ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- マリオネットの円舞曲
- 日時: 2011/01/06 10:08
- 名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
クリックthanks!!
初めましての方もそうで無い方もこんにちは、こんばんは、おはようございます。涼原夏目です。
掛け持ち第四作目辺りになっていまいました。はい。
ちなみに今回は本当に「ダーク」な感じになると思います。
更新のペースとか凄いバラバラだと思いますが、温かい目で見守ってくださると幸いです。
ちなみに題名の読み方は「まりおねっとのわるつ」です。
お客様
ポアロン様 愛鬼茱萸様 白狐様 蜜蜂様 アキラ様
- Re: マリオネットの円舞曲 ( No.14 )
- 日時: 2011/01/06 10:32
- 名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
『座長』がパステルカラーの扉を開けると、其処には扉とは正反対のモノクロでまとめられた部屋があった。
『座長』に促され、ハイネは特に抵抗はせず部屋の中へと足を進める。そして部屋の中央にある黒いソファーに座った。
『座長』はハイネの目前にある白いソファーに座り、白黒のパズルのような机の上にある青色の飴を薦める。
ハイネはその飴を暫し見つめてから静かに首を横に振った。
「……要りません」
「寂しい事言うなぁ、ハイネ」
やや不満そうに口を尖らせ、それでもハイネが飴を食べないのを見ると『座長』は自分の右手に握ったその飴を口の中へと入れた。
飴の甘さからか『座長』の表情が少し緩んでいる。
……誰がお前の飴なんか食うかよ。そんな物騒な色しやがって。
ハイネは飴を美味しそうに食べる『座長』を見ながら誰にも聞こえない様に小さな溜息をつき、ついでに心の中で毒を吐く。
『座長』に対してのハイネは自他共に認める毒舌モードに入るのだ。
「それで『座長』……何用ですか」
「ん? あぁ、そう言えばそうだったね。ははは」
ハイネが用件を聞くと『座長』は悪びれもせずハイネを呼び出した要件を忘れていた事を公言する。
コイツ……!!
ハイネは自分の青筋が立っているのを感じつつもあくまで平静を装う。幸か不幸か『座長』は全く気付いていない。
そして『座長』は燕尾服のポケットから一枚の赤い紙を取り出し、机の上に置くとニヤリと笑ってハイネの方を見た。
「……私たちのサーカス名は?」
「? …………『紅色マリオネット』ですけど」
突然の『座長』からの疑問にハイネは一瞬無愛想な表情を崩しつつも何とか答える。
『座長』はその通り、と言う風に頷き右手の人差し指を上げた。
「ただのサーカス団では無い……その訳は?」
「サーカス団のメンバー全員何かしろの不思議な能力を持ってます」
何を突然に……とハイネは『座長』に問いたかったがとりあえず答えておく。
『座長』は上げた人差し指でくるりと円を描いて頷く。そしてハイネの心情は汲み取らずさらに疑問をぶつけた。
「最近このサーカス団内に広がる不可解な噂は?」
「………………」
ハイネの表情が一瞬固まる。『座長』はハイネを試すような、片方だけ口角を吊り上げたやや不気味な笑みでハイネを見つめる。
ハイネはやや俯いていた顔を上げて呟くように答えた。
「サーカスを見た人が、行方不明になる……噂」
「その通り♪ この噂が“私達”にとってどう言う意味を示すかも……分かる、よね?」
ハイネは今度は表情を固まらせず、無言で頷く。『座長』はそんなハイネを見ると、不気味な笑みを解いた。
そしてふとソファーから立ち上がり、ハイネの元へ近づくと不審そうに自分を見つめるハイネに自分の顔を近づける。
驚くハイネの様子など、無視して。
「……君が来てから七年、十三日の金曜日から七年……私達はようやく
永
遠
の
一
夜
を
作
れ
る
ん
だ
よ」
ハイネは永遠の一夜と言う単語にビクッと肩を震わせてから身体を強張らせてただ一言、
「はい……」
と言って頷いた。
- Re: マリオネットの円舞曲 ( No.15 )
- 日時: 2011/01/07 16:46
- 名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
ちょっとあげます((
- Re: マリオネットの円舞曲 ( No.16 )
- 日時: 2011/01/07 20:32
- 名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
- 参照: 正月太りした…←てか元からデブだろ
っあああなっつんもうマジ御免。この頃全くと言っていいほど君の小説にコメしてない。うん許して、てかどうしたら許してくれるか?
ハイネがカッコいい件について←
うn君の作りだす話とキャラと君自信に惚れるんだが。←きもいわ
- Re: マリオネットの円舞曲 ( No.17 )
- 日時: 2011/01/08 13:35
- 名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
ポーちゃん
大丈夫。ミートゥーだから(笑
ハイネはかなりイケメンでっせ←
私に惚れない方が良いよ。毒煙がそこら中にあr(ry
- Re: マリオネットの円舞曲 ( No.18 )
- 日時: 2011/01/08 15:14
- 名前: 白狐 ◆3t05sh..yw (ID: ymYDaoPE)
あちらに書き込めなくなっていたので、こちらに書きます。すいません。
忘却の金曜日、完結おめでとうございます。
この話はすごく、私の心に響きました。
最後の話がとても感動で・・・
今まで読んできた小説の中で、夏目さんのお話が一番良かったです。
最後に夕君を真白ちゃんに取られたのは少し残念でしたが・・・ね。
馨「僕なんかを素敵な小説に出してもらって有難うございます。夕君が最後に泣いてくれて、良かったです。夕君と真白さんの恋を応援しています。」
本当におめでとうございます!これからも頑張ってください
長文失礼しました