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- 紅色チェリー
- 日時: 2011/02/12 12:23
- 名前: 檻月 ミシン (ID: STEmBwbT)
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初めまして。 檻月 ミシン、『オリツキ ミシン』と言います。
題名、ちょっと可愛いっぽいけれど、内容……、内容どうなんでしょう。
グロ描写、ありです。
・登場人物・
僕/なっくん・なつ
17歳 この物語のつっこみ担当。
幼なじみの中で一番常識人。 「僕はキミの味方で、世界の敵だ」
アカシ
明石 ヒヨリ
17歳 幼なじみの間でかなり大切にされている。
口下手で話すのが苦手だが、かなり攻撃的。
「好きな人は少し。 嫌いな人はたーくさん」
ヤマカゲ イチノスケ
山影 一乃助
18歳 幼なじみの中で一番年上。 寡黙。
皮膚の病気のため、包帯を体中に巻いている。
「綺麗な奴は嫌いだけど、ヒヨリは好きだ」
シイナ
椎名 ノゾミ
18歳 穏やかな性格で、変な所でツボる。
ヒヨリの事だけを思っており、後は興味ない。
「私は、ヒヨリの血肉でさえ愛します」
ミトガワ キセキ
水戸川 奇跡
32歳 刑事歴10年 6年前に4人と知り合う。
どこか馴れ馴れしい性格
「浅い呼吸でも、生きてはいけますよ」
- Re: 紅色チェリー ( No.7 )
- 日時: 2011/02/08 16:57
- 名前: 檻月ミシン (ID: STEmBwbT)
301、302、303、304。
左から、ヒヨリ、僕、一乃助、ノゾミの住むアパートの号室となっている。
古びた、住人の少ない安アパート。 僕たちはそこで、兄弟同然に育った。
「一乃助、僕だ。 入るぞ」
ヒヨリとノゾミと別れてから、僕は隣に住む一乃助に会いに行った。
住人の返事を待たず、ズカズカと入りこむ。 思っていた通り、テレビの前に一乃助はいた。
「なんだ、なつか」 「さっき声かけたぞ。 ていうか、ポストが大変な事になってた」
溜まっていた広告や新聞で、今にも蓋が外れそうだった。
全部回収し、机の上に広げる。
「一週間前のやつあるじゃねえか。 新聞、とるの止めたらいいだろ」
「あー……、勝手にアイツらが頼んでんだ」
アイツら、というのは離れて暮らす一乃助のご両親。
「そうだ、なつ。 包帯取り変えてくれや。 風呂入るから」
立ち上がり、シャツを脱ぐ。 白い包帯で胸元から両腕、足首、左顔面にまで包帯を巻いている。
「痛そうだな」 「もう慣れた」
苦笑している一乃助は、綺麗な顔をしている。 男である僕から見ても、男女という境界を超越している綺麗さである事を認めざる追えないほど。
「前よりちっとグロくなってっけど……」
言いながら、全ての包帯を取る。 赤く爛れた皮膚と、まだ健康な皮膚の色合いが綺麗だと思った。
色素の薄い髪を鬱陶しそうに払い、一乃助が顔を上げる。
「風呂、行って来る」
そう言い残して、風呂場に行く。
僕はもう見慣れているけれど、初めて一乃助を見た人なら、あまりの痛々しさに言葉を失うかもしれない。 正直、最初は僕だってそうだった。
だけど、引っ越してきたアイツを、ヒヨリだけが笑って迎え入れていたのを覚えている。
「一乃助」 「あん?」 「おまえ、ヒヨリと住めないのか」
シャワーの音が止まり、数秒経って。
「それがヒヨリの願いなら、俺はいいけど」
「いや、僕が勝手に言ってるだけだ。 ヒヨリはおまえに迷惑がかかるからって」
「アイツらしいな」
そう言う一乃助の声が、嬉しそうだった。 嬉しそう、だった。
- Re: 紅色チェリー ( No.8 )
- 日時: 2011/02/09 16:00
- 名前: リアル (ID: STEmBwbT)
一乃助、好きです。
包帯だらけの美形、しかも半身が爛れてるって、俺得キャラです。
- Re: 紅色チェリー ( No.9 )
- 日時: 2011/02/09 16:32
- 名前: 檻月ミシン (ID: STEmBwbT)
ありがとうございます(^<^)
私にとっても俺得です。 えへ。
- Re: 紅色チェリー ( No.10 )
- 日時: 2011/02/10 20:55
- 名前: リアル (ID: STEmBwbT)
やっぱりそうですか?
個性なキャラって好かれますから
- Re: 紅色チェリー ( No.11 )
- 日時: 2011/02/11 11:28
- 名前: 檻月ミシン (ID: STEmBwbT)
そうですか?
頑張ります☆
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