ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 灰色世界 −完結−
- 日時: 2011/02/18 22:12
- 名前: 鵺 (ID: DHMZtM4G)
初めまして。
鵺と申します。
よろしくお願いします。
- Re: 灰色世界 ( No.1 )
- 日時: 2011/01/15 10:08
- 名前: 鵺 (ID: xlie8b7H)
登場人物
・遠藤 彩(えんどう あや)
高校2年生。
毎日がつまらない。
・原田 麻由(はらだ まゆ)
彩のクラスの転校生。
今一番の願いは「死ぬこと」。
- Re: 灰色世界 ( No.2 )
- 日時: 2011/01/13 18:21
- 名前: 鵺 (ID: F1WKsNfT)
プロローグ
ああ、つまらない。
「転校生を紹介するぞー。」
[遠藤彩]
これは私の名前。
・・・名前なんて番号のようなものだけど。
「・・・・・・原田・・・麻由、です・・・。」
[原田麻由]
これがアレの番号らしい。
・・・・・・どうでもいいけど。
- Re: 灰色世界 ( No.3 )
- 日時: 2011/01/13 20:45
- 名前: 鵺 (ID: nHQBOu.t)
「ただいま。」
返事がないのはいつものことだ。
私一人暮らしだし。
別に家族がいないとか、そんな理由じゃない。ちゃんと生きてる。
毎月お金を送ってくれるから、お金で困ったことはない。
家族は私を゛危険"だと判断したから、私をこんな古いアパートへ
追いやったのだ。
- Re: 灰色世界 ( No.4 )
- 日時: 2011/01/14 17:46
- 名前: 鵺 (ID: xlie8b7H)
* * *
あれは私が小学校3年生のときで妹が1年生の時だったと思う。
理由は忘れたが妹は泣き叫んでいた。私はそれがとてもうるさくて、
不快で、気持ち悪かった。
だから、手っ取り早く妹を黙らせる方法として、私は妹の首へ手をかけた。
妹はすぐに泣きやんだが、私は首を絞め続けた。
私の行動に気づいた母は、妹から私を引き離した。
(邪魔な存在なら、いないほうがいいと思ったの。)
私はそう説明した。
その時の母の顔を今でも鮮明に思い出せる。
母は一瞬にして私が異常だと理解したのだろう。
そして、中学へ上がると同時に祖父が管理しているこのアパートへ
私をおいて行った。
(彩、お前は賢いから、ここで一人で暮らせるな。)
(お金は毎月送るからね。)
(・・・・・・。)
(・・・私、大丈夫だよ。心配しないで。)
以来、私は家族と会っていない。
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