ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 捕まった世界地図
- 日時: 2011/05/19 20:37
- 名前: ザクラ・ノイザ ◆nOYt2SrT96 (ID: jusjvnjl)
こんにちわ!始めましたの方、始めまして!
この小説は、基本的に暗い小説にする予定です。
まだここのサイトを使って間もないので、意味不明な文章がたくさんあると思いますが、ぜひ!読んでいってください!
ちなみに、自分は書くペースが亀ですので!
- Re: 捕まった世界地図 ( No.1 )
- 日時: 2011/05/19 20:53
- 名前: ザクラ・ノイザ ◆nOYt2SrT96 (ID: jusjvnjl)
「消えちゃえばいいのに・・・・・・!」
病院の屋上で少女の声が響き渡る。
辺りに人影はない。ただ、白い布が何枚も干されているだけの、ボロボロの屋上。
少女は屋上をかこむフェンスを乗り越えた。
町を眺める少女の瞳には、ただただ果てしない絶望が巣を作っているだけだ。
少女は泣くこともせず、死への恐怖におびえることも無く、一歩前へ足を踏み出した。
踏み出した先に床はない。あるのは空気だけ。
フワッと少女の体が中に浮く。
そして次の瞬間、少女は地面に向かって一直線に落下した。
「きゃぁっ!」
少女の行動を見た女性が小さく悲鳴をあげる。
ドシャァッ!!
少女が地面にぶつかる音があたり一面にこだました。
——な、なんだなんだ!?
——女の子が上から落ちてきた!誰か、救急車を!!
——タク君!何見てるの!?見ちゃだめでしょ。
さまざまな声がする。そして少女の周りに近くの人が次々と集まってきた。
しかし少女は倒れたままだ。
—と、その時だ。
「エリ香!何してるの!」
人ゴミの中から少女の関係者らしき声がした。
声の主は、強引にも人を掻き分け少女のもとへやてくる。
きれいな若い女性が顔を強張らせている。
すると、女性の声に反応するように、少女がムクリと起き上がった。
「ちょっと、いつものやつをやってたんだ。」
少女が起き上がったことに周りの人間は呆然と口をひらくばかりだ。
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