ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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独奏~solo 【完結感謝】
日時: 2011/04/12 19:47
名前: 雷亜 龍玖 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: ZTrajYO1)

始めましてこんにちは。雷亜龍玖と申します。
この名前でお目にかかるのは始めてのことだと思います。
以前は「玖龍」と名乗っていたものです。
ちょくちょくこっちの名前にしたいと思います。
あ、読み方は「らいあ りゅうく」です。
宜しゅうお願いします。


で、題名ですね。
今回は、「独奏」と、ばっさり行きました。
前のは「憎的殺気感染((ry」という、糞長い題名でしたね。


最低限のルールが守れない人は、お帰りくださいませ。
帰らないようであれば、俺が叩き潰します。冗談で。


コレでも女の子だったり。
では、前置きはここまでにして、始めましょうか。



——独奏。
          憎しみの曲を。
独りで奏でましょう。
          祈りの曲を。

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Re: 独奏~solo ( No.40 )
日時: 2011/04/10 20:37
名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: ZTrajYO1)

華世様★>>

 うわぁ、見に来てくれたんですね、嬉しいです♪
 面白いですか!?華世様も私が喜ぶ言葉を知っていらっしゃるのですねw
 おー、大好物ですかww
 私も昔、ピアノをやっていたもので。
 はい、頑張りましょう♪♪


かりん☆>>

 神になってからじゃないかなw

Re: 独奏~solo ( No.41 )
日時: 2011/04/10 20:39
名前: かりん ◆SVvO/z.cC. (ID: ueXHoJNS)
参照: 明日は中学の入学式だ・・・

そっか・・・

Re: 独奏~solo ( No.42 )
日時: 2011/04/12 14:37
名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: ZTrajYO1)

#10



俺は、勇者の剣を手に入れた。

ゲームの話だと思うだろうか?いや、現実でだ。確かに、「勇者の剣」と刻まれていたのだ。俺は、桜の木に刺さった剣を手にした。——うわさだ。ただの噂…。それを持つ者は、「神」になれるらしい。俺は、神になりたいのだ。俺を見放した神を殺し、俺が神になる。

「煉ってなんかうざいよなー」

俺の親友が裏切った。裏切った。裏切られた。
涙が溢れた。憎しみも溢れた。



俺が、死のうと思っていたところだった。




大好きな、桜の木の下で死のう。

親友の思い出の木の下で死のう。




そこで、剣を見つけた。
噂どおりだった。


俺は、神になる。

Re: 独奏~solo ( No.43 )
日時: 2011/04/12 19:21
名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: ZTrajYO1)
参照: あれ?最終回じゃね!?

#11



「そういえば、落とした剣、誰か拾ってくれたかな?」


リオが言う。
私達は、つい先日、勇者の剣を下界に落とした。死ぬためだ。
誰か、拾ってくれていることを願おう。


「拾ってくれてたらいいな」


へレンが呟く。
丁度、その時だった。


「……アクア?」



そう、アクアが血を吐いたのだ。

——来た。


「アクア!!」


リオが駆け寄る。
わざとだろう。早く、死にたいから。

リオも、刺されて倒れこむ。
同じように、ヘレンも。



「あ〜あ、最後は私かぁ」



すらすらとしゃべったのは久しぶりだ。
無口なほうで、あまり喋らないから。



「俺は、神になる」



男の子の呟きが、はっきり聞こえた。




「ありがとう」



私の声は、届かない。


私は、男の子に背を向けて、ピアノに手をかけた。
懐かしい、トモダチのメロディ。



独奏。




もう、仲間は居ないんだもの。





ソロ。





あれ?涙が出てきた。





solo。





何故?






襲ってくる、激しい痛み。

ピアノの細いメロディが、切れた。





「ありが…と…」




私は、椅子から落ちた。
涙も、体も、全部軽くなる。





男の子が、高らかに笑っていた。


Re: 独奏~solo ( No.44 )
日時: 2011/04/12 19:46
名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: ZTrajYO1)
参照: おーわっつぁああああ!!!((訳、終わったあぁああ))

.+*epiloge*+.



ピアノの音が途切れるとき

新たな人間が 落 ち る

それでもこのメロディを

奏で続けられたのなら

私はもう い ら な い

さようなら

さようなら

ありがとう

solo。


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