ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- お姉ちゃんはゴースト
- 日時: 2011/04/30 18:09
- 名前: 桜ウサギ (ID: /PgFxqMH)
切なめな小説です。初心者ですが、よろしくお願いします
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- Re: お姉ちゃんはゴースト ( No.47 )
- 日時: 2011/06/01 16:32
- 名前: 桜ウサギ (ID: /PgFxqMH)
久々に書きます!遅くなったお詫びに、長めにかければと思います
第13話
「なんでですか?・・・」
≪はぁ?さっきから言ってるだろう?≫
「なんで、お姉ちゃんとの、楽しい思い出を消さなくちゃいけないん ですか!」
≪・・・・選択させてやる≫
「え?」
≪お前の記憶が無くなれば、由美は転生できる≫
「・・・・・」
—・・・・・聞いてないし—
≪お前の記憶が無くならなければ、由美は、永遠に地獄をさまよう≫
「うそ!・・・」
—・・・・・っ!—
≪由美は、それを知っていて、こっちの世界に来た≫
「嘘でしょう!お姉ちゃん!」
嘘だと言ってほしい。どうか、嘘と言って!
—ごめん、本当なんだ—
「そ、そんな・・・・・」
大切な思い出が消えるのは、確かにいやだ。でも、お姉ちゃんが、転生
できるなら・・・私は・・・記憶を消して・・・・
でも!お姉ちゃんがいなかったら、また、独りぼっちになっちゃう!
つまらない学校に、つまらない・・・・
どうしよう?・・・・・あっ!
「大希さんの記憶は、どうするんですか?」
≪もう消してきた。由美と付き合っているときの記憶から・・・・
それで、今の彼女とラブラブってわけだ≫
「そうなんですか・・・」
私は、もう、選択するしかないんだ
「わかりました。消してください」
—紀紗!だめ!—
「お姉ちゃんには、転生して幸せになってほしいんだ・・・・
もし、お姉ちゃんと会ったことが、苦痛だったとしても、
それが、私を傷つけるだけの思い出でも
いっそ忘れたくなるだけの思い出でも
どんな思い出でも、けしてほしくなかったけど
それでも、お姉ちゃんには、幸せになってほしいから
ありがとう、とっても、とっても楽しかったよ
さようなら・・・由美お姉ちゃん」
≪いいんだな?≫
「はい、決心はつきました」
そういうと、桜火さんは、かすかに笑いました
≪記憶を隠蔽(いんぺい)する!≫
そういうと、桜火さんは、何か唱えだした
—紀紗、私達、会わなければよかったかもね—
お姉ちゃんが、悲しそうにつぶやいた
「そんなこと、ないから、本当に、本当に幸せだったよ。
本当に、本当にありがとう。さようなら・・・由美お姉ちゃん」
あぁ、お姉ちゃん、泣いてる。ごめんね
キュイン・・・・!
何かが、フッとぬけた感じがした
目を覚ました時には、ベットにいた。
何か、大切なことを忘れている気がしたけど、勇気がわいてきた
5月の晴れた日のことだった・・・
記憶は、すべて無くなった・・・・
でもたまに、言葉を思い出す
—紀紗、私達、会わなければよかったかもね—
そう、誰かが言っていた。
その記憶さえもう、私には無い
続く
次回、完結です!でも、番外編をちょくちょく書くと思います
- Re: お姉ちゃんはゴースト ( No.48 )
- 日時: 2011/06/01 17:55
- 名前: 十六夜 ◆9cjbSd9YrQ (ID: wX2LZ/jV)
なんて泣ける話なんだああぁ(涙)
最終回なんて……もったいないよぉ、こんな名作
第二期やってよぉ
- Re: お姉ちゃんはゴースト ( No.49 )
- 日時: 2011/06/01 18:41
- 名前: よちゃ犬 ◆CCiODOk6Nc (ID: X9oN2mji)
か、感動した!
完結なんて・・・らめぇぇぇ(涙×1000・・・)
- Re: お姉ちゃんはゴースト ( No.50 )
- 日時: 2011/06/01 18:53
- 名前: 桜ウサギ (ID: /PgFxqMH)
じゃあ、第二期も頑張ってみます・・・・
- Re: お姉ちゃんはゴースト ( No.51 )
- 日時: 2011/06/01 19:29
- 名前: 十六夜 ◆9cjbSd9YrQ (ID: wX2LZ/jV)
らめえええぇぇ(パート2)
がんばって、そして返信50おめでとう
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