ少し早くやって来た夏のある日の夜だった。


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