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自爆スイッチ。
日時: 2011/02/23 21:51
名前: 朝霞 (ID: MO5pRcbX)

「おい…次はだれが ス イ ッ チ を押す?」

「もう嫌よ!押すたびに 人 が 死 んでくのよ!?」

「俺も、今の状況じゃ誰も 押 さないと思うぜ。」

「でもここから出ないと、全員死ぬんだ。残りのスイッチは5個、生き残るのは…たった 一 人 だ。」

「僕は押したくない!」

「でも、さっきは押した人は死んでなかった。他の人が死んだんだ。
結局死んじゃったけど…」

「確かに押した人が 死 ぬ とは限らない。じゃあ俺が行く。」

「!!」

カチッ。












————————次はだれが 逝 く ?



>>0 プロローグ

>>01 登場人物紹介


>>02 #1
>>03 #2
>>05 #3
>>07 #4
>>08 #5
>>10 #6
>>12 #7
>>13 #8

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・爽様

コメントお待ちしてます!!






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Re: 自爆スイッチ。 ( No.2 )
日時: 2011/02/10 18:53
名前: 朝霞 (ID: MO5pRcbX)

#1  



≪皆さん。こんにちわ。≫

≪皆さん。こんにちわ。≫

≪皆さん。こんにちわ。≫


「ぅぅ…」

「…なに?」

「うるさいなぁ…」

「…ここは?」

気がつくと、そこは密室だった。

「本当にここどこぉ?」

周りは見たことのないヤツばかりで、沈黙がつづいた。

「み、皆さん。私達知らないもの同士でしょう?」

・・・

「そりゃそうだろう。」

「私達…勝手にここに集めさせられたんだから。」

「…っま、そうでしょうねっ…」

20代後半のサラリーマンらしき男は情けない声を出して言った。

「なにぃ?さっきからあなた。男らしくないんだから」

ゴスロリ衣装をきた女はゆっくりと立ち上がると、洋服に付いた埃を丁寧に掃っている。

またしても続く沈黙で、男の高い声が響いた。

「じゃ、自己紹介しませんか?名前も職業も性別もわからないんじゃ話になりませんよ。」

「性別はわかるよ。」

「じゃあっ、言いだした僕が直々に…えーっ大阪で出張中だったのに、なぜかこんなところに…
あっ名前は宇陀神時です!よろしくお願いしますっ」

「宇陀神司?変な名前…」

「す、すみません…」

「じゃあ、次私行っていい?」

「うん」

「いいんじゃね?」

「私は河原茉莉。東京でモデルの仕事をしてるの。でもどういう訳かこんなところに…
ちなみに写真集とか出してるから、立ち読みでもいいから見てよね。終わり。次。」

「えっ!?私ぃ?じゃあしょうがないっか。あ、私は紅飛織でぇす☆
 職業は、アイドルしてまーす。
 茉莉ちゃんみたいに写真集だしてて、今年で10本目だよぉー。見てね—」

「えっ!?えっ!?まさかひおりんちゃんですか?僕ファンなんですよっ。」

さっきのサラリーマンは興奮して握手してもらっていた。

「写真集買ってね☆」

「もちろんです!!ここからすぐにでで、10冊買います!!」

もういいから次行ってよ。と、それを見ていた女は足を組んで言った。

Re: 自爆スイッチ。 ( No.3 )
日時: 2011/02/09 19:01
名前: 朝霞 (ID: MO5pRcbX)

#2


「じゃあ次俺。」

と、整った顔立ちの男が言った。
全身黒ずくめで、まるでマンガに出てくる人のようだ。

「俺は斎藤亮喜。歌手で、ツアーで名古屋に向かってるはずだったんだが、
 なぜかこんなところに来てしまった…まあヨロシク。」

「歌手ってどんな歌歌ってるの?」

「んー、まあだいたいはロックかな」

「ゴホンッ。じゃあ次は私が行こうとするかな。」

四十代、五十代ぐらいの男性が自慢げに髭を指で触る。
腕時計はダイヤがびっしり付いていて、指輪もしている。
とても裕福な人間らしい。

「私は矢島聖也。趣味は小説を読むことと、二歳の孫と遊ぶことだ。」

「じゃあ次はだれ?早くしてよ。」

偉そうに女はゆうと、頭に掛けたサングラスの位置を変えた。

「僕。僕は永井 信。二十歳です。今はまだ仕事は無いけど、将来の夢は
立派な医者になりたいと思っています!」

「じゃあ最後は—————」

「俺だ。」

身長は高く、あのひょろっとしたサラリーマンとはまるで逆だ。
顔は美しく、目は銀色っぽく光っている。
壁にもたれかかっていたが、こっちを向いて歩きだした。

「月詠だ。」

・・・

「えっ?それだけ?何か言いなさいよ?」

「趣味とか職業とかないの?」

男は黙ると、ゆっくりと口を開いた。

「そうだな、じゃあ一つ。俺はこの『ゲーム』に参加するのは二回目だ。」

「————!!」

「ゲームって…あんたここ、知ってんの…?」

一番此処から出たそうにしているモデルの女は、
月詠に詰め寄った。

「ああ、第 一 回 の 生 き 残 り だ。」

「第一回?生き残り?なにを言っているの?もっと詳しく教えてくれる?」

男はニヤリと笑うと、少し大きい声でこう言った。

「お前らは今から命賭けのゲームをするんだ。
 絶対にあきらめたりしてはいけない。
 俺はお前らの事を何でも知っている。」

「は?」

モデルの女は機嫌の悪い顔をして、月詠を睨んだ。

「生意気なモデルの事も、
 頼りないサラリーマンも
 ゴスロリ衣装の芸能人も
 仕事がないフリーターも
 金まみれのオッサンも
 なんでも知っている。」

「あんたっ!なにさらっと失礼な事言ってんのよ!?」

「そうですよっ…確かに僕は頼りないが、自分では頑張ってるんだよ!」

「金まみれって失礼なこと言うね君!なりたくてなったわけじゃないさ。」

皆は一気に五月蠅くなった。

「早くここから出してよ!!なにするつもりなのよ!?」

「そうだよ!!早く出せよ!!」


ブツンッ

—————————電気が消えた。

真っ白の壁も一瞬にして真っ黒になった。

「なっなに…?」

「ヤダ、怖ぃ…」

パッ

電気は再び付くと、奇妙な声が聞こえてきた。


≪皆さん、起きられましたね。こんにちは。私司会者のレムでございます。≫

「!?」 



Re: 自爆スイッチ。 ( No.4 )
日時: 2011/02/09 19:13
名前: 爽 ◆cwkQcZxsX6 (ID: 1/l/Iy6H)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=16014

初めまして←
面白くてこの先が凄く気になります!!!
更新頑張ってください。応援してます((

Re: 自爆スイッチ。 ( No.5 )
日時: 2011/02/09 20:12
名前: 朝霞 (ID: MO5pRcbX)

#3



≪皆様、いきなりですが、右ポケットの中から紙を取り出して下さい。 あらかじめ入れておきました。≫

「あらかじめって何?ふざけんじゃないわよ…」

言われるがまま、ポケットに手を入れた。

≪これは皆様の 死 亡 推 定 時 刻 でございます。
くれぐれも他の人には見せないようにお願いいたします。もう一度言います。
くれぐれも他の人には見せないようにお願いいたします。≫

「えっ…?」




会場は静まり返った。




「ふざけないで!冗談だろ…?」

「死亡推定って俺達死ぬことになってんのかよ!?」

≪いいえ。全ての人が死ぬわけではありません。生き残りは一人です。≫

「一人!?じゃああいつはその生き残りなのかよ!!」

≪そうでございます。月詠様は常連様です。では、ルールを説明します。≫

「ちょっ・・・僕には家族がいるんですよ!!早く帰らせて下さい!!」

今まで頼りがいがなかったサラリーマンがめずらしく大声を出した。




≪全員死ぬとは限らないのです。
 帰りたかったら必死で生き残ればいいのです。
 なにをそんなにおびえているのですか?≫





「・・・え・・・??」





≪ルールは簡単。ここのステージには六つのスイッチがあります。
 そのスイッチを押すだけです。≫





「・・・なんだ・・・意外にフツー。これなら私にもできるわ。」

そうゆうとモデルの女は鼻で笑って、足元にあるスイッチを見つけた。

「これね?」

≪はい。そうでございます。≫

「私はとっとと帰りたいの。早く全部押して帰りましょ。」






 






Re: 自爆スイッチ。 ( No.6 )
日時: 2011/02/09 20:08
名前: 朝霞 (ID: MO5pRcbX)

爽さん!!

こめありがとうございます!!!嬉しいです(*´Д`人)

そういわれるとまた嬉しいです^^

更新頑張ります(o´∀`o)ノ


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