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*〜双子物語〜*
日時: 2011/05/23 09:44
名前: 沙紅羅 (ID: vkj9BN7a)

  ツ イ ン ス ト ー リ ー
 *【双 子 物 語】*

キャラクター
<登場人物>
 メインキャラ 

【雪岡紅瑠薇 ユキオカクルミ

雪兎紅瑠薇 ユキトクルミ
 
雪岡小那多 ユキオカコナタ
↓     ツインメインキャラクター 
雪兎瑠那  ユキトルナ】 双子主人公
 
大黒友紀音 オオクロユキネ
柳亜莉守  ヤナギアリス
松瑠璃   マツルリ

華恋翠 かれんすい

【 】
久留巳と小那多の。

悲しくて、切ない—、

物語のはじまりです。






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Re: *〜双子物語〜* ( No.7 )
日時: 2011/05/23 09:48
名前: 沙紅羅 (ID: vkj9BN7a)

≪華 恋 翠 の 館≫

"癒えない傷"
"嫌悪と強欲"
"憤怒は狂気"
"全ては悪"

"夜空は白"
"全ては空白"
"世は堕ちる—、"


"ようこそ—、華恋翠、我が館へ—"

華恋翠という名の妖精—、
華恋という名の人間—、
"翠"はこの世のものではなく—、

"華恋翠は咲き誇る"

Re: *〜双子物語〜* ( No.8 )
日時: 2011/05/23 18:36
名前: 沙紅羅 (ID: vkj9BN7a)

【第五話】歯車 dy紅瑠薇

あたしの本当の名前は、雪岡じゃない。
雪兎っていうのが、私の本当の名前—…?

「ふんッ、何を驚いているの?貴方、母親とは血がつながっていないと教えてあげたじゃない、じゃあ性がちがってもおかしくないんじゃない?」


—"雪"はおなじ、"おか"が"と"に変わっただけなんだからさ。
そんな、驚くことないよ、"紅瑠薇"—、

「そんなに驚くことないのよ、たいして変わっていないんだから」
「……。」
「私は、"つかさ"じゃなく"るな"と言われたわ、それよりかは、貴方はよっぽど気楽よ、」
「…………。」

分かってない、どれほど変化したかを。
普通で平凡で凡庸で通常なあたしを変えたんだからさ。
もうあたしは、名前も違う、親も違う—、
双子がいる、世界の歯車が—、

「ふ、ふんッ………。」
「………。」

ずっとうつむいているあたしに、彼女は言った。

「でも、嬉しかったわ」
「—え、」
一瞬、理解できなかった。

「とてもね、いままで一人っ子かと思ってた—、でも、双子が居た。」

彼女は続けた。

『ずっと孤独で独りきりだと思ってた。でも貴方がいると聞いて、私は正直感動したわ、本当よ?』と、

「御免なさい、びっくりさせてしまって、
 御免なさい、非日常にさせてしまって、
 貴方の歯車は、噛み合わなくなってしまった—、」


「そんなことないよ」


「え—…………?」
「歯車は、たしかに回りがおかしくなった。でも、かみ合わなくはなってないよね、あたしは生きてるもん、ね、だからさ、大丈夫。ありがとう、あたしたちは双子なんだねッ!」

そっか、この感じはそうだったんだ。
あたしは、嬉しかったんだ、でも悲しかった。
同じ苦しみと、同じ喜びが混じってしまった—、

でも、受け止めなきゃいけないよね、

"紅瑠薇と瑠那" 

Re: *〜双子物語〜* ( No.9 )
日時: 2011/05/23 19:22
名前: 沙紅羅 (ID: vkj9BN7a)

【第六話】 学園で二人 dy華恋翠

紅瑠薇と瑠那、生き別れた双子の姉妹—、
なんて美しい、なんて綺麗な物語—、

ふふふ、とても素敵だと思うの—、
双子の、物語。

「ん、ぐううッ」
「お早うございます。お姉さま」
「へッ!?」

朝早々、トレーニングがあるそうです。

「な、なんできみ…ッ、るなが…ッ!?」
「当然ですわ、お姉さま」
「あと、お姉さまって?」
「呼び名ですわ?」
「どうして口調も変わってるの!?」
「ふんッ、何を赤面しているの、」

いきなり口調の変わる瑠那さん。

「なんでまた口調変わり!?」
「説明するまでもないわ—考えたらわか」
「わからないよ!?」
「五月蠅い奴…ですわ、」

二重人格娘瑠那様といっても過言ではない。

「さあさあ、その汚らしい色のパジャマをお脱ぎになって—」
「汚らしい!? ぴんくですけド!?」
「さあさあ、この綺麗な色の征服に—、」

黒と紺色好きな二重人格娘瑠那様(略:二重瑠那様)
同時に桃色や黄色、明るい色が嫌いならしいです。

—30分後

「いつまでやっているんだよ、おせーんだよ、ですわ」
「………………ごほッ、」
「むせちゃったねえ☆ ですわ、」

あれ、三重人格瑠那さんですか?

「あのさ…先言っていッ」
「よくねーよ。」

口調変わりながら瑠那様パンチ!
四重人格、

「ぐッ」
「それじゃあ、朝ごはんを食べながら」
「え」

てくてくと歩く、瑠那さん(戻)紅瑠薇さん、とてもだやそう。

「はあ—、」
「ため息なんて漏らさないで頂戴—、」
「(戻った!…つっこまないとこ)はいは〜い」
「はいは一回で十分よ」
「はいはい。」
「聞いているの—…?」
「ん〜ッ!」
「……………………(ぶつッ)

あらあら御姉様、お姉さま…」
「何」
「紅 瑠 薇 御 姉 様」
「はい」
「やっと返事を統一したわね、奴隷が—、」

とっても怖いです、華恋翠もびっくりです。
こうやって、二人は学園へと、行きました。

—私もいるのに。

「ん?今なにかきこえなかった?」
「何もきこませんでしたわよ?紅瑠薇姉さま」
「そっか」

Re: *〜双子物語〜* ( No.10 )
日時: 2011/05/23 19:31
名前: 沙紅羅 (ID: vkj9BN7a)

—華恋翠。

私の名前は、雪兎華恋
        ミ ス カ 
"華恋"という名の薇守華
"翠"はこの世のものではない—、

私の名は、華恋翠。
昔の名前は、雪兎華恋。

私は双子、
綺麗で可憐なこの物語の主人公、
—それなのに、嗚呼、何故気づいてくれないのですか…?

ふふふ、

今はまだ、我慢してあげましょう—、
全てを、

「馬鹿ね」
「逝かれてるわね」
「36×20よ」
「こんなもの」
「楽にも程があるわ」
「もしかしてとおもって」
「出してみたけど」
「こ ん な の も」
「わからないんて—…。」

うふふ、本当に素晴らしいわ
綺麗で美しい設定—、

紅瑠薇さんは運動派、頭脳は無。
瑠那さんは頭脳派、運動は無。

嗚呼、私の入る隙など何処にございましょうか—。
悲しくなってきました。

悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい。

Re: *〜双子物語〜* ( No.11 )
日時: 2011/05/25 21:44
名前: 沙紅羅 (ID: vkj9BN7a)

【第七話】独りぼっち dy華恋翠

『苦しいよ……っ、苦しい…っです。
 あ……嗚呼……っ…紅瑠薇……紅瑠薇……っ、
 う……っ、あ…っ、る、瑠那……っ瑠那ぁ…』




—学校、休憩時間。
「ん〜っ、最近声するんだよね、」
「どんな声ですか?」←※瑠那
「あたしたちの名前と、苦しい、悲しいとか—、嘆き声」


聞こえてるんですね—、
うふふ、うふふふふ……。
どうしてなの?どうして?
私にもっと気づいて—、気付いて—、

きづ………い…てっ。

「ッ!!!!!?」
「る、な…??」


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