ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- −怨み屋−
- 日時: 2011/05/06 20:27
- 名前: ムウ (ID: 8Xw8uslB)
初めまして、こういうの書くの初めてですが、がんばります。
怨み屋…なんか、怖そうじゃないですか?
え?怖くない?そうですか…
はい、じゃあ、はじめます、
−怨み屋ー
主なとーじょー人物
吏流(ヴァンパイア)
死羅(同じくヴァンパイア)吏流の兄でもある。
- Re: −怨み屋− ( No.5 )
- 日時: 2011/05/06 20:16
- 名前: ムウ (ID: 8Xw8uslB)
はい、書くよ〜
「ククッ、久しぶりの血だ、感謝するぞ、美鈴」
「別に感謝しなくてもいいわよ」
ここは、美鈴の家、美鈴の死体はお風呂にあった。
そして、今、死羅と吏流は、美鈴の血を飲んでいる。
「いただきます…」
うかない様子で吏流も、血を飲む。
「ねえ、本当に母を殺してくれるの?」
「言った事は、ちゃんと実行する」
「そう、ならいいわ」
血を飲みながら吏流は問う。
「本当に、いいの?母親を殺して」
「別に、いいって言ってるでしょっっ!!あんな人母なんかじゃない!!」
「では、始めよう」
死羅は立ち上がり、口の端の血を拭う。
「え、もう?」
美鈴は大きな目を丸くして言う。
「ああ、後は、お前の憎みの量しだいだな」
「分かったわ」
死羅の目が妖しく光った。
「吏流、魔方陣を書け」
「……分かった」
吏流はヴァンパイアの力で、魔方陣を書く。
魔方陣とは、魔法を最大限に引き出すものの準備である。
「よし、殺るぞ」
「ええ」
魔力を高めていく死羅。
死羅、本当の姿、ヴァンパイア、獰猛な獣に変わってゆく。
目は赤く光り、牙が見える。そして、手のすごく伸びている爪、
「母親を、ここに、呼び出す、呼び出した所に、憎しみをかけろ」
「わかったわ」
魔力が、今よりも高まる死羅、そして、
「きたっ!」
吏流が叫んだとたん、美鈴の母は、現れた。
「ひっ、ひいいいい」
「死んで、」
「や、やあ」
さくさく、さくさくさく、さく、
さくっっ
美鈴の母は、頭から裂かれていった。死んだ。
「くす、さようなら、お母さん」
美鈴の頬に一滴の涙が流れた。
- Re: −怨み屋− ( No.6 )
- 日時: 2011/05/06 20:25
- 名前: ムウ (ID: 8Xw8uslB)
そして、あの後…
「汝、美鈴は怨みを果たした、そして、地獄に落ちなければならない」
「なぜ?」
「怨みを人間にぶつけた者は、地獄に落ちなければならないんだ…」
おずおずと、吏流
「ふん!いいわ落ちてあげましょう。さよなら」
そうして、彼女は去っていった。地獄の道へと・・・
彼女は気高き狼、最後までプライドを捨てず、戦った。
「死羅、もし、彼女が怨みを人にぶつけなかったら、
彼女は生きる事が、来世も生まれてくる事ができたんだろう」
「ああそうだ、でも、彼女はそれを望んだか?」
「いや、」
「それならいい。」
「そう」
吏流は、ソファーに寝転ぶ。死羅は、コーヒーを飲む。
「逝きなさい、地獄へ、だな」
ボソッと、吏流は言う。
「なにだが?」
「なんでも」
カラン
「あ、いらっしゃいませ〜。怨み屋へ」
怨み屋、今日も開店中!
- Re: −怨み屋− ( No.7 )
- 日時: 2011/05/06 20:52
- 名前: かりん ◆SVvO/z.cC. (ID: ueXHoJNS)
親が生んだ結末か・・・
- Re: −怨み屋− ( No.8 )
- 日時: 2011/05/07 12:38
- 名前: ムウ (ID: 8Xw8uslB)
「いらっしゃいませ〜」
ドアは開いた。目の前には、茶髪の男、吏流、
その横には、黒髪の男、死羅
「ここは、なに」
「怨み屋、といえばいいだろうか」
「やっぱりね、依頼するわ」
「あの〜、お茶どうぞ」
コトン、とお茶を置く吏流、
女性は椅子に座り、吏流は立ち、死羅は女性に前の椅子に座る。
ここは、知ってのとおり怨み屋、
死者も生者も、恨みをはらしにこの、怨み屋に来る。
「なにを依頼でしょうか」
「祖母を殺して!今すぐ!!」
うふふふ、と女性は笑う。
「ふん、まあいいだろう、報酬は?」
「兄さん!理由も聞かないで!」
吏流は、死羅、兄さんに怒る。
それを無視して、
「報酬は、このお金」
バックの中から、札束が二つ。
「500万円でお願い」
「いいだろう、利佳子よ」
自分の名前を呼ばれても、驚かない女性、利佳子。
「兄さん!」
「吏流、邪魔をするな、消えていろ!!」
「う、うわああああ」
吏流は、魔力で飛ばされた。遠くまで…
「いや、待てよ、」
「どうしたの?死羅」
利佳子は死羅の名前を呼ぶ。教えてもいないのに…
「ふん、馬鹿な事はやめるんだな、」
「………美也を殺したのは、お前だな」
「いかにも、私、死羅だ」
「美也は、美也は、いい子だったのにいいぃぃぃ」
「怨むのなら、依頼者を怨む事だな、くくく」
その話をさかのぼる事、2週間前、
〜母親目線〜
「み、美也!この怪我、どうしたの!」
美也と呼ばれた子は、一つこう言った。
「う、怨み屋が…」
「み、美也ぁぁぁ」
美也と言う子は死んだ。怨み屋によって、
〜怨み屋・死羅目線〜
「汝、美也は、動物を殺した。幾つも幾つも」
「くく!それがどうした!」
「12歳には見えんな、」
「かかか、」動物は殺されるために生まれてきたんだ!!」
狂ってる、死羅は思った。
「では、怨み屋の仕事だ、猫達よ、犬達よ、殺されたものよ!
怨みをはらせ!心行くまで!噛め!蹴れ!殴れ!死にいたるまで!」
「う、うぎゃあああああああ」
美也は、悶える。そこに、吏流はいない。
吏流は、別の仕事をこなしている。
こういう、グロイやつは、全部、死羅がやっているのだ。
はい、また途中で切ります、ごめんね!
- Re: −怨み屋− ( No.9 )
- 日時: 2011/05/09 22:06
- 名前: ムウ (ID: 8Xw8uslB)
はい、途中から、書きまーす。
「美也の仇!!」
美也の母、利佳子は、包丁を手に、死羅に襲いかかる。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
叫びながら、死羅に向かってくる。
「愚かなことだ…」
死羅は、それを、笑う。
吏流は、死羅の魔力で、遠くに飛ばされていて、いない。
「にゃーん」
突然、猫の泣き声がした。
「くーん」
犬の声も…
「ふむ、汝、利佳子も動物達を殺していたか。」
「それが、どうしたぁ!!」
「では、殺れ!!」
動物達の鳴き声が怨み屋に木魂する。
「ひっ!」
「血は、貰うぞ…くくく」
利佳子が最後に見た光景は、死羅の赤い目と、
自分が殺した動物達だった。その目は、『怨み』
しばらくして・・・
ある、山中では変な遺体が見つかったという。
「人間は、なんて、愚かだろうか」
その、死羅の後姿を見つめるのは…
「兄さん…」
悲しそうな顔をした吏流だった。

