ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 涙のシズク
- 日時: 2011/02/16 17:14
- 名前: misako (ID: W0tUp9iA)
- 参照: http://mirei3368
〜プロローグ〜
「泣くなよ…」
そういってくれたあなた
ずっと
あたしに…
あたしにその言葉をください…
- Re: 涙のシズク ( No.1 )
- 日時: 2011/02/16 17:30
- 名前: misako (ID: W0tUp9iA)
- 参照: http://mirei3368
〜第一章〜
『ピ—————————』
「お父さん…」
亜梨沙の父は聖夜の夜。
静かに息を引き取った。
「亜梨沙…。
大丈夫…。
亜里沙にはお母さんがいる…。
もう泣かないで……。」
じぶんの目の前で
父が死んでしまったこと。
亜里沙は
自分が憎くなった。
—数時間前
亜梨沙の家族は
久しぶりに3人そろって出かけていた。
「早くいこ〜〜〜〜」
亜里沙は「早く,早く」と言って
周りのことなんて気にしていなかった。
「もぉ。
亜梨沙!小学生じゃないんだから…」
「まぁいいじゃないか。
久しぶりに家族みんなで
どっか,ショッピングセンターにでも
行って、いろいろ買おう!!
今日は俺がおごる!!」
「お父さん。太っ腹〜〜〜〜!!」
しかし,
楽しかったのはほんの一瞬。
『キ————————————!!』
「ん?」
亜里沙の後ろで嫌な音が響いた。
「亜梨沙!危ない!!」
『ギ———————————————
ドォ———————————————————ン‼』
「キャ—————————‼」
「お父さん!!」
数メートル先には血まみれの父がいた。
- Re: 涙のシズク ( No.2 )
- 日時: 2011/02/18 17:39
- 名前: yua (ID: FMKR4.uV)
こんちわ!涙のしずく、続きがちょー!楽しみ(>_<)応援してるよ!
- Re: 涙のシズク ( No.3 )
- 日時: 2011/02/18 17:48
- 名前: misako (ID: 7jcCv.R/)
- 参照: http://mirei3368
「お父さん…
お父さん…
お願いだから…
お願いだから目を覚まして……」
亜梨沙はその場に泣き崩れた。
「だ、だれか!!
救急車を…
早く!!!!」
母はずっと叫んでいる。
(あたしのせいだ…
あたしが…あたしがちゃんと
まわりを見なかったから……)
「お父さん…
お父さん…
ごめんね…
お父さん…
お父さ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!」
——12月25日
家の中は静かだった。
母もいない。
亜里沙は一人自分の部屋で閉じこもっていた。
亜里沙の携帯には何十件もメールが来ていた。
〚亜梨沙元気出して!!〛
〚明日。学校来てよねww〛
こんなたくさんのメールが来ても
亜里沙は返事を返すことはなかった。
「もぉいやだよ…
お父さんもあたしのせいで死んじゃったんだし…
もう。あたしも死んじゃおっかな…」
亜里沙はそうつぶやいた。
「でも,一応明日は学校へ行こう。
最後にみんなの顔見ときたい…」
亜里沙は明日の計画を練った。
「できた…」
亜里沙の計画はこうだった。
≪ 12月26日の計画 ≫
1,明るくふるまう
2,ブログにこれが最後だと投稿する。
3,遺書を書く
「明日は…
あたしの人生。最後の日…」
亜里沙の背中はさびしく
苦しそうだった。
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