ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

超能力者戦争〜非日常編〜
日時: 2011/02/15 17:40
名前: ひふみん (ID: CyM14wEi)

ど〜も。ひふみんと言います。

初心者なので最初の言葉?の書き方がわからないですwww

とてつもなく駄作&駄文ですが最後まで読んでいただけると非常にうれしいですw

できればご意見やご感想などを下さったらうれしいです!!

Page:1 2 3



Re: 超能力者戦争〜非日常編〜 ( No.9 )
日時: 2011/02/16 17:19
名前: ひふみん (ID: CyM14wEi)

そんな事があってついに夜・・・殺人鬼は動き出す。
第一章「デウス=エクス=マキナ」〜非日常編〜

大和台は橋、駅などの交通機関を利用しないといけない人工島である。

特に一番有名なのが大和大橋である、この国で一番長い橋であり一番車が多く通る橋である。
チッ・・・チッ・・・チッ・・・。と機械音、橋の裏に何箇所も何かの装置が設置されている。タイマーが連動して一秒一秒時間をけずっている。そして遂にタイマーは零に・・・到達し装置は一斉にピーという音と共に爆音をあげる、橋は一瞬にして崩れ落ち橋の上を走る車は吹っ飛び海へと落ちる天高く爆発による黒煙が空をこがす。そしてそれに続くようにあちらこちらで轟音が響き何箇所も黒煙を上げていた。

−−−−−−−−−

俺は部屋の椅子に座り机の上に山ほどおいてあるマンゴープリンに手を伸ばしフタを開けほおばる、目の前では花村と顔をはらす竹中が床で土下座してる。

「そ、それはこのホテルで売ってる一個600円の高級マンゴープリンだこれで勘弁してくれ。」

「た、頼む私たちの有り金全てでそれを買ってきたどうか許してほしい。」
二人は頭を上げないまま力なくそう言った。

「おお、スゲーなこれ中にココナッツミルク入ってるじゃんうめ〜。」
俺は聞こえないフリをしてそう言った。二人はまだ土下座をしている。

「へぇ〜美味そうじゃん、私にも頂戴。」とベッドで転がっている日高がこの俺のマンゴープリンを要求してきた。

「ふざけんな、このマンゴープリンは全て俺のだ誰にもゆずらねえ。」

んだよ〜とぼやき日高は激しくベッドに転がる。

「・・・・。」二人は一切微動だにせず土下座をしている。
少なくともあと30分は放置してやる。そう思いながらスプーンをくわえテレビのリモコンをつかって電源を入れた夕方のニュースをやっていた。

「こんばんわ、夜7時になりましたニュースのお時間です。」テレビの向こうで二人のキャスターが座って頭を下げた。

「早速本日のニュースです、大和台を騒がす連続殺人事件がまた発生しました、今回の事件で被害者は遂に8人となりました。」
事件の説明をしようとするキャスターの所にスタッフが来てキャスターに耳打ちし紙を渡した。キャスターは青い顔をしている。

「たった今入ったニュースです大和台に新たな事件が発生しました。大和台に向かうための橋、駅その他の交通機関が爆破され大和台は今陸の孤島となりました。現在爆破され大破した大和大橋に大田アナを中継しています、現場の大田アナ?」

衝撃的な発言が聞こえた。俺達のいる大和台が!?
「はい、こちら現場の大田です。」テレビ画面には電車から見えた大和大橋が完全に大破していた。

「おいおい、これどうなってんだ!?」いつのまにか全員がテレビに釘付けになっている。

「爆破テロか?」と竹中がめずらしく真顔で言っている。

「わかんねえ・・・だがやばい事になってきたな。。。」と俺がつぶやき机にある事件のファイルを開いた。

「どうした、季城?」と竹中がこっちに来てファイルを覗き込む

「犯人は大和台に潜伏してんだとよ・・・。」

「マジかよ・・・やばくねえか?ワンルームに殺人鬼と同棲してる見たいなもんだぜこりゃ・・・。」
竹中が頭の悪い例えをつぶやく。

〜一方その頃〜
大和台の中で一番大きい建物ランリーズホテルその屋上で大きい笑い声が聞こえる。
「なんだこりゃ?あっちもこっちも燃えてんじゃねえか!!!ヒャハハハハハ!!!」
男は今にも落ちそうな所に超絶的なバランスで逆立ちしてあたりを見回す。金髪で長身の無精ひげをたくわえるスーツ男が笑いながら言った。 
「よっと、クククク大和台はこれで陸の孤島になった訳ださて問題です!誰のせいでしょーか!?!?ヒャッハハハハハ!!!」男は逆立ちをやめひとり言を言っている。

「ククク正解は俺も知らん!!!ヒャハハハハ俺がやったと思ったか!?馬鹿が!!!誰でもいいがラッキーだぜ!日ごろの行いがいいおかげだなヒャハ!!!!!」男はライトで光る繁華街をにらむ。

「待ってろよ愚民共!!!!!!こっから俺のショータイムだ!!!ヒャハハハハ!!!」
クドラクはそう叫びビルを飛び降りた。

Re: 超能力者戦争〜非日常編〜 ( No.10 )
日時: 2011/02/17 23:17
名前: ひふみん (ID: CyM14wEi)

「殺人犯の可能性が高いな、奴は人間離れした殺し方をしてる、こんなことやってもおかしくねえよ。」俺はみんなに言った。
完全に俺達の手に負えるレベルじゃねえ・・・まさか爆破までするなんて異常すぎる・・・・。でも何のために?腕を組み考える。

「おいおい、考え事してる場合じゃねえよ!早く犯人を探さねえと。」
竹中が部屋を飛び出そうとするのを俺が制した。

「バカかお前は!犯人は俺たちと同じ超能力者かも知れねえんだぞ?戦闘に向いてねえお前が行ったところで瞬殺されるだけだろ。」

「ふざけんなよ!じゃ俺はここで待機してろっていうのか!!!」竹中が俺に近づき怒鳴る。

「そもそも殺人犯がどこにいるか分かんねえだろ!!分かったらお前はおとなしく千里眼で不審者を捜せ!!!!」怒鳴りかえしにらみ合った後竹中はしぶしぶソファに座り目を閉じた。

「犯人も超能力者だと?だとしたら私達がやるしかないのか・・・。」

「その可能性は高いな・・・。しかも広域破壊できる奴だ。」犯人は爆破させる能力か?

「言いねえ!久しぶりに私の能力を思いっきり使えるわけだ!!」と日高が興奮気味に言う。

「そうか・・・お前の能力も相当ヤベえタイプなんだよな・・・。」

「ああ、多分この中で私が一番強いね!」
どっから来るんだその自信は・・・竹中と俺はともかく花村の超能力もすげえと思うがな。
「そういえばさ、季城アンタどんな超能力使えんの?私アンタの超能力知らねえんだよね。」

「俺の?たいしたことねえよ。」と嫌そうに言う。

「じゃ、私が一番強いねこん中で!!」とうれしそうにはしゃぐ、安心しろこの班だけじゃなくお前は学年で一番強いよ・・・たぶんね。とあきれながら思った。

「・・・・いたぞ。多分こいつで間違いねえ・・。」竹中は冷や汗をかきながら言った。

「こいつ信じらねえほど強い,ていうか化物だな・・・人を紙屑かなんかみたいに引き裂きまくって暴れてる・・・。」

おいおいマジかよ何の冗談だ。そんな奴今から捕まえに行くのか?
ていうかやっぱり超能力者か・・・。

「竹中・・・場所は?」と花村が聞いた。

「・・・大和台警察署のエントランスだ。」

「け、警察署!?ホントに頭おかしいなそいつ・・・。」

「よし!腕が鳴るねぇ早く行こ!!」日高がメラメラ闘志を燃やす。
今の聞いて何でワクワクしてんだよ!!

「そうだな、今更ビビっても仕方ないどの道逃げ道は破壊されているんだからな。」花村は日本刀を持って立ちあがる。

え〜マジでか!?行くの?聞いてたでしょ今の?
お前らは戦闘に便利な能力だからなぁ・・・。アレ?
・・・・警察署?・・・まさかあの人達いるんじゃねえのか・・・。

Re: 超能力者戦争〜非日常編〜 ( No.11 )
日時: 2011/02/18 22:54
名前: ひふみん (ID: CyM14wEi)

俺は竹中が言った犯人の所業を想像しビビりまくりながらも、意外と好戦的な女二人に引きずられる様に警察署へ向かう。

その道中はまさに地獄絵図だった。爆破事件が起き陸の孤島と化した事に好き放題暴れているようだ。
道路には所々割れていたり車はひっくり返り、周りのビルに車が突きささっていたり、血まみれになり四肢がバラバラに引き裂かれる死体を見て失神しそうになる、できるだけ頭の中を真っ白に何も見ないようにした。

その惨状のせいか誰も一言も発さずにただ黙って警察署に向かう。空には血まみれになったこの場所を写しているように赤く怪しく光っている。
「ついたぞ、ここだ。」先頭を歩く竹中が止まり指をさす。

「まさか、またここに来るなんてな。」

もうやるしかねえ。心にそう誓う。何か多いな最近こういうの・・・。










自分の超能力をもう一回だけ・・・あと一回だけでいい・・・こいつらのために使わせて欲しい・・・・そう祈った。

Re: 超能力者戦争〜非日常編〜 ( No.12 )
日時: 2011/02/20 13:02
名前: ひふみん (ID: cx1920xY)

警察署のエントランスは道路と同じように人間の死体かどうかすら分からないほどにバラバラになった肉が四散し血の匂いが充満している。

上の階からは叫び声や発砲音が聞こえる・・・どうやらそう遠い階のところにはいないようだ。

「どうやら警察署の修練場にいる4階だ・・・しかも誰かと戦ってる。」
四階ね・・・縁起が悪いな・・。

「じゃ、行こうか。安心して私が守ってあげるから。」日高が俺達ヘタレに言った。

「いや、むしろ俺が守ってやるよ!」剥きになって言ったが超能力の使えない俺は守ってもらう他なかった。

「ハハッ、じゃ守ってね。」とまっすぐこっちを見る、やっぱり日高も不安のようだ。笑っているが少し震えている。
「よしじゃあ、行くぞ!!」と俺は勢いで言った。

大和台警察署四階修練場そこには季城を取調べしていた二宮と越後が広い修練場で暴れているクドラクを入り口で身を潜めるようにして見ていた。

「越後さん・・・何々ですかアイツ・・・。」二宮は血まみれになるクドラクを恐怖の目で見る。

「さぁ俺もわからんが恐らく俺らが追っている犯人で間違いないな。」
越後は冷静に言った。

「いいか、無傷で逮捕する何て思うな殺す気でいけ、動きを封じるために足の関節を狙え。その後に頭にぶち込む。」

「でも越後さんアイツの動き見たでしょ・・・あんな動きする奴に当てるなんて無理ですよ。」
クドラクは人間の動きを遙かに凌駕していた。
「安心しろ・・・俺が囮になる。」

Re: 超能力者戦争〜非日常編〜 ( No.13 )
日時: 2011/03/06 11:24
名前: ひふみん (ID: cx1920xY)

「え、越後さん!!本気なんですか!?」二宮は耳を疑った。
「死ぬつもりなんですか越後さん!!」クドラクに聞こえないよう様に声を小さくしてまくしたてる様に聞いた。
越後は静かに答える。
「いいんだ、俺はこの事件を俺の最後の事件にするつもりだったからな。」
「それって・・・。」
「ああ、俺は退職する。」越後は表現しがたい目で天井を見つめていった。
「・・・・そうですか・・・。」
越後の覚悟は相当のモノだと二宮は分かっていた越後の部下になって3年経つが越後のあんな目を見た事はなかったからだここで自分が囮になると言えば越後の覚悟を踏みにじると・・・そう思った。
「・・・・分かりました。絶対に犯人を捕まえて見せます。」二宮は自分を落ち着けるように息を吐く。
「ああ、二宮期待しているぞ・・・。」越後はいつもの様にやさしい静かな笑みを見せてくれた。

−−−−−
作戦はこうだ、まず越後が最初に奴のいる修練場に飛び込み奴に発砲する。成功すればそれまで、しかし失敗して越後が奴の攻撃を受けた時二宮が攻撃の瞬間に動きを封じる、つまりは奴の足、腕を狙い行動不能にした後確保、確保できない場合は頭部を狙い奴を殺す。とごく単純だ。

「準備はいいか二宮?」
「フゥ〜・・・はい。」と真剣な面持ちで二宮は頷く。


Page:1 2 3



この掲示板は過去ログ化されています。