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Reset
日時: 2011/02/02 17:28
名前: キョーナ ◆hP9XLkiiYo (ID: 3L0NyJ0C)





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Re: Reset ( No.18 )
日時: 2011/02/07 17:56
名前: キョーナ ◆hP9XLkiiYo (ID: 3L0NyJ0C)

  9

「………… 奈々?あぁ あいつか あのチビか」
「ぇ……?」

流華がこんな喋り方をするなんて

「あいつには近づくな 以上 質問は?」

誰が想像しただろう

「流華?」
「ん?」
「お前…ほんとに流華か?」
「……ちょっと裏人格出しすぎちゃったかな?」
「流華…?」
「今度は何?」
「何で……… 奈々に近づいちゃいけないんだ?」
「…… くくっ 別に近づいてもいいよ もうあきらめた」
「何をあきらめたんだ?」
「…………自分の存在が分かる人が殺されるコト」

自分の存在が分かる人を殺されるコト?
つまり…
俺が殺されるコト!?

「どういうことだッ!?」
「奈々に近づかなければいい話。」
うるさいな という目で俺を見てくる

「しょうがないわね」
流華は窓際に行くと、くるりと一回転をしてお辞儀をしながら行った
「本当は信じてないでしょ 見せてあげるわ あなたがどんな魔法で殺されるかをね」


Re: Reset ( No.19 )
日時: 2011/02/09 18:51
名前: キョーナ ◆hP9XLkiiYo (ID: 3L0NyJ0C)

  9

「……精霊 ミナカ・サーナ召喚 精霊 ミナカ・ヨウカ召喚」

あれ 
…光?
「ッ!!!!」
まぶしっ

「はい ご主人様 御用件は何でしょうか?」
「おぉッ 久しぶりぃ〜 御用件は何でしょうかぁ♪」

「誰?」
「精霊の、ミナカ・サーナと申します 以後お見知りおきを」
「あっ はじめましてぇ〜 サーナお姉の妹のヨウカで〜す♪」
「……私の契約精霊たち」
「あっ それで、ご用件はなにぃ?」
「こいつに魔法を見せてやって 死なない程度に」
「「了解」」

『忘却過去映像魔法!!』

………ぇ?
なんだ これ
ここ… ドコ?
え?水?
隣にいるのは………
弟?

「はーい 終了♪」
「…………今のは?」
「忘却過去映像魔法です ……忘れていた過去を思い出すことができます」

俺の、忘れていた過去……?

「ちょっと一人にさせてくれ」
そういって俺は部屋を出た


Re: Reset ( No.20 )
日時: 2011/02/12 17:09
名前: キョーナ ◆hP9XLkiiYo (ID: 3L0NyJ0C)

  10

「ありえな………い?」

ありえない
魔法なんて
ありえない
人に見えない人なんて
ありえない
弟なんて
ありえない
さっき見た映像なんて

「ぅ…………」
頭痛が酷い
倒れそうになる
頭がガンガンする
クラッとする

「しんど……」

俺が生きている意味ってなんだろう
意味ないじゃん 死んでもいっか
あぁやばい 自分の中が自分を否定する言葉で包まれる
死にそう 吐き気がする 意味が分からない
すべて、忘れてしまいたい
そう思っているうちに自然にソレは口から出てきた

















『忘却魔法……』

自分が光に包まれる

忘れたい

願いはそれだけだった


Re: Reset ( No.21 )
日時: 2011/02/19 15:23
名前: キョーナ ◆hP9XLkiiYo (ID: 3L0NyJ0C)

  11

「……なぜ止めた」
「そなたは必要な人だからな 記憶をなくされては困る」
「隙を見てまたやるぞ」
「また止めに来るぞ」

奈々…か? あぁもうややこしい
えとえと…… うああぁあぁああぁ
もうよく分からん 混乱しまくりだ

そうやって俺か混乱しているのを見ながら奈々が呪文を唱えた

「拘束獣 ナンキント・クルス召喚」

拘束獣?
なんだそりゃ

「……なんだこれ」
目の前にいたのは………
狼と虎が合体したようなやつ…だよな

「!! ダレこいつッ!!!」
「そんなに警戒しないでもいい」
「でも初対面だよ?なんか怖いじゃん!」
「怖くない」
「こんなやつ捕まえるの?いやだよ?俺」
「うるさいな」
「ぎゃああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

…やけに賑やかだな
てか、人間の言葉しゃべるのか

「“命令”よ こいつを捕まえなさい」
「うぅ …かみつかない?」
「かみつかない!!」
「魔法使わない?」
「使わない!!」
「じゃあ「あぁもううるさいな さっさとしろ!!」
「キャウゥゥゥゥゥン」

…見かけより臆病なんだな
そういえば捕まえなさいとか言ってたよな
逃げたほうがいいのかな?


Re: Reset ( No.22 )
日時: 2011/02/21 18:17
名前: キョーナ ◆hP9XLkiiYo (ID: 3L0NyJ0C)

12

「“命令”殺さないで捕獲 よろしく」
「………クゥゥン」
「よ・ろ・し・く・ね?」
「……ハィ」

…………奈々ってこんなに怖かったっけ?
ていうかヤバッ 逃げなきゃ
そういっている間にもあ い つ は 俺 の 目 の 前 に———

「がうー」
「キャゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!!!!」
…縮こまって怯えてる

「……奈々 こいつ弱すぎるぞ」
「…捨て犬だからな」
「よく拾ったな」
「いや、場の雰囲気的に拾わないといけなかっただけだ」
「運良いな あいつ」
「そうだな ……使えないし、戻すか」

「拘束獣 ナンキント・クルス退却」
「……………ホッ」

「精霊女王 サーナリア・キンセカ召喚」
「我はサーナリア女王 サーナリア・キンセカ …何の御用かな?」
「簡単な事よ あの者を捕らえるだけ」
「……そなたも簡単にできるはずじゃが?」
「そなた、我の性格は知っているはず」
「………くっくっく そうであったな」

「「はしっこからちょびっとずつ壊していってェ 絶望・不安のどん底に突き落としてやりたァい!!!!!!」」

「クシシシシシシシシ ソレソレソレェ ソレをしたいのよッ なにしろ、久しぶりの人間だからなァ」
「相変わらずじゃのう 奈々は しかし… 本ッ当に昔から」
「友達で居たのぅ でしょ?」
「そうそうそうそう その通りッ」

うわぁ やばい 仲良し過ぎる
ところで、奈々さん キャラ変わってません?
こんなやつだったけ———?


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