ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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夢    死 【オリキャラ募集中】 参照200達成!!
日時: 2011/03/29 13:15
名前: リア ◆Y/JGN/wCwk (ID: AllbnElc)

二作目です!!

コメよろしくおねがいします!!!


お客様

ヴィオラ様
聖也様
かりん様
オリキャラ製造工場工場長様
月世の救世主様

人物

木村 椿 ♀

ツバキ ♀

波兎 狸 ♂

ユリ ♀

植木 理恵 ♀

リエ ♀

浅瀬 梨華 ♀

カエデ ♀

桜木 春香 ♀

サクラ ♀

浅瀬 瑠華 ♀

木蓮&水練  ♀


椿とツバキは同一人物
春香とサクラは同一人物
狸とユリは同一人物
梨華とカエデは同一人物
木蓮と水練は同一人物
理恵とリエは同一人物

お知らせ

      

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Re: 夢    死 【オリキャラ募集中です!】 最終章開幕 ( No.35 )
日時: 2011/03/01 20:11
名前: リア ◆Y/JGN/wCwk (ID: AllbnElc)

そこのパスワードわすれちゃって・・・汗

わざわざありがとうございます・・・泣

気づいているのでだいじょうぶですぉ^^

そんな細かいところまでみてくれてありがとうございます!喜

Re: 夢    死 【オリキャラ募集中です!】 最終章開幕 ( No.36 )
日時: 2011/03/02 18:17
名前: リア ◆Y/JGN/wCwk (ID: AllbnElc)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜最終章〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ツバキ「あたし達は馬鹿なんかじゃない!よくも・・・よくも理恵を・・・カエデを・・・!」

木蓮「理恵・・・?ああ・・・あのリエとかいう女か。あいつが死んだからどうしたというのだ?」

ツバキ「冗談じゃない・・・!あんたってやつは・・・。理恵は親友だったのに!」

木蓮「勘違いをするでない。そもそもカエデはお前たちが殺したのではないのか?」

ツバキ「ぐっ・・・。」

そのとおりの言葉に、あたしはなにもいいかえすことができなくなった。

ツバキ「あれは・・・うるさい!!そのことは仕方がなかったの!!
もう我慢ならない・・・みんな!!こいつを殺・・・え?」

木蓮「残念ながら、そのものの答えはNOのようだな。」

感染している・・・!木蓮の両脇に生えている2本の植物が長い草を伸ばし、二人の体に巻きついていた。2人のからだにはあの緑の湿疹。
また仲間が消える・・・!!

気がつくとあたしは木蓮に、松の刃をむけて走り出していた。

ツバキ「だらぁあああああ!!!!!!!!!!!よくも・・・よくも・・・友達を・・・また奪いやがって・・・!!キレたぞ!もう完全にキレたぞ!もう許さない・・・絶対許さない・・・!!!死ね!木蓮!」

木蓮「ふふ・・・笑止な。貴様1人で何ができるというのだ?ふざけるのもいい加減にしておけ。何がゆるさねーだよ。あぁ?調子こいてんじゃねーよカスが。お前なんぞ生きる価値もない。あそこに送り込んでやるよ。魔王さえも恐れる、あのところへな。心配するな。生のあるものなら、すべてのものが行き着くところだ。」

そういって木蓮は、あたしを宙に向かって思い切り投げた。

木蓮「逝ってらっしゃい。地獄へね・・・?」

あっははははははあーっはははははははは!!!!!!!・・・・・

Re: 夢    死 【オリキャラ募集中です!】 最終章開幕 ( No.37 )
日時: 2011/03/07 20:00
名前: リア ◆Y/JGN/wCwk (ID: AllbnElc)

ツバキ「・・・った・・・。ここは・・・?」

重たいからだをゆっくりと持ち上げ、ボーっとして何がなんだかわからない状態の思考回路のまま立ち上がった。

そして・・・むこうには半透明になったあの理恵がいた。
あたしは理恵の元へ駆け寄った。

ツバキ「理恵!?理恵でしょ?!・・・よかった・・・また会えた・・・。」

理恵は何も言わずあたしに笑いかけた。

理恵「違うよね?椿じゃないよね。ツバキなんだよね?」

理恵は冷たい視線であたしをにらみつけた。

ツバキ「なんで・・・?なんでそんなこと言うの?」

文字に表しようのない不気味な音がする。
・・・と思ったら、理恵によく似たリエがいた。
リエはあたしに手招きをした。

リエ「おいで・・・おいで・・・あなたはこっちの世界の住民なのだから・・・。」

頭がくらくらする。勝手にリエの方向に足が動く。
まって・・・あたしは・・・そっちに行きたくない・・・。理恵と一緒に居たいよ・・・。

ツバキ「ハナしてよ・・・。」

理恵「サヨうナラ。ツバキと椿。ワたしノしんユウ・・・わすれナイよ・・・ズっと・・・ズっと・・・。」

ツバキ「マッテ・・・逝きタくなイ・・・。」

なんだかもう脳内がぐっちゃぐちゃ。なにも考えられない。考えたくない。これが魔王も恐れるという力か・・・。

薄くなる意識と眼の映りに、もう1人の椿がみえた。椿はあたしに怪しげに笑いかけてみせた・・・。
あたしにはわかった・・・これからリエといくのは死の世界か・・・うん。そうだよね。あたしは木蓮を倒せなかった。助けるはずだった仲間も自分の手で殺した。仲間もみんな失った。生きる資格なんて・・・ないんだよね。

春香「まって・・・!」

サクラ「あきらめないでよっ。」

春香と・・・もう1人の春香・・・つまりサクラだ。馬鹿だね。あたしについてきたから死んだのに。

波兎「あきらめるの?椿ちゃんとツバキちゃんらしくないよ。」

ユリ「月基地の破壊をふせぐんでしょ?地球を守るんでしょ?違うの?今までやってきたことは無駄だったの?」

やめて・・・もう聞きたくない・・・!あたしにはそんな力ない・・・!木蓮にはかなわないの・・・もうわかったでしょ・・・?

梨華「ツバキちゃん。椿ちゃん。ありがとう。こんなあたしに自分の力を投げてくなんて。」

ちがう。あたしはそんなすごいことしてないよ。

カエデ「もう一度たちあがって・・・?あたしはあの世でものすごく感謝してるんだよ。」

・・・。

カエデ「ありがとう。」

ありがとう・・・?ありがとう・・・。ありがとう・・・・・・。
あたしは泣いた。ないた。ナイタ。
なにがおこった?
あたしはたちあがったのかもしれない。
みんなの姿はもう消えていた。
かわりに金と黒の二つの門があった。
もう一度・・・もう一度だけ行こう・・・。



戦場へ




Re: 夢    死 【オリキャラ募集中です!】 最終章開幕 ( No.38 )
日時: 2011/03/08 21:23
名前: リア ◆Y/JGN/wCwk (ID: AllbnElc)

どっち?どっちに行けばいい?
いや、自分の思うままに・・・進もう。

あたしは金色の門に進んでいた。
近くまで行ったら高さがとてつもない。

門をくぐりぬけ、不思議なコハク色の床を進んだ。5分ほど歩いただろうか?そこには1人の女の姿があった。

???「ようこそ。バブルの塔へ。」

ツバキ「・・・?あなたは・・・。」

女はあたしに作り笑いの様な表情をみせた。

水練「私の名は水練。もう1人の木蓮ですわ。」

一瞬あたしの体が凍りついたかと思った。こいつを、この女をどうする?いろいろな意味で木蓮だし・・・。仲間をたくさん殺した女?でもあの人は水練で・・・?

水練「これを御覧なさい。」

水練があたしに手渡したものは・・・。
絵本のようなものだった。
怪しげなその本のページを見てみた。

水練「それは、昔・・・1000年くらい昔の実話です。」



昔々、月と地球の真ん中くらいに小さな星がありました。

小さな星を、皆はペルジオーテと呼びました。

ぺルジオーテは、3つの国に分かれていました。

水の国  アクア・アルデル王国

火の国  ファイア・エクスペル王国

草の国  フラワー・スベニエラ王国

という名の国でした。

草と水は、とてもなかの悪い国でした。

草の国にはとても美しい王女がおりました。

草の国は、水の国に軍隊を送り込み、次々と人を殺していきました。

草はとても強く、とても水はかなわなくて滅んでしまいました。


しかし


頭にきた水の国の王様は、草の国の王と女王を、王女の見ている前で処刑しました。

王女はとても悲しみました。

王女は、自分の美しさと王の残した権力を使い、火の国を支配しました。

そして水の国の生き残りを見つかる限り殺した後、もとの星、ぺルジオーテを去り、その隣の隣のまだだれも住んでいない星に移り住みました。

王女は、月を破壊すれば、同時に地球とぺルジオーテが月の砕けた隕石で破壊されることを知りました。

王女は、兵士や、外の世界(現実)からやってきた人間を、すべて植物で感染させ、生き血を吸いました。

恐ろしく、悲しい王女は、水の国への復讐を果たすまで、生き血を吸い、生き続けることでしょう。



Re: 夢    死 【オリキャラ募集中です!】 最終章開幕 ( No.39 )
日時: 2011/03/09 17:06
名前: リア ◆Y/JGN/wCwk (ID: 4fHAeWMT)

ツバキ「ちょ、ちょっとまって。その王女が・・・木蓮?」

水練「ええ。だけど・・・本当の名前は私と同じ水練。水の国が嫌いなために名前を水から木に変えてしまった。だから・・・木蓮。」

そりゃ・・・あたしだって目の前で両親の首すっ飛ばされたら誰だって嫌いになっちゃうよ。
理恵だって・・・そうなるかも。
そう考えると木蓮だってちょっと可哀想な気がするよね。

水練「でも・・・。」

注意するようにいう。あたしの心を読みきったように。
・・・心を・・・読んだ・・・?

ツバキ「どうしてあたしの考えるこころが・・・?」

水練「これは、光に与えられる力です。でも木蓮は、闇の力を持っています。」

ツバキ「・・・あたしはどうしたらいいの?」

水練「あなたにはこの力を手に入れてもらいます。」

ツバキ「期間はどれくらいかかるの?」

水練「あなたの心の中にある復讐の感情打ち砕かなければいけません。」

ツバキ「それがなくなったらさ・・・あたしたぶん勝てないと思うんだ。」

水練は首を横に2,3回振った。

水練「弱気にならないで。それこそ負けえの道につながります。復讐より。他のものを考えてみなさい。あなたの守りたいものはなに?」

あたしの守りたいもの・・・?

水練「深く考えすぎないで。」


水練「純粋に考えて見なさい。」

しばしの沈黙が続いた。

ツバキ「あたしは・・・月。」

水練「月を?」

ツバキ「うん。月を守れば地球とぺルジオーテどっちも守れるでしょ?地球だけ守るのはできないよ。」

水練は少し笑った。
不思議な光音が聞こえた。

水練「あなたの声は神に届いたようですよ。」

ツバキ「ほんと?!」

水練はあたしのほうに向き直った。

水練「きっとあなたはあの力を使いこなすことができますよ。」

ツバキ「うん・・・。絶対に倒すよ。木蓮を。」

水練「雑念は捨てなさい。信じてますよ。」

ツバキ「じゃーねっ。」

あたしは塔の出口に向かって走り出した。
そして完全に忘れていた。

この世界で木蓮が死んだら水練も死ぬんだよね。




最終章   1話    終劇


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