ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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俺と悪魔の百年戦争
日時: 2011/04/27 22:00
名前: 凡(ぼん) (ID: dB4i1UE/)


★お知らせ★

さきや殿にベリアル様を描いていただきました!!>>29



‡どうも、凡といいます。はじめましてだと思われます。よろしくっ!
ひとまずタイトルどおりの内容ですね(笑)いろんな悪魔が出てきます。たまに天使も出てきて、場合によっちゃあ神様とかフツーに出てきます。まさに神出鬼没な小説になりますが、暖かい目で見守ってやってくだせぇ!なにぶん、自分はまだまだ半人前の未熟者なんで…っっスマン!

‡ダーク・シリアス系小説にうpすると決めたものの、全然シリアスな雰囲気じゃないタイトルになってしまいました。ほんとに、他の書き手さんが神レヴェルに文才ありすぎな方ばっかりなのでこの時点で負けだと思ってます。凡の文章力はこの程度だと覚えておいてください!要注意!

‡基本、荒らしとか中傷コメとか…精神的に厳しすぎる鬼批評コメなどもお断りさせていただきます。スマン。自分がこんな立派な掲示板立てるほどの書き手ではないことは自分自身がよーくわかっておりますんで、そこんとこよろしくおねがいしやす。

‡ファンタジー嫌い。バトるの嫌い。グロいの嫌い。長編嫌い。うp主が嫌いな方はリターンすべき!読んでても不快にさせてしまいますので危険!
当てはまらなかった方は、よろしかったら気軽に読んでやってくだせぇ。こんな凡ですが、構ってやっても良いぜ!って方はコメくださるとありがたい。ファンタジー好きな友人も絶賛募集中です。

‡たまにオリキャラ募集とか、ある程度書き溜まったら人気投票なんかしてみたいと思う(←これ、一回やってみたかったw)お付き合いくださる方は、わたしの神です、イエスマイロード!

‡長ったらしい前置き、スミマセンっした。読んでくださった方、お疲れ様です。暇なときにでもまた、訪れてくださいな!このページには登場人物とか、物語の話数のリンクを貼るつもりです。アレですね、トップページというやつですね!更新通知も書いておきます。
最後に改めまして、よろしくお願いいたしますっ(・ω´・ 凡)ノ

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‡現在ここに訪れてくださった神‡

朱音 ◆c9cgF1BWc. 様!

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2011/03/27 05:14   更新   2話.理由 >>14 
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序章.『憎悪の在り処』
>>1
…面影の残る彼に、すべてを重ねていた。ああ、所詮これはただの錯覚。

1話.ビンから始まる物語
>>4】【>>5】【>>6】【>>7】【>>8

2話.復讐のベリアル
【(>>1)】【>>9】【>>10】【>>12-13】【>>14

3話.


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†Side Story(ネタバレになるかもしれない危険物。本編に載せられないけど、凡がノリで創った小説。本編以上に手抜き&雑ですが、読んでいただけたら、ちょっと本編が楽しめる作品…だと思うw)

憎悪の在り処②
>>11
*2話のリンクページ9、10あたりから読んでいただければちょっとは面白くなるかも…。

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Re: ε=(‐ω‐;;)俺と悪魔щ(`Д´щ;)の百年戦争 ( No.13 )
日時: 2011/03/22 13:15
名前: 凡(ぼん) (ID: CbmxSfx3)

奴の指の先には、俺。ヤマトと神楽坂がぴたりと動きを止める。ああ、神楽坂がさっき言っていた通りだ。こいつが狙っているのは、ソロモンの魂…まあ、つまり俺の魂ということらしい。俺は顔がひきつった。やっと、毎夜こいつが俺を襲いに来た理由がわかった。本当に、そうなんだな。俺は殺されるかもしれない七日間を過ごしてたってわけだ。ああ、俺ってすっげえ。今まで生き残れたことに感謝した。

「なあ、ヤマト…神楽坂」

「何?村雨君」

「なんや?イオリン」

「やっぱ、魂って取られると死ぬよな?」

「「もちろん」」

「………そっか。そうだよなあ」

笑うしかない。目の前にいるこいつの脅威は、さっきからよく知っている。ヤマトもふっ飛ばしたくらいだし、俺の部屋は異空間化してるし、広がっているのはまぎれもない闇の海。こんな奴に目をつけられた俺ってどんだけだよ。こんなん、ありえねえだろ。よりによって、何で俺が…。ソロモンの魂ならソロモンが責任取れっつーの!

『お前の思うことはわかるぞ、人間よ』

途端に聞こえる声。俺はおもわず顔を上げた。あ、目を合わせちゃあ駄目なんだった…と気付くには遅かったが、しかし今度はあいつのほうから視線をはずす。彼はやや横向きに顔を傾けて、淡々と続けた。

『我も、あの男にはさんざんな思いをさせられているのだよ。…この我が、あの男の雑用に振り回され、こき使われ、あげくの果てに封印だと。それも、我の率いる八十の軍と共に。滑稽な話ではないか』

「……………」

『寝ても覚めても、封印から解き放たれても、我の心は癒えることはなかった。あの男によって崩された何もかもが消えない。ただ憎しみだけが我を復讐へと急き立てる。醜い感情だ。…だが、これこそ悪魔たる由緒正しい行いなのだと思わないかね。理性など捨て、自らの本能に従う。……そうだろう?』

奴は顔色一つ変えず、すべてを言いきった。が、その声には十分すぎるほどの熱が籠っていた。彼の言うソロモンへの憎しみ、不快さ、その他もろもろの負の感情。それを、そのすべてを、彼は紅の瞳の奥底に宿している。俺は、なぜ彼の目があんな色になってしまったのか、わかったような気がした。
それにしても、やっぱりはた迷惑な話だ。あいつの話に出てくるのはソロモン、ソロモン…。結局は、全部ソロモンが悪いんだろ。本当は俺なんか関係ないじゃねえか。ふう、と深呼吸する。俺は、気丈にもそいつに言い放った。

「なあ…ソロモンって奴は、ずいぶん昔に死んだんだろ。あんたが憎んでたのはソロモンの[人格]とか、そういうもんなんだろ。…魂に罪はないはずだ。…少なくとも、今は、この魂は俺のもんなんだ。俺のせいじゃねえんだから、俺を殺す権限はあんたにはないよな…?だから、諦めてくれよ、頼む…」

たぶん上出来だと思う。理にかなった言い訳だ。俺は、そいつの顔色をうかがった。どうか、これで退いてくれ。あいつが納得してくれたら、俺は別にそれでいいと思った。これまでのことはなかったことにして。俺は俺の平凡な人生を一からやりなおすんだ。これが、俺の理想。

『ああ………人間よ、』


奴は、口元を綻ばせると、優しく笑った。





『………言いたいことは、それだけか?』


「…え……?」

目の前が、紅蓮に染まった。

Re: ε=(‐ω‐;;)俺と悪魔щ(`Д´щ;)の百年戦争 ( No.14 )
日時: 2011/03/27 05:14
名前: 凡(ぼん) (ID: CbmxSfx3)

目の前に現れた炎の塊が俺を襲う。顔をそむけて腕を構えた。ものすごい熱風だ。ダメだ、防げない!俺の身体に触れるその瞬間。


——--------パキィイイン——-----------


ガラスが割れるような高音が響いた。それに、先程までの熱風が消えている。俺がそっと目を開けると、そこには焼け焦げたページの断片がひらりひらりと散っていた。その後に、極小の火の粉が舞い落ちる。ひどく幻想的な光景だった。
俺はほっと一息ついて、何が起こったのかとあたりを見まわす。俺の隣にいたヤマトは微動だにしていない。…ということは。

『ああ…忘れていた。そちらの天使は結界を使えるのだったな。我としたことが迂闊、迂闊…—---』

くっくっく…笑い声が木霊する。俺は後ろを振り返った。そこには、あいかわらずあの分厚い本を浮かばせた神楽坂が、片腕を上空に挙げていた。神楽坂を包み込むような暖かい光と、純白に光るページが何百も飛び交っている。結界…だと?さっきの炎を相殺させたのは神楽坂だったのか。

「神楽坂、助かった」

「どういたしまして……でも、油断はできないよ。彼は—————…まだ、本気を出していない」

神楽坂はあいつから目を離さず、声音を低くして言う。俺は驚愕した。まだ、本気を出してないって…。じゃあ、本気を出したらどうなんだよ。というか、何で本気を出さねえんだ。
俺のことはいつでも殺せる…って余裕ぶっこいてんのか?それはそれでムカつくけど…

…でも、なにか様子がおかしい。
あいつは確かに強いけど、…本気を出していない?…そんなタイプじゃないだろ。もっと、自分の力をフルに使って人をいたぶったりする奴…な気がする。自分と相手の力の差を見せつけて、圧倒的にねじ伏せる。さっきからヤマトたちとしている会話を聞いていても、あいつはかなり自分に自惚れてる。ああいうプライドの高そうな奴は一層、手加減なんてしないはずだ。
じゃあ、全力を出せない理由って、…なんだ?


『……そこの人間、何を考えている…?』


上から降ってくる声。なんだよ、まるで俺の心を読めるかのように、またグッドタイミングで尋ねてくる。そうだ。俺は結界があるんだ。心配いらないはず。この際、言ってしまおう。もしかしたら、アタリかもしんねえし…。

「あのさ、あんた……」

ごくり、と唾を飲んだ。


「もしかして…—---本気を出さないんじゃなくて、出せないんじゃないか?」

束の間の静寂。
え、俺、何か変なこと言ったか?でも、俺の推理からしてそういう見方もあるはず…。しばらくすると、あいつが不機嫌そうな声で呟いた。


『だから、どうしたというのだ?これでも我は封印の負荷から早く回復しているほうなのだ。笑わせるなよ、本気を出さなくとも、おまえの命くらい簡単に…—---』


…それは、あきらかだった。こいつ、すっげえ動揺してる。俺はその急変ぶりにポカーンと口を大きく開いた。横目でちら、とヤマトと神楽坂を見たが、2人とも意外だったようで。

「なんや、おまえ。本気出せんかったんか」

「……そうだったのか…」

と目を丸くしていた。ああ、これで俺は少し安心できた。ひとまず、あいつが大きなアクションを起こすことは難しいってことだ。
封印の負荷…とか言ってたけど、そんなに重いものなのか。だけど、俺にとっては好都合。ラッキーだと思っていた俺をよそに、さすがにもう冷静さを取り戻したあいつがコホンと咳払いする。
それから、余裕の笑みを見せたそいつに内心ドキリとした。

『良かったな、人間よ。お前の予想は大当たりだ。だが、甘く見てもらっては困る。…我が全快でなくとも、お前たちを殺すことは造作もない。…そう言ったはずだぞ?』

再びあたりにたちこめる闇。暗雲があいつを中心に渦を巻いているようだった。やばい。なんだよ、これ。本気は出せないはずだろ?隣でヤマトが杖を構えた。…やっぱり、大きい攻撃がくるんだ。神楽坂も結界に集中しているようだった。俺も、できるだけ衝撃を防げるように身構える。
その時だった。

あいつの上空に広がる暗闇から、音もなく現れる—————……扉。

古城にあるような、とびきりでかい門構え。

なんだ。何が起こってんだ。俺がそれを凝視していると、後ろから神楽坂の小さな呟きが聞こえた。


「あれは……————地獄の門」


地獄の…門?


『……チッ、よいところで…』

あいつは軽く舌打ちすると、一歩また一歩と扉に近づいてゆく。奴が肩手を胸の高さまで上げると、その門の扉が真ん中から二つに割れた。
…地獄…。地獄なんて、悪いイメージしかない。よく悪い行いをすれば閻魔大王に地獄へ落とされると言われるが、…本当にあるとは。
開かれた門の先には、一面の黒の世界があった。

あいつが俺たちのほうへ向き直す。…まさか、その地獄の門とやらから変なモン出すんじゃねえよな?やめてくれよ、頼むから。もしくは仲間を呼んだり…か?そっちのほうが今の状況の数倍悪い。俺は一心に扉を見つめた。

すると、奴が溜め息をついて目を閉じる。


『はぁ……無駄話のせいで、もう時間が来てしまったではないか』


「……時間…?」


俺がそう聞くと、奴はさぞかし恨めしそうに静かに言い放った。


『我は所詮、地獄の世の者。封印によってこの人間界に留まっていたが、その封印が解けた今、もう我が此処にいる理由など本当はないのだよ。……迎えの時間だ。先に還った部下たちが我を待っている』


そう言うと、奴は俺たちに背を向けた。扉に向かっていくその後ろ姿を見つめていた俺は、ハッとしてヤマトと神楽坂のほうを見る。ふたりとも首を振った。…追うなってことか。そりゃあいい、俺だって好き好んで追いたくねえよ。
あっけなく去っていく奴を見つめていた俺は、ほっとしていた。
だけど、そう簡単にはいかないってのが運命の非条理だな。

…奴は、わざわざ門の手前で立ち止まって、振り返る。


『…ああ、そう言えば。…そこのお前』


俺のほうに向かって、奴は楽しそうに笑った。


『一週間前、ビンを開けたな。あれはソロモンが我を閉じ込めた器だったのだ。助かったよ。こればかりは、解放してくれたことに礼を言おう。だが……我の封印を解いた時、黒煙を吸い込んだのであろう?』


ビン…。ビン。ビン!……あれか。あのビンが元凶だったのかよ。
驚きを隠せずにいた俺は一週間前を思い出していた。そう言えば、あのビンから黒煙が出て、…それをわずかながらにも吸いこんでしまった俺はその日、一日中咳で苦しんだ。それに、あの日から…こいつが現れるようになった。
よく考えてみると、すべてはあの日に繋がった。あれがこいつの言う封印だとは…誰が想像できるっていうんだ。俺は頭を抱えた。

奴が、俺のショックを受けているさまを見て微笑む。


『……もうひとつ、お前にとって悪い知らせを言ってやろうか』

Re: 俺と悪魔の百年戦争【オリキャラ募集しまっす!】 ( No.15 )
日時: 2011/03/29 02:50
名前: 凡(ぼん) (ID: CbmxSfx3)

中途半端なところでオリキャラ募集っていう…スマンwww
募集しているキャラは、これから続々現れる悪魔たちと「契約者している人間」です。
自分の頭だけではキャラが思いつかなくなったので、よかったらオリキャラ応募してくださいなv

オリキャラ投稿用紙

【名前】

【誕生日】

【血液型】

【年齢】

【性格】

【希望する悪魔(ソロモン72柱のなかで)】

【キャラが出オチ、死んだり、使わなくってもいいですか?】




P・S 自分的には男キャラが欲しいですが、女キャラもぜんぜん受け付けますのでよろしくっ!!

人数制限は今のところありません!どしどし来いやぁーっ(笑)

Re: 俺と悪魔の百年戦争【オリキャラ募集しまっす!】 ( No.16 )
日時: 2011/04/02 21:18
名前: NORAD (ID: gWH3Y7K0)

オリキャラ投稿用紙

【名前】卿月 直衛/きょうげつ なおえ

【誕生日】10月19日

【血液型】B型

【年齢】18

【性格】
・基本的に何事にも冷静で慎重派だが、それは裏返せば自らが傷つきたくないからである。

・性格はかなりの難物で、鷹揚にして小人物、偽善にして為善、図太く見えるが
 本質的にはかなりの臆病者…等と、非常に屈折した面を持つ。

・非常に冷酷な一面もあり、グレモリーと契約してからは更にそれが助長されている。
 本人自身もそれを自覚しており、時折、自己嫌悪に陥る。

・その複雑怪奇極まりない人間性ゆえに他人、特に女性から嫌われる事も多い。

【希望する悪魔】
・悪魔グレモリー

【キャラが出オチ、死んだり、使わなくってもいいですか?】
・OKです。今度執筆する主人公くんを出してみました。複雑な子です。

Re: 俺と悪魔の百年戦争【オリキャラ募集しまっす!】 ( No.17 )
日時: 2011/03/28 10:27
名前: 蒼緋 ◆Csy1OGXN1w (ID: 5irShdaB)
参照: http:/

オリキャラ投稿用紙

【名前】麻生 深紅/あそう みく「女」

【誕生日】3/9

【血液型】AB型

【年齢】15歳

【性格】時には厳しく時には優しい。

【希望する悪魔】
地獄の大候爵レラジェ


【キャラが出オチ、死んだり、使わなくってもいいですか?】
どちらでも。



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