ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 古式騎士ゼロ式 Ancient Remains
- 日時: 2011/06/06 11:09
- 名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: xr1in99g)
まあ、更新遅いし、どうしようかこの野郎
と、脳みその足りない私が悩んだ結果、二条投稿しちゃえばいいか思考が発生した結果の産物です
ggればオリジナルが出ますが、オリジナルと話の内容は大体同じです
一応注意書き
荒らしは止めてちょ
荒らされ中のコメントも止めてちょ
以外特になし
退学危機の今日この頃
喧嘩しかけてきた相手は何故にお咎め無し……?
謎だ
>>1
プロローグ
一章 始まりは静かにゆっくりと確実に
〆>>2-5§>>8-15§>>20-23
- Re: 古式騎士ゼロ式 Ancient Remains ( No.14 )
- 日時: 2011/05/31 10:49
- 名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: MlJjY9/z)
飛行機は数時間の飛行の後、北極大陸の氷の表面に着陸しようとしているのか、遺跡の真上で旋回している。 遺跡は分厚い氷に阻まれ、その全体を視認することは出来ない。 ただ、所々に塔の先が覗いていたりする。 恐らく、そのおかげで見つかったのだろう。
「パラシュートを用意しろ、着地する」
「着陸するんじゃないの?」
ゲイルの指示に、ロアは半ば信じられないと言う表情で聞きかえす。 だが、ゲイルは黙ってうなずくと、先に貨物室の荷物をパラシュートで落としてから自分も続いて飛び降りる!
それに続き、ロアの手を引き、メリエルがパラシュートを背負い、飛行機から空へと飛び出す。 だが、メリエルは空へ飛び出してから、一つだけ、重大なミスを犯したことにようやく気づいた。
ロアが、パラシュートを背負っていない!
騎士だから落ちても壊れはしないだろうが、素で着地すれば、それこそ目立つ。
「この際だ、仕方ねえか……」
メリエルがロアの手を引いていれば、明らかに自分まで怪我をする。
「ロア、能力使って降りろ。 二人分の体重は支えられないからな」
「良いの?」
「今回だけだ」
その承諾の直後、メリエルは今まで握っていたロアの手を、躊躇無く離す。 常人にやれば、ショックで気絶でもするのではないかと思う。
パラシュートなしで、ロアの小さな体は尖った氷に直進する! しかし、ロアはそれをものともせず、氷の先を握り締め、空中で後ろ一回転を決め、見事に着地して見せた。 流石騎士、とでもいうべきだろうか。
それを見たゲイルは拍手で迎えるが、ロアは不思議そうな表情を浮かべている。 人間からすれば、相当な芸当でも、騎士からすれば当たり前の駆動でしかない。
恐らく、大気圏突入しても燃えたりしないだろうな……。
「見事だなぁ、身体能力がものすごいとは聞いていたが……」
マズイ、ゲイルとロアが直接会話している! 騎士だと知れれば大問題だ。
詰まる所、ロアが口を滑らせる可能性が否定できないという所が大きいが、まあ、今回はロアを信じるしかない。 俺の身体能力では、パラシュートなしでの着地は出来ない。
そんな心配をよそに、ロアは特にそのことを気にも留めず、
「いえ、運動能力は平均のレベルですよ。 能力の応用ですから」
「そうか、メリエルと、音無が降り次第、探索を開始する」
ゲイルがそう言い、メリエルの降下を待ち、そしてなぜかそのご数分間その場で待機すると、ゲイルは隊員たちに指示を開始した。
「爆弾班、用意!」
ゲイルが叫ぶ。 爆弾とは言っても、爆発能力者数名の構成からなる、普段は爆撃部隊でしかない部隊だ。
その中の孤児率は高く、それに着目して幼少期の心情で能力が決まるのではないかと研究をしていた研究者もいたが、彼の被検体になった孤児たちによって、能力を持たない彼は意図もたやすく殺されてしまったと言う事件もあった。
「音無! 手伝え、居るんだろ?」
ゲイルの言葉の直後、爆破しようとしていた氷が見る見るうちに水に変換され、その遺跡の一部が姿を露にする!
石造の建物が並び、氷の中に空洞を作り上げている。 何処かに、氷を溶かしている熱源があるようだが、広すぎてどこにあるのかなどさっぱり分からない。 ただ、見渡す限り、氷の下に巨大な町が広がっているだけ。 巨大な石造りの町。
「凄い……」
不意に、そんな言葉がロアの口から漏れ出す。 どうやら、自分の知らないものが、ロアの機能が停止してから増えていたらしい。
これじゃ……道案内は無理か……。 まあ、文字が読めるだけで十分としよう。
「じゃ、お嬢ちゃん。 解読頼む」
「はい、分かりました。 でも待ってください、これは周辺案内ではないようですよ。 私に見たところ、ラブホテルと書いてあるようですが……」
ここに居る全員が、文字の読めるロアからすれば文字の読めない無邪気な子供。 とんでもないことをさらっと読ませてしまうのは、まあ、仕方が無い。 と、分かっていても、いい気がしない……。
「周辺案内図は、無効の地面に彫ってある、あのレリーフですよ。 どうやら、この辺の軒並み連ねている家のような所は、どうも大人のお店が並んでいるようですね」
ロアの言葉に、ゲイルは苦笑する。
「そうなれば、行くしかないだろう!」
ルイスが叫ぶが、それにゲイルが鉄槌を下す。
ルイス、君の人柄を勘違いしていたようだよ……。
メリエルはあきれて言葉が出ず、ロアは不思議なものでも見るかのように、鉄槌を下され、伸びたルイスを眺めている。
何だろう、ここへ来てからずっと……何かに見られているような感覚が……。
「……気のせい……?」
ロアはその嫌な気配を無視し、ロアは案内図に従い、遺跡の中心へと歩みを進める。
その時、奴等は突然現れた。
熊並みの巨体に、無数の歯を持った……八本足の顔には口しかない……クマムシのようなバケモノ!
「ラージタスク……架空の生物兵器だと思っていたが、実在していたとはな」
奴等を視界の端に捕らえたゲイルが、息を呑む。 何やら、危険な生物らしい。
- Re: 古式騎士ゼロ式 Ancient Remains ( No.15 )
- 日時: 2011/05/31 10:49
- 名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: MlJjY9/z)
「ラージタスクって?」
ロアが無邪気にゲイルに対して質問する。 ロアからしてみれば、あんなものはただの肉塊が動くだけに等しい。 しかし、人間からすれば、その動く肉塊が脅威なのだ。
「ラージはでかいって意味だって分かるだろ? タスクは牙だ。 でかい牙の……バケモノ……」
その言葉に、その肉は反応する。 よく見れば、その黄土色の皮膚に、紅い斑点。
……先客が居たが、喰われた。 と、言った所か。
「じゃあ、任せて。 ボディーガードとして付いて来たんだから、……戦うのは私の領分だよ」
ロアは右手を構え迫り来るバケモノを片手で握り、そのままその重圧をものともせずいとも軽々と投げ飛ばす! だが、そいつは一匹だけじゃないらしい。
その巨体が壁にぶつかった衝撃音で、今まで建物の陰に隠れていた奴等が、ぞろぞろと考えなしに寄って来る。
「どうやら、音に反応しているようだね……」
ロアはそのまま助走をつけ、目の前に居た奴をその異様な脚力で踏み潰し、それを踏み台に大きく跳躍--落下先には次の獲物。
音も無く地面に着地すると、その八本足の一本を掴み、持ち上げると別のバケモノへと振り下ろす!
グチャッ!
という、嫌な音を立て、振り下ろされた奴は体液を周囲にぶちまけて潰れた。 だが、潰したのはどうやら間違いだったらしい。 飛んできた体液で……服が少し溶けた。
ただ、コイツの体液は都合よく服だけ溶かすとか、そんな優しいレベルではない。 人間が喰らえば、皮膚は溶けてただれるであろう強い酸性の臭いがする。
何だ、
「血液に硫酸でも混ざってる……の?」
ついさっき潰した奴の体液の水溜りに、ロアは別の奴をたたきつける! だが、効かないのか。
参ったな、コイツは体液じゃ溶けないのか。 さて、困った。
どうやって始末する? 最初に打撃で倒したと思った奴も、今起き上がってるし。 打撃が有効ではない以上、使うとすればやはり……。
「ライター持ってませんか? 髭おじ様!」
「おう、持ってるぞ、ほら!」
ラージタスク一体を相手取りながら、ゲイルはロアに小さなジッポ式ライターを投げ渡す。
それをロアはキャッチすると、迷うことなく火をつけた。 そして、
「皆、伏せて!」
ロアの言葉の直後、辺り一帯が炎に包まれる!
- Re: 古式騎士ゼロ式 Ancient Remains ( No.16 )
- 日時: 2011/05/31 20:24
- 名前: モノクロ ◆xl4B3i0CLs (ID: rbVfLfD9)
ども。
あれぇ・・・? 確かファファニールって確か竜で、あらゆる能力者を叩き潰す実力を持っている奴じゃ無かったですっけ・・・?
若き頃のファファニールでしょうか?
もしかしてクマムシも昔の生物兵器の仲間なんですかね?
- Re: 古式騎士ゼロ式 Ancient Remains ( No.17 )
- 日時: 2011/05/31 22:27
- 名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: MlJjY9/z)
ハイ、龍がベースで賢者の石を心臓に作られた騎士ですが、
能力者のほうでは、龍としか述べられていないのです
ちなみに保管されていたクマムシが表に出てきた理由は追々
ちなみに、仲間ではなく古代都市の生物兵器なので、都市内では使われず、最前戦へ水を掛けた
インスタントラーメンよろしくの状態で投下されたことになってます
- Re: 古式騎士ゼロ式 Ancient Remains ( No.18 )
- 日時: 2011/06/01 00:14
- 名前: モノクロ ◆xl4B3i0CLs (ID: rbVfLfD9)
>>17
水で膨らむんですかwww
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