ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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 Rotkappchen
日時: 2010/12/24 19:13
名前: 白兎 (ID: LCLSAOTe)

ハクトです。^^

更新は亀さん以下だと思われますが
見ていただければ嬉しいです。

タイトルは −本当はaの上に点々をつけるべきなんですが、文字化けしちゃうので断念−
「赤ずきんちゃん」の意ですね。−↑の理由で違いますが、そう思っていてください。ぶっちゃけ無理やりですね−
でも「赤ずきんちゃん」の結末はうろ覚えなハクトだったり。
まぁそんなに関係ないからいいよね★←

ダーク書くの久しぶり…。

でわでわ。

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Re:  Rotkappchen ( No.10 )
日時: 2010/12/29 18:30
名前: 白兎 (ID: owa39mxZ)


この子は頭弱いんで…長い話とかダメなんです。
仕事をサボりたかったとか言う思惑もあったりなかったりするかも。
↑自分は親切とは無縁なので、ついそう考えてしまいますw

Re:  Rotkappchen ( No.11 )
日時: 2010/12/29 20:35
名前: 白兎 (ID: owa39mxZ)





「お家が花屋なの?」
「はい」
「じゃ、花とか詳しい?」
「うーん。まぁ、ちょっとなら」
「じゃあ、糸杉の花言葉知ってる?」
「えっ!? な、何でですか!?」
「この間さ、家に大量に送られてきたんだ。差出人不明で」


学校までのあいだ、二人で適当な話をしていた。
僕の学校はどうだとか、彼女の仕事はどうだとか。

トークは得意なほうだ。
会話もそれなりに弾んでいた。
ただ、上記にある会話では、何故か彼女は青い顔をして黙り込んでしまったけど。
後に解かったことだけど、糸杉の花言葉は「死」らしい。
なるほど、彼女が黙り込むわけだと納得した。 


そういえば、と思い出す。
僕は、まだ彼女の名前を聞いていなかった。

聞いてみたいなー。
うー。何て言えばいいんでしょうかね?
いつも聞かれてるみたいに……いや、止めておこう。
だってさ、「ねぇ、名前なんて言うのぉ??(ハートマーク有)」だなんて
言えないし言いたくも無い。気持ち悪い。
女子が言っても寒いのだから、男の僕が言ったら嘔吐ものだ。

難しいもんだ。
今だけはナンパ男を尊敬する。
ナンパを誇りにしている奴がいたが、今ならそれもアリな気がした。


 「……そういえば、名前なんて言うの?」

こんな感じで良いのだろうか。
恐る恐る話し掛けると、彼女はあっさり答えてくれた。

彼女の名前は、宮田穂乃香-ミヤタ ホノカ-と言うらしい。
良い名前だと思った。
最近の愛莉好ちゃんやら麗奈ちゃんや光ちゃんやらの、(左から、アリス、レイナ、絶対おかしいけどキラリ。)
お前は何人だと問いたくなる名前より断然良い。

すると僕の名前も聞かれたから、
僕は藤峰音弥-フジミネ オトヤ-だと答えた。
僕の名前も珍しいほうだから、麗奈はあまりけなせないかもしれない。
光よりはマシだけど。


そんな話をしているうちに、学校に着いていた。

 「ここですね」
 「うん。今日はありがとう」
 「はい」

にこりと笑って、彼女は去っていった。


また会えるかな。


Re:  Rotkappchen ( No.12 )
日時: 2010/12/29 21:23
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

糸杉の花言葉が「死」!?
それが大量に送られてくるってヤバイんじゃ……ッ
ほのか、穂乃香ちゃん。 可愛い名前じゃないですか〜
ほのかに薫る、みたいな←黙れ。

Re:  Rotkappchen ( No.13 )
日時: 2011/01/01 10:48
名前: 白兎 (ID: owa39mxZ)

完璧 呪われてますよ。
犯人は誰なんだろw
本人はさほど気にしてませんね…

穂乃香…二時間ほど悩みましたw
思いつくのはみなDQNネームみたいなのばかりでww


あ、ついでにあけおめ〜(´・ω・`)ノシ

Re:  Rotkappchen ( No.14 )
日時: 2011/01/01 11:32
名前: 白兎 (ID: owa39mxZ)




穂乃香ちゃんのおかげで、無事に学校に着くことが出来た。
僕はいつも通り教室に入る。

しばらくして、聞こえたチャイム。
ほぼ同時に、担任が教室に入ってきた。
そして委員長もいつも通りの、やる気のない号令をかけた。
……いや、かけようとした。

委員長が起立の「起」まで言いかけた時、

後ろのドアが、大きな音を立て激しく開いた。

誰だよ、全く。
号令とかだるいからさ、早く終わらしたいんだよ。
遅く来たなら来たで、いっそ遅刻しとけっての。

僕はすこし苛立ちながら後ろを振り返った。

 「あ、奏冴?」

それは、睨みをきかせ、どす黒い怒気を放った奏冴だった。

 「そーごおはよー」

 「……てめぇッ」

あれ。
何だか、僕に睨んでる感じですか?

 「おはよー」

 「おはようじゃねぇっ!!」

怒られました……。
しかし、何でこんなキレてんだろ?
挨拶しただけなのになぁ。
やっぱアレ、カルシウム足りてないんだろうな。可哀想に。
仕方ない。今日の昼休み、北海道ミルク買ってやるか。
でも、こいつのために110円も払うのは勿体無い気も……。

 「おはよー」

 「……お前なめてるよな? 俺の事なめてるよな?」
 「うん」

 「即答すんじゃねぇぇぇッ!!」
 「あーはいはい。牛乳ならちゃんと買ってあげるから。昼休みまでいい子にしなさい」
 「いらねぇよ! つか何で牛乳の話になってんだよ!!」 

またキレだす奏冴。

でも、周りを見ると、みんなぽかーんとしてる。

 
 「お、おい……。もう、号令かけて良いか?」

担任にそう聞かれる始末だ。
奏冴は真面目だから、はっと我に返り途端に焦った表情になる。


 「すいませんでしたっ!」

 「あ、どーぞ始めちゃってくださ〜い」



クラスでは、どっと笑いが起こった。
そのことに、僕は「えへへ」と笑うだけだったけど、奏冴は顔を赤くしてた。


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