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ロード・ザ・ブラック 【遥かなる大地】
日時: 2011/01/31 17:47
名前: 狂音 (ID: hFRVdxb.)

どうもこんにちは

どうせ、途中で終わるだろ。とか言わないで下さい

冒険モノを書きたいな。なんて思って気まぐれではじめたなんて口が裂けても言えない……

まぁ、基本的には

・狂音?俺アイツ無理w下手すぎるw
・よっしゃ、中傷大会だ。やっは〜っ!!

という人はUターンで

・狂音?誰?まぁ、一応見てみるか
・目が腐るのを覚悟で見てみようか

という方はカモンです

まぁ、早速始まりますので……

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Re: ロード・ザ・ブラック 【遥かなる大地】 ( No.10 )
日時: 2011/02/09 18:28
名前: 狂音 (ID: fRqJ.hcc)


「何だ? コレ」


エドが自分の腕をラッドとエレファレに向け、言った


「どうしたの?」
「………何か?」

「ほら。ここ」

エドが自分の腕の中心部を指した
其処には、とある竜の絵と。その竜を退治している人間の姿の印らしきモノ


「なにこれ?」
「………奇妙」


顔を顰めて、二人はラッドのエドの腕にある印らしきモノをじっと見ている


「なんだ。お前ら、退治しに行くのにそのくらいのことも知らんのか」


武器屋の店主は三人を馬鹿にしたような声でからかう
その様子を見て、三人は少しイラついた姿を見せるも、冷静なり、武器屋の店主にこの印らしきもののことを尋ねた
すると、武器屋の店主はとても分かりやすく教えてくれた


どうやら、遥か昔にも他国の竜の侵入を許してしまったことがあるらしい。そして、現在と同じような処置を取り、七人の勇者を旅に送らせた。しかし、“巨大なる世界”の勇者数組は、とある民族のせいで死んでしまったらしい
その民族とは“ギャレス族”だ



ギャレズ族は主に戦いを好まない
平和的主義の民族だ。其の平和の主張に、主に家畜などを飼ったり、民族では年に2〜3回、民族交流などを開いたり。そんなまったりとした民族



しかし、其れはあくまでも現在の話
昔、ギャレス族は戦いを好み、自分達の領土では勿論のこと。他の民族の領土でも戦いをする様な民族だった



其の日は一度に三民族程の勇者がギャレス族を訪れた
当時の“覇者ノ書”にはギャレス族のデータが書いておらず、勇者達は他の民族と同様に踏み込んでしまった



それが勇者達が命を落とすきっかけとなった

Re: ロード・ザ・ブラック 【遥かなる大地】 ( No.11 )
日時: 2011/02/12 11:10
名前: 狂音 (ID: /8RPd6Ii)


勇者達は、もう日が降りる頃にギャレス族へと辿りついた
そして、何処かの宿場で休もうとしたが、宿場が見当たらない
仕方なく、勇者達は何処か、寝れそうな場所を見つけ、眠った
眠りについてから、数時間が経過した頃


(〜〜〜! 〜〜)
(〜〜? 〜〜〜……)


何か会話が聞こえる。そのことに一人の勇者が気付き起き上がろうとした瞬間、パンッ! という音がしたと共に勇者がその場に倒れ崩れた
銃だ。ギャレス族の者達は、勇者達を“侵入者”と決めたのだった
他の勇者も起き上がると同時に撃たれ、命を落とした



「だから、今度の勇者達には腕に腕章をつけて、旅に行かせたわけよ。また撃たれちゃ困るからな。まぁ、ギャレス族には“民族憲法”の第一条に“戦争放棄”を決めたから当分そんなことはねぇと思うけどな」


「へぇ」
「……ギャレス族」


「腕章についての説明はもういいだろ?」


「はい。有難う御座います」


エドはペコリと武器屋の店主に頭を下げた


「じゃあ、早く武器買っていこうよ」
「ああ」


「お〜っと。買わなくていいぜ? 俺が全部タダにしてやらぁ!」


「マジですか!?」
「嬉しいっ」
「………無料程高い買い物はない」


二人は嬉々の様子。エレファレだけが少々疑っていた




「なんだ?俺が管理している武器は防御力、攻撃力共に最高だ!」


ドンッと言い張る店主に二人は少し拍手をして、武器を選んだ


「………不安」


エレファレはそう言いながらも武器を選んでいった

Re: ロード・ザ・ブラック 【遥かなる大地】 ( No.12 )
日時: 2011/02/13 12:12
名前: 狂音 (ID: /8RPd6Ii)


「さぁ。早速行こうぜ? まずはズィン族に行って情報収集だ」


エドの言葉に「了解隊長ウーラ」と言い、ラッドが地図を開いた


「どうやら、ここは“ズィンの草原”だって。ズィン族の領土は此処からすぐ近くだね。後、二時間くらい歩けばすぐにつく」

「………良かった」

「そうか。確か、此処は“ガルフォン”が出てくる場所だったな。遭遇しないうちに早く向かおう。麻痺をして時間を無駄にするなんて最悪だ」


「そうだね。行こうか」

ラッドはエドの後ろに。エレファレは適当な配置について、歩き始めた
目の前は草原で、“ケレケレ蝶”や“ニードスイド”が飛び回っている
そして、被疑の方向には綺麗な湖。こちらでは“ノットリ亀”が岩に張り付き、“ミズウミ海豚”が泳いでいる
息を呑むほどの美しさ。そんな光景に見惚れている暇などないのだが、ついつい、立ち止まってしまう


後ろから、“ドルフォン”が迫っていることも知らずに











--覇者の書 生物一覧---------------------

“ガルフォン”  危険度 D  ガルフォン科
DETA 【古代から、生息していた兎。愛らしい姿かたちとは裏腹に鋭い聴覚で相手を探り、歯の毒針で相手を麻痺させる。しかし、何度も毒針で刺されても死には至らない】


“ドルフォン”  危険度 ?  ガルフォン科
DETA 【次回で発表】

“ケレケレ蝶”  危険度 E  ケレケレ科
DETA 【この国でも数多く居る。ケレケレの蝶。羽ばたく時に『ケレケレ』という音がすることから名付けられた。攻撃はしてこない
また、ズィン族の領土の近くでしか見られないため、ケレケレ蝶の羽根は土産屋でよく売られている】


“ニードスイド” 危険度 E  スイド科
DETA 【スイド科の生き物。背中に羽が生えている馬の姿をしている
時速60Kmの速度で走ると言われている。その瞳はダイヤモンドのように美しい】


“ノットリ亀”  危険度 D  ノットリ亀科
DETA 【動きが鈍い亀。普段はノロマだが自分の縄張りに踏み込まれるとものすごい勢いで首を伸ばして相手の身体が引きちぎれるまでかみ続ける亀】


“ミズウミ海豚” 危険度 E  ミズウミ科
DETA 【ズィンの草原にある。オオチリ湖でしか見られないエメラルドグリーンの海豚。主にケレケレ蝶を餌とする不思議な海豚】

-----------------------------------------

Re: ロード・ザ・ブラック 【遥かなる大地】 ( No.13 )
日時: 2011/02/16 18:01
名前: 狂音 (ID: /8RPd6Ii)

ドルフォン。それはこの国に存在しているガルフォン科の猛獣
その危険さ故に、ズィン族に住む民はこう詩を創っている
『アイツが来たらすぐ逃げろ
   槍と盾を使って
   攻撃を避けて逃げろ
   第二の竜の再来だ』

これはあくまでもズィン族目線なので、ドルフォンがいかにも恐ろしいような印象がする詩
確かにドルフォンは恐ろしい存在なのだが、この国に存在する生き物にはもっと恐ろしい生き物も数多く存在するのだが、どの族にも遠くも近くもない場所に生息している為、国の者達は怯えてはまったくいない



まぁ、たとえ国全体から見ると強さは中の中くらいだとは言え、最強の攻撃力を持っている


<グルルッ……>


「……? なんだ? さっきの音」


エド達はまだ、ドルフォンの鳴き声とは分からずとも、その音は聞き取れたらしい



エド達の最初の戦いとして困難な相手となった

Re: ロード・ザ・ブラック 【遥かなる大地】 ( No.14 )
日時: 2011/02/16 18:26
名前: 狂音 (ID: /8RPd6Ii)


<ガアアアアアアアアアッ!!>


「………ッ!?」


一番最初に其の鳴き声を発しているのがドルフォンだと気付いたのはエレファレだった


「………後ろっ!」

エレファレが珍しく声を荒げて言った
その様子を見て、二人はただ事ではないと察した

<グルルルルッ……!>


ドルフォンは腹をすかせているようで口からは大量の唾液が流れ出ている


「すっごい絵面だね」


ラッドは言っているが、額には冷や汗が流れている
エレファレもエドも既に武器を構えた状態だった

<アアアアアアアアアアアッ!>


ドルフォンは三人に思い切り突進してきた----


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