ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 自爆スイッチ。
- 日時: 2011/02/23 21:51
- 名前: 朝霞 (ID: MO5pRcbX)
「おい…次はだれが ス イ ッ チ を押す?」
「もう嫌よ!押すたびに 人 が 死 んでくのよ!?」
「俺も、今の状況じゃ誰も 押 さないと思うぜ。」
「でもここから出ないと、全員死ぬんだ。残りのスイッチは5個、生き残るのは…たった 一 人 だ。」
「僕は押したくない!」
「でも、さっきは押した人は死んでなかった。他の人が死んだんだ。
結局死んじゃったけど…」
「確かに押した人が 死 ぬ とは限らない。じゃあ俺が行く。」
「!!」
カチッ。
————————次はだれが 逝 く ?
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>>03 #2
>>05 #3
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>>08 #5
>>10 #6
>>12 #7
>>13 #8
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・爽様
コメントお待ちしてます!!
- Re: 自爆スイッチ。 ( No.7 )
- 日時: 2011/02/12 16:34
- 名前: 朝霞 (ID: MO5pRcbX)
#4
「おい。さっきポケットに入っていた死亡推定時刻は見たのか?」
月詠がめずらしく口を開いた。
「もちろん。そんなもの見てないわよ?だってそんな紙キレ見たって意味無いじゃん。」
私も舐められたもんだわ。と吐き捨てると、
女は迷いだした。
このスイッチを押したらどうなるの?
死ぬかもしれないって言うのに・・・
なんで私が最初なの?
・・・そうだ・・・私が大口叩いたのが悪いのよ・・・
正直に言って順番を変えてもらうか・・・
「・・・」
サラリーマンは迷っている女にこう耳打ちしてきた。
「・・・嫌なら辞めてもいいんですよ?」
「!!何言ってるの?私は怖くないんかない!!」
女はそう決心して、ヒールの音を響かせて、スイッチのある方へゆっくりと歩いて行く。
(あんな奴にあんなこと言われて・・・もう黙ってられない・・・っ)
皆は夢中になってスイッチを見た。
いつ押すのか、
何が起こるのか——————
女は振り返り、ニコッと笑った。
「私はそんな臆病者じゃない。証明してやる。」
そう言うと、足でスイッチを踏んだ————
・ ・ ・ ・ ・
「・・・なにも、起こらなかったな・・・」
月詠は小さく呟いた。
「・・・アハハハハッ!!皆、何その顔!!まさかあいつの言う事信じてた!?ヤッダー。
ホントに死ぬわけないじゃん!!ギャハハ」
女は心底安心した。ため息の代わりに大きく笑った。
≪河内茉莉様。お疲れさまでした。予告通り、11時24分死亡です。≫
「え?」
ガンッッッ!!!!
上から大きい鉄の塊が落ちてきた。
下には隙間もなく、跡形もなくつぶされたようだ。
鉄の周りに血が花弁のように散っている。
会場に叫び声が響いた。
「何コレ・・・ねぇ、ホントに私達、死んじゃうの・・・?」
紅は地面にひざをついて肩は震えている。
≪では皆さん。引き続きゲームを楽しんで下さい。失礼致します。≫
プツンッ・・・
- Re: 自爆スイッチ。 ( No.8 )
- 日時: 2011/02/12 16:33
- 名前: 朝霞 (ID: MO5pRcbX)
#5
さっきまで五月蠅かった会場には冷たい空気が走った。
不穏な空気の中、歌手の男性が自分の腕時計を見た。
!
(11時40分———・・・)
男は焦った。
自分の死亡推定時刻まであと15分なのだ。
だがこれは推定であるため、絶対にこの時間に死ぬ、という保証はない。
しかし、先ほどの女性は推定通りの時間に死んだ———・・・
そして男は死にたくない。という欲望にかられた。
誰かが次のスイッチを押してくれれば、俺は推定通りに死なないで済むかもしれない・・・
誰かが死んでくれれば・・・
男は周りを見渡した。
月詠はあいかわらず無表情で壁にもたれかかっていた。
他の連中も、下を見たり座り込んでいる。
背中に冷たい汗がつたった。
とその時。
≪皆さん。一人の方がお亡くなりになられてから、5分が経ちます。
このままスイッチに反応がない場合はこちら側で押す人を選ぶことになります。≫
「えっ・・・?」
静かな空間で、男の声があがった。
他は関係のない顔をして俯いている。
(そんなの絶対に俺が選ばれるにきまってるだろ!?だって俺の推定時刻は後10分なんだぞ!)
男は行動に出た。
「おい!誰か押せよ!このままじゃ勝手に押す奴決められんだぞ!」
と必死に言ったが、
「・・・もういいじゃん・・・」
「そうですよ・・・僕達にはもう死ぬしかないんだから・・・」
「ほうっておいたらいいじゃないか・・・」
皆は話を聞こうとしない。
プツッ
また放送がかかった。
「!!」
(まさか・・・)
≪皆さん。さっきの放送から約3分が経ちました。
約束通りこちら側でスイッチを押す方を決めさせていただきます。≫
ああ・・・もう何もかも終わりだ・・・
- Re: 自爆スイッチ。 ( No.9 )
- 日時: 2011/02/12 16:43
- 名前: 爽 ◆cwkQcZxsX6 (ID: e7NtKjBm)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=16014
死亡フラグが立った予感((笑
続きがとても気になってうずうず状態ですよ。
寝巻きから出れない感じよりうずうずします((ピンとこねーよ
更新頑張ってください。
- Re: 自爆スイッチ。 ( No.10 )
- 日時: 2011/02/12 17:39
- 名前: 朝霞 (ID: MO5pRcbX)
#6
プツッ
≪こちらで選んだ結果・・・≫
どうせ俺・・・
≪2番目は宇陀神司様に決定致しました。≫
え!?俺じゃない!
「ぼ・・・僕が?僕がスイッチを押すんですか?」
≪おめでとうございます。尚、今から5分間の間にスイッチに反応がない場合、『全員処分』となりますのでご注意ください。≫
「全員処分ってなんだよ!いい加減にしろ!」
50代の男はしびれを切らして叫んだが、もう放送は切れていた。
「よかった・・・」
歌手の男性はスイッチを押すのが自分ではなくてよかったと安心していた。
自分の死亡推定時刻まであと7分・・・あのサラリーマンが押してくれれば
死なないで済む。
「・・・お前、残念だけど、早く押さないと皆死んじゃうから、早く推してくれる?」
歌手は笑いを堪えながらサラリーマンの男性に言った。
「でも・・・」
「・・・?押さないの?まさか。でも、押さなくても皆死んじゃうんだよ?もちろん自分も。」
そう言うと、歌手の言葉があまりにひどすぎたのだろう、アイドルの女性と50代の男は
信じられないという表情でこちらを見た。
そして、ついにサラリーマンの男性はスイッチに向かった。
スイッチは壁につけられている。
スイッチの前まで来ると男性はギュッと目をつぶった。
- Re: 自爆スイッチ。 ( No.11 )
- 日時: 2011/02/12 17:02
- 名前: 朝霞 (ID: MO5pRcbX)
>>爽さん
そう言っていただけるととても嬉しいです(●@ω@)b
いや、わかりますよ、その表現の仕方・・
私は今日、10時過ぎに起きたのでさらにわかります(笑)
更新頑張ります!
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