ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 六道サイコパス まだまだオリキャラ募集中!
- 日時: 2011/08/08 21:11
- 名前: 甘木 (ID: KjZyd1Q/)
どうも、完結できない駄作を書き続ける甘木と申します、タイトル意味負ですよね分かります、多分内容も相当グロテスクなものになるかなと自分が思う最大限のグロさと最大限の「萌え・燃えキャラ」を出してやるつもりです。
- Re: 六道サイコパス 〜最下層の男〜 ( No.1 )
- 日時: 2011/07/15 21:56
- 名前: 甘木 (ID: zeBAwFgA)
〜プロローグ〜
日常
総じて人ほど無意味に長く生きようとする生物はいない、いや寿命的に考えれば遥かに人間より寿命が長い生き物はいる。
だが、人間はどんな生物よりも生への執着を見せる、死の拒絶なんて【神の存在証明】である、この唯神思想(ユイガミ シソウ)から言わせれば大した事ないと思うんだよ。
そもそも生と死なんてクソ真面目に語ったとこで不死になるわけでもあるまいし、人は生きて死んでゆく、そこに哲学的意味を持たせたところでメランコリックに陥るのは人間だけだ。
ああ、もう三時かおやつの時間じゃないか。
「お〜い、悦子。一番いいブルーベリーパイを頼む」
「承りました、思想様」
私様の隣で姿勢正しく立っている美女は頷いた。
そう言って私様が作り出した【メイドホムンクルス】、ロドリゲス悦子(私様がつけた)がシステムキッチンに向かう。
「さてさて〜今日のお仕事は……と」
私様は座っている机の一番の下の引き出しをあけると開けた瞬間から敷き詰められていた、いや限界までぶち込んでいた携帯の海からメールの着信音が一斉に鳴り響く。
「さ〜て、どれにしようかな……と」私様は携帯の海の中に手を突っ込み適当に探り、一つ掴み取りバイブする携帯を開き受信ボックスを見て新着メールの数を確認する。
「今夜のラッキーさんはコイツ等で決定〜、とじゃあ、頼むね【六道サイコパス】ちゃん新着メールは5件、つまり五人殺せるぜ良かったな〜」
私様は部屋の出口で胡坐をかき私様とロドリゲス悦子を睨む灰色の髪の【六道サイコパス】にポイッと携帯を放り投げる。
【六道サイコパス】はそれを右手でキャッチし、携帯を開く、一瞬表情が崩壊するほどの笑みを見せてそれは部屋を出て行った。
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「オイオイ、泣くんじゃねえよ。いくら私の小説が感動的だからってよ」
昼下がりの喫茶店、ニヤニヤしながら流力大学二回生の甘木子羽は同級生である俺こと浮気町操作に言った。
「や、この小説に泣ける要素は何一つねえよ」
俺は投稿する前に見て欲しいといわれた原稿を机においていった。
「おいおい、そんな筈ないだろ? 特にラストなんか秀逸だと自負している」
ヌッフッフッフ、奇妙な笑い方をしながらコーヒーを飲む甘木。
長髪で背が高く長い髪の毛を紅いヘアバンドで束ね、特徴的な銀色のヘアピンで前髪を留め、男勝りな口調の女だ、一応……女だ。
「いやいや、意味わかんねえよ。この小説は無駄にキャラは多いし、描写は下手だし、みんな口調がお前と同じ、正直馬鹿丸出しって感じだぞ特にラストが」
「う、嘘だろそりゃ何かの間違いだ! 故障だぜ!!」
ドラゴンボールの某サイヤ人の台詞を言いながらひったくるように机の原稿を取りかじるように原稿を見る。
読んでる最中、自信ありげにニヤけ、たびたびドヤ顔で俺を見る甘木に腹を立てつい毒舌を吐いてしまった、全く気まぐれで小説なんか書きやがって読まされる俺の身になれ。
コイツとは高校生からの付き合いだが、ことある毎に俺にちょっかいをかけてくる、そのせいで周りから気持ちの悪いぐらい仲がいい二人と思われ続ける、ある時俺は同級生の女子に告白した事がある(勿論甘木じゃない)がことごとく振られたその理由は「甘木さんに悪い」だった……返せよ俺の青春!! 必死に誤解を解こうとしたが、その後誤解を解くことも出来ぬまま卒業してしまう、せめて大学生活はと死ぬほど勉強して国立の大学に入り入学式の隣の席が甘木だった……、きっと俺達は前世は宿敵同士で壮絶な殺し合いを繰り広げていたに違いない、……そうじゃないとこの俺の溢れる殺意は説明できない。という程に俺は彼女が憎かった、大学も高校の時と同じく気持ちの悪いぐらい仲がいい二人、もしくはバカップルと思われているようだしな……。
「ふぅ〜、俺は午後からバイトだし、そろそろ帰るな」
俺は財布を取り出し自分の分のコーヒー代だけ出して自分の小説を読みふける甘木に手を振って帰った。
ったくあの女……本当にどうにかならないのか、俺に付きまといやがって……自転車に乗りながら携帯をいじり考えていると、おもしろいサイトが目に入った。
【死神のメールアドレス】とかなんとか最近大学で噂になっている、都市伝説だ……。
【そのメールアドレスに殺したい奴の名前を書いて送信すると次の日、名前を書いた人間は惨殺される】
そのサイトにはそのメールアドレスが書いてあった。
ふん……おもしろいじゃねえか、俺は甘木子羽の名前をメールに書き送信ボタンに触れる。
そもそも名前だけ分かったところで、どこの誰かも判別できねえだろ、アホな都市伝説だ、まぁせめてアイツが風邪ひかせるくらいの効力があると信じて、
俺は「甘木風邪ひけ」と念じて冗談半分でメールの送信ボタンを押してしまった。
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