ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ラィアード-ル
- 日時: 2011/04/10 11:08
- 名前: リン# (ID: BeoFjUrF)
嘘をついたのは、一体誰でしょう?
主人公・速水 空
中学二年、十四歳
飯田 ヒロ
中学二年、空と仲がいい。
遠藤 由佳里
中学二年、ヒロの幼馴染
桜井 茜
中学二年、空が想いを寄せる女子
悪い嘘といい嘘があるって本当ですか?
小説は初心者です。
それでも読んでくださる方はぜひ読んでください。
・・・あと、コメントも待ってます!
- Re: ラィアードール ( No.1 )
- 日時: 2011/04/04 16:53
- 名前: リン# (ID: BeoFjUrF)
【プロローグ】
電話の向こう側から、透き通ったきれいな声が響く。
「嘘の中には、人を幸せにする嘘があるのよ」
僕がついた嘘は、人を幸せにする嘘だったのか。
そして、彼女の嘘も人を幸せにする為の嘘だったのか。
みなさん、一緒に考えてください。
- Re: ラィアード-ル ( No.2 )
- 日時: 2011/04/05 10:38
- 名前: リン# (ID: BeoFjUrF)
「空、明日暇?」
ヒロがたずねてきた。
「なんで?」
僕はそっけなく返した。
「なんでって、お前大切な友達にそんな言い方ないだろ。もう、相変わらずだな。」
基本僕たちは、いつもこんな感じだ。ヒロは明るくて、まあ、よくモテる。僕は、結構暗いほうで、まったくと言っていいほどモテない。
どうして、そんな二人が一緒にいるのかというと、いまだによくわからない。中学は普通の公立だったから、小学校のころからの友達とつるむと思っていた。でも、一年のころ、ヒロと一緒のクラスになって、不思議とつるむようになった。
今は、二年生がはじまったばかりの五月だ。
そんな時に、転校生がくるという噂がたった。僕の学校は噂はよくたつうえに、嘘のものばかりだったから、どうせまた嘘だろうと思っていた。
でも、そんな噂がたってから少しして本当に転校生が僕らの学年にくると先生が言った。
- Re: ラィアード-ル ( No.3 )
- 日時: 2011/04/05 17:48
- 名前: リン ◆vXcroNVPPU (ID: BeoFjUrF)
「転校生!?」
ヒロが大きな声を出した。
「いや〜、転校生か〜、女子?女子?」
と聞いてきたけど無視した。ヒロは女子にモテるのはいいんだけど、女の子大好きなのはやめてほしい。女の子と付き合うどころか、話さえろくにできない僕をナンパに無理やり連れて行った時は、僕をいじめているのかと本気で思った。
「いやあ、俺、絶対美少女がくると思う!」
と真顔で言ってきたヒロに僕は言った。
「その根拠はどこにあるんだよ」
と聞いてみたけど、
「直感。」
とハッキリ言いきったヒロに僕は信頼を寄せていた。
- Re: ラィアード-ル ( No.4 )
- 日時: 2011/11/17 17:48
- 名前: リン ◆e.eLe5cpyE (ID: 1v/lWFT.)
転校生は本当に女子だった。
桜井茜というらしい。
中学生にしては背が高いほうで長い髪を一つ結びにしている。
そしてとてもかわいかった。
かわいいというより、美しいと言ったほうがいいのだろうか?
とにかく彼女は
『美少女』
だった。
- Re: ラィアード-ル ( No.5 )
- 日時: 2011/11/17 18:00
- 名前: リン ◆e.eLe5cpyE (ID: 1v/lWFT.)
転校生の彼女が来てからというもの、男子の視線はいつも彼女に向いている。
でもヒロは「あいつ、なんか嫌だ」といっている。
意外だ。
ヒロがあんなに可愛い子に手を出さないなんて…
—あの子と話してみたい—
突然そう思った。
だけど僕はクラスでも特別地味だ。彼女と親しく…いや話すことすら無理だろうと思った。
その時、彼女は離れた席から僕に向かって微笑みかけた。
その時から僕は彼女に、『桜井茜』に
恋をしてしまった。
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