ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 『神旅。』 10話UP
- 日時: 2011/01/05 15:57
- 名前: 空駆ける天馬 (ID: 3CTEqyYl)
▼プロローグ 【世界歌】
彼ら 世界 旅する
輪廻転生 彼ら 効かない
彼ら 新たな肉体 求め 魂 世界 巡る
人類 彼ら 脅威 打ち勝てない
恐怖 絶望 待ち構える 闇と永遠 苦しみ
それでも 人類 勝たなければ ならない
それが 運命 世界 終焉
呪い歌姫 現し時 運命 変える瞬間
▽ご挨拶
こんにちは、こんばんわ、おはようございます。
小説を書く【空駆ける天馬】と申す者です。以後、お見知り置きを…
神話に因んだ小説ですが、興味のない方はお戻りください。
興味のある貴方様には、心から感謝をします。では、お楽しみに。
▼小説を見てくれたお客様方
yuri様 凛呼様 更紗蓮華様 霧海様 ヴィオラ様
▼オリキャラ募集用紙>>18▼
(更紗蓮華様 >>20)
(霧海様 >>21)
(ヴィオラ様 >>25)
(yuri様 >>32)
━━━━
『CAST』→ → →>>2
『全用語集』→ → →>>16
@ 第1章 終焉というステージの幕上げ @
【プロローグ>>01】
【01話 >>03】
【02話 >>04】
【03話 >>07】
【04話 >>12】
【05話 >>13】
【06話 >>17】
【07話 >>24】
【08話 >>27】
【09話 >>34】
【10話 >>37】
【11話】
【12話】
【13話】
- Re: 『神旅。』 ( No.4 )
- 日時: 2010/12/24 16:23
- 名前: 空駆ける天馬 (ID: U3CBWc3a)
- 参照: http://名前長いね……天馬でお願いします
【第2話 死と再生の神シぺ・トテック】
世界には、未だ知られていない土地もある______
だだっ広い太平洋に浮かぶ無数の無人島。本当に無人島であろうか?
ハワイの遥か西にある無人島。森が生い茂り、山がポツンとある。見るからには人が住める環境ではない。
島はゴツゴツした岩に囲まれ、船で上陸するのは不可能であろう。そんな島に、不気味な屋敷が建っていた。
「はいはーい!!!みんな集まって…」
2階建ての豪華な屋敷。枯れた草花の庭を越して屋敷に入ると、最初に目にしたのは床に落下したシャンデリア。
ガラスの破片が床一面に散らばり、真っ赤な絨毯は破れている。屋敷の玄関に、スーツを着た男性がいた。
男性は辺りを見渡しながら、不貞腐れてトボトボと歩く。歩く際に、ガラスを踏みつける音が鳴る。
「ったく、集まり悪いなぁ……」
『ショウガナイダロ?』
男性が歩いていると、2階の柵越しから誰かが見下ろしていた。
男は2階を見上げ、何者かに気付くと大きなため息をつく。
「シぺ・トテック。お前は黙ってろ。」
『フフ……。サイキン、オマエアセッテルナ。』
「うるさい!!!神だからって良い気に乗るな!!!」
『ソレハ、ドッチダロウナ?』
男は2階に向かって叫んだが、死と再生の神シぺ・トテックは男の後ろにいた。男は振り向き、後ろに下がる。
シぺは不気味に笑いながらウエーブヘアーを整え、ガラスが散らばった床に座りこむ。
「それより、他のメンバーはマジで来てないのか?」
『キテナイラシイナ。』
「ちくしょう……ここまで来るの結構時間かかるのに。」
男は舌打ちをすると、玄関の大きなドアを開けた。男の後ろから、シぺがついてくる。
2人は屋敷を出ると、枯れた草花が生い茂る庭を歩きながら、屋敷の庭を出ていく。その際、男は何かに気付いた。
「そういえば、残りの神魂の行方は?」
「サガシテイル。ソウカンタンニハ、ミツカラナイ。」
シぺの言葉に、男は大きなため息をつき、青い空を見上げた。雲が一つもなく、真っ赤な太陽が空の中央にある。
「まぁ、その内見つかるだろ。見つかった時、全てを終わらせる。」
男はそう言うと、シぺと共に屋敷のゲートを抜けたのだった。
*******
東京 獅子ヶ浦墓地
十郎とコヨルは墓地を後にして、駅のホームで帰りの電車を待っていた。夕日が十郎の影を壁に映す。
『帰ったら何するのじゃ?』
「明日が始業式だし、学校の用意。」
『そうかぁ…。それじゃあ、それが終わったらゲームじゃ!!』
「いいよ。」
コヨルと他愛もない喋りを交わす。だが、他の人から見えれば、十郎が1人で呟いているようにしか見えない。
コヨルの説明によれば、神魂を宿している亜人にしか見えないらしい。
ファーン!!
ホームにアナウンスが響き、電車がブレーキ音をあげて止まった。2人は電車に乗り込むと、ガラガラの席に座る。
『電車はいいのぉ。楽じゃけん、誰もおらん!!』
コヨルは背伸びをしながら、座席に寝転がる。確かに十郎とコヨルの乗る車両には、人が誰もいない。
それは愚か、この電車にはだれも乗っていない。
十郎は不思議に思い、辺りを見渡す。遥か向こうに運転手が見えるが、どう見ても服装が違う。
黒いコートに真っ赤な髪、後姿だけで運転手ではないことが分かった。
「コヨル、この電車おかしい……」
『わかっとる。』
コヨルは起き上がると、運転席に方に目を凝らす。すると、ニヤリと笑って十郎を見た。
『十郎、敵じゃ。』
- Re: 『神旅。』コメント下さい,,, ( No.5 )
- 日時: 2010/12/24 15:48
- 名前: yuri ◆F3yWwB7rk6 (ID: DOGZrvXb)
- 参照: Σ( `@А@´)<何だって!? 参照200!!?(それがどうした
珍しい、魅かれる様な題名なので見てみました。
って思ったらおいいいいいいいいいい!!!?
『十郎、敵じゃ。』
いきなり大ピイイイイインチ!!!!
どうやらキャラ紹介にはまだ本編で登場していない内容もありますね。
あまりネタバレするのもあれなので、本編に登場させる必要はない、別にネタバレしても構わない情報だけ最初に載せるといいですよ。
こちらもまだまだ新人ですので、お互い頑張りましょう。
こっちの小説にも見に来てくださいね(宣伝止め(ry
- Re: 『神旅。』コメント下さい,,, ( No.6 )
- 日時: 2010/12/24 18:03
- 名前: 空駆ける天馬 (ID: U3CBWc3a)
- 参照: http://名前長いね……天馬でお願いします
>>5 yuri様
コメント有難うございます!!!
更にアドバイスまでくれるなんて……感謝です(T_T)涙が出る……
貴方様の小説も拝見させていただきます。
新人同士頑張りましょう!!!
- Re: 『神旅。』 ( No.7 )
- 日時: 2010/12/25 14:28
- 名前: 空駆ける天馬 (ID: U3CBWc3a)
- 参照: http://コメントプリーズ!!!
【第3話 神と神の戦い】
杉並区から世田谷区へ向かう電車内
走りだした無人電車には、十郎とコヨル、謎の赤髪男性の3人が乗っていた。十郎とコヨルは顔を合わす。
「敵って……どうして?」
『長年の勘じゃ。それより、来るぞ!!!』
十郎はコヨルの言葉で、先頭車両の運転席にいる赤髪の男性を見る。男性は背中を向けて前を見ている。
来る気配はないが、十郎は嫌な予感がしていた。そして、予感は見事に的中したのだった。
ガシャーーーーーーン!!!!!!
運転席のドアが吹っ飛び、赤髪の男性は2人の方を振り向いた。十郎と男性が目が合う。
顔はイケメンでスタイルも良い。だが、目の色が真っ赤に染まっており、何か不気味な雰囲気を漂わせている。
「ひゃっはぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁ!!!!!!」
男性は雄叫びをあげながら、2人めがけて走ってきた。コヨルは十郎の前へ行き、戦闘体勢に入る。
「お、おい!!相手は人間だぞ!!!」
『心配するな。相手は亜人じゃ。』
ダン!!
男性は狭い車両の中を飛び上がると、そのままコヨルめがけて回し蹴りを喰らわした。
だが、コヨルは軽快な身のこなしで回し蹴りを止め、男性の足を持って投げ飛ばす。
しかし、男性は笑いながら着地すると、2人を見て両手を合わせる。そして、何かを呟き始めた。
「我が身に宿りし融合神“ヘルバウント”。コーラーせよ。」
男性が呟いた瞬間、男性の体を黒い煙が包み込む。そして、男性の表情が一変した。
真っ赤だった目は白目の部分も黒くなり、皮膚も黒く染まった。髪の色だけがそのまま赤色である。
『コヨルシャウキ………ボスの命令で、貴様を捕獲する。』
男性の言葉に、コヨルは鼻で笑うと十郎の方を向いた。十郎は意味が分からず、とりあえず首を傾げる。
『残念じゃが、わしは貴様の言うことに反抗するぞ。貴様はわしに勝てんしな!!』
『ふざけるな!!!』
コヨルの言葉に男性は叫ぶと、口を大きく開けた。すると、男性は2人を見て不気味に微笑む。
『防げるかな?』
男性の言葉を聞いた瞬間、コヨルは十郎を掴み後ろの車両へと走り出す。
十郎は全く意味が分からず、走りながらコヨルの質問した。
「何で逃げるの!?」
『こんな場所で広範囲の攻撃は無敵じゃ!!電車から飛び降りるぞ!!』
「はっ!?」
十郎はコヨルの言葉に驚く。しかし、コヨルは迷わず足を止め、走行中の電車のドアをこじ開けた。
物凄い風が2人を襲うが、コヨルと十郎は吊皮を掴んで耐える。
『くたばれ!!』
遠くで男性の叫び声が聞こえたと思うと、2人になぜか熱気が伝わってきた。十郎は不思議に思い、向こうを見る。
すると、先程の男性は紅蓮の火炎放射を口から出し、炎の波と化した火炎放射が2人に向かってくる。
『急がんか!!飛び降りるぞ!!!』
「む、無理だろ!!!即死だよ!!!」
『川に飛び込めば大丈夫じゃ!!!!』
コヨルは十郎の手首を掴み、躊躇なく電車から飛び降りた。飛び降りた時、電車は川の上の橋を走行中だった。
十郎は叫び声を上げ、コヨルは十郎を抱きかかえながら川に飛び込んだ。
*******
『ちっ』
男性は電車から川に飛び込んだ2人を見ると、悔しそうな表情で舌打ちをした。
『まぁいい。コヨルシャウキ、貴様は逃げることはできないぞ。クソ餓鬼もな。』
男性はそう言うと、ドアを殴り壊した。
そして、コヨル達と同じように躊躇なく走行中の電車から飛び降りた。
- Re: 『神旅。』 ( No.8 )
- 日時: 2010/12/25 15:07
- 名前: 凛呼 ◆UZ.Bj5f7YQ (ID: QLu5U/r9)
面白いですね!
私も小説書いているのでお互い頑張りましょう!
この掲示板は過去ログ化されています。