ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 黒いアゲハ
- 日時: 2011/02/19 07:58
- 名前: アガサ・リスク (ID: Ytr7tgpe)
プロローグ
ねぇ、お姉様
月夜の晩にスピカが一等に輝いていたら
黒いアゲハがいつもここにやってくるんです。
そうしたら黒いアゲハを追いかけて----・・・?
夜が明けても追いかけるのをやめないで
あなたの心が凍てつきようと絶対蝶を見失わないで
そうしたら、きっと見つかりますよ-------------
- Re: 黒いアゲハ ( No.9 )
- 日時: 2011/02/21 16:18
- 名前: アガサ・リスク (ID: Ytr7tgpe)
4話 挨拶
「姉様がいる事は存じ上げておりました」
ケディアはろうそくに火をつけながら
そう話してくれた・・・。
初めて聞いたケディアの声は流れ落ちる透き通った・・・
そう、雪解け水みたいに綺麗な声だった
「改めまして・・・」
座りなおしたケディアは私のほうを見つめて
そう言った。
「僕は、シファンドロ国第一王子 ケディア・ジャンクリグ・エヴニ。
ナリア様の弟でございます。」
無表情の弟はニコリともせずに挨拶を終えた。
目を細めて照れたように笑うとか、そんな様子を絶対に
みせない。
「あの、私は、あなたの姉。ナリア・ミレドラ・クランシーヌ
アリアンナ・エヴニ。シファンドロ国の第一王女
さっきも言ったけど、貴方の実の姉」
つづく
- Re: 黒いアゲハ ( No.10 )
- 日時: 2011/02/22 17:12
- 名前: アガサ・リスク (ID: Ytr7tgpe)
5話 お話
「今日はどのようなご用で?」
ご用…?
「いえ、弟の声が聞きたくて。それだけで来るのはダメでしょうか?」
何で私、弟に敬語使ってるの?
「あはは、ダメですよ。姉様」
あははって言っているけど。笑いもしない冷たい目。
こ、怖いよ。
「ねぇ、本当なら貴方はもうここにはいない」
え-------------?
「どういう意味よ」
くすっと不適に笑う瞳
それは誰かに似ている気がした
「ところで姉様。先程は失礼致しました。ご無礼をお許し下さい」
そういうと、私が口を開く間もなく弟は私の
ボサボサ髪を綺麗に直し始めた。
「ねぇ、ケディア「様をお忘れなく」
・・・様。さっきどうして私を殺そうと?
そして貴方は本当ならここにいないって
どういうことでしょう?」
そういうと、慣れた手つきの手がピタリと硬直したように
固まった。
「知らないほうが情けというか、貴方の為になりますでしょう」
弟の真っ青な瞳がいろんな色を強引に混ぜ込んだ
絵の具のような、なんとも醜い色に光った。
「え?」
「さて、僕はもう眠い。貴女もそろそろお休み下さい」
弟は、そういうと私をさっさと追い返してしまった。
「気をつけて。夜が明けるとともに悲しみが帰ってしまうから」
・・・?どういう意味だろう。
ばたんっ
なんだか、凄く腹立たしい気持ちになった。
弟にどうしてあんなに偉そうな口たたかれなきゃいけないのか
「行くんじゃなかった」
そう口の中でいいながらさっさと部屋に帰っていった。
部屋に帰らなければ・・・・・・・。
「部屋に帰るまでに我が姉ナリアに何もありませんことを---------」
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- Re: 黒いアゲハ ( No.11 )
- 日時: 2011/02/22 19:03
- 名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: 3HjnwYLE)
部屋に入ったらどうなって・・・!?
あ、タメおkですか?嬉しい^^
てことで敬語やめるね←
またまた続きが気になるなぁ。
応援してます★
- Re: 黒いアゲハ ( No.12 )
- 日時: 2011/02/24 16:29
- 名前: アガサ・リスク (ID: Ytr7tgpe)
玖龍ありがとーん!更新頑張ります!
へっぽこ探偵のアガサの謎解き
つまんなくてごめんね☆
それでは行きまーす^^
- Re: 黒いアゲハ ( No.13 )
- 日時: 2011/02/24 17:15
- 名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: 3HjnwYLE)
いやいやw
全部あたってたよ♪
すごいなァ。ありきたりな設定でごめん;
更新ガンバ!
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