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ぱんどらのはこ
日時: 2011/03/25 21:47
名前: ゆう (ID: hap96gvm)

こんにちわ☆orこんばんわ★
ゆうです。
今回は、「ぱんどらのはこ」でやらせていただきます。
あ、題名が平仮名なのは物語を読み進めれば分かります。
でわ、どぞ。

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Re: ぱんどらのはこ ( No.7 )
日時: 2011/04/02 20:45
名前: ゆう (ID: hap96gvm)


お風呂に入って、ポッカポカに暖まった私は今日拾った箱と向かい合った。

「何が入ってるんだろう?ガラクタばっかりだったりして?」

箱を開けようとした瞬間……いや、開けた瞬間。
少女の声がした。

「開けてはならないわ!!」

「え……————。」

あけ……ちゃった。
ていうか……、

「だ、だだだだだだだだ誰!?」

「私?私は、そうね……ナイトとでも名乗っておこうかしら?」

ナイトは、実を言って超美少女だ。
日本ではありえない金髪。アメリカでは、良くある金髪。私は、そんな金髪をずっと、いいなぁ〜と思ってきたのだ。

って、そんな事はどうでもいいの。
ナイトって名前だけあって美少女なんだけどカッコイイ。首までの髪に蒼い瞳。薄い唇。何もかもが私の持っていないもの。

「それより、開けてしまったのね……。“禁断の箱”を……。」

「禁断の箱?ねぇ、それってまさか……、」

ナイトはうなずいた。
私の記憶はまだ残っていた。

「そうです。禁断の箱……それは、“パンドーラーの箱”今では省略されて、パンドラの箱で伝わっていますがね……。」

ナイトは、パンドラ……正式名「パンドーラーの箱」ね。
箱の意味を教えてくれた。

「あなたのお父様、亮様からお伝えされたでしょうが、パンドラの箱とは、疫病、悲嘆、欠乏、犯罪が詰まった箱。だから、パンドーラー……つまり、全ての贈り物。全てといっても、喜びは入っていませんけどね。入っているのは、悪ばかり。だけど、喜びがある限り悲しみがある。これと同じで、悲しみがある限り喜びがある、その頃の男達はこの箱の存在を喜んだ……確か、そう伝えられたはずですが……?」

私は、首を振った。
涙目になりながら。パパの事を思い出してしまったからだ。

「え?このように、伝えられていないのですか!?」

「うん。パパは、こう言ってた『パンドラの箱って知ってるか?パンドラの箱は、疫病、悲嘆、欠乏、犯罪が詰まっていて、開けてはならないんだ。だが、人類最初の女と結婚した男は開けてしまった。そんな話だ。』って。」

ナイトは、考え込んだ。

「亮様が突然姿を消したのは、お亡くなりになられたからですね……。あぁ、お父様……何と言うことを。」

ナイトは、泣き崩れた。
床にしゃがんで、手で顔を覆いながら声を殺して泣いていた。

あれ?

「ナイト……呼び捨てで悪いんだけど、どうして、私のパパのことを知っているの?」

「やはり……お知りではないのですね。亮様は、この世界のものではないのです。私と同じ者。勿論、亮と言う名前ではございません。本名は、『ルイ・スゥーマ』。私の叔父です。」

文字数がやばいことにぃ!!といっても、1に0が三つあるくらいの桁ですがね。切ります。

Re: ぱんどらのはこ ( No.8 )
日時: 2011/03/30 16:31
名前: ゆう (ID: hap96gvm)
参照: 4

叔父?
その言葉を思い浮かべた瞬間いろんなことが頭に入ってきた。

「たった今、海様の脳にルイ様の記憶を埋めつけました。」

「パパの……記憶?」

信じられない言葉だった。
パパの記憶……。

「では、これから任務を開始いたします。」

任務?

「えぇ。海様が箱を開けたので悲しみをばらまいた事と一緒です。よって、海様には悲しみを集めてもらいます。勿論、私もご一緒させていただきますが。」

まぁ、私が開けたんだもんね……。
責任を取るのは私か…。

「分かった。」

「この箱には約380個の悲しみや悪が入っていたと思われます。」

380個!?
まだ、やっても無いのに相馬 海、気が遠くなりそうです……。

Re: ぱんどらのはこ ( No.9 )
日時: 2011/03/30 16:54
名前: かりん ◆SVvO/z.cC. (ID: ueXHoJNS)

すいません
気のせいならいいんですが・・・

少女の声はした。じゃなくて少女の声がしたじゃないんですか?

Re: ぱんどらのはこ ( No.10 )
日時: 2011/04/02 20:44
名前: ゆう (ID: hap96gvm)
参照: 4

かりん様>>すいません…そんな間違いをしていたなんて…。
ご指摘、ありがとうございました!!

Re: ぱんどらのはこ ( No.11 )
日時: 2011/04/02 22:00
名前: ゆう (ID: hap96gvm)


「それでは、参りましょうか。」

「う、うん。それはいいんだけどね……、」

ナイトは首をかしげた。
頭の上にハテナマークを浮かべながら。

「どうかなさいましたか?」

「うん、ちょっとね。何で私までこんな格好を!!」

別に変な格好ではない。アニメチックな制服ってだけなんだけど……。
何気なくはずい。制服っぽいのだが、ゴスロリ風。

「では、行きましょう。」

切ります。(毎度毎度ごめんなさい)


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