ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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冥界の主は———
日時: 2011/08/25 19:29
名前: グレイ (ID: RXugjDaQ)
参照: http://www.kakiko.cc/bbs2/index.cgi?mode=view&no=5647

どうも、おはこんばんにちは、初めましての方は初めまして。
グレイという者です。
因みに今、オリキャラを募集しています。
興味のある方は、上のURLからどうぞ。

シリアス系の話を書きたくて始めました。
あ、ちょ、石投げないでください、いたたた…
この話は、暗かったり明るかったり、明るかったり暗かったりと、何か不安定です。明るいのと暗いの7:3の割合です。
宜しければ先にお進みください。
それでは、注意事項です。


・駄文です、下手です。
・流血・死ネタ・グロイ表現するかもです、というか、絶対にします、グロ風にします。そう言った者が嫌いな方、ブラウザのバックボタンを連打することをお勧めします。一話目が特にグロイかもしれません多分。
・二次創作の方でやっている小説をなるべく優先しますので、最初は更新しまくりますが、話に詰まってくると亀以下の更新となります。
・グレイが嫌いな方は自転車でUターンをお勧めします。

…では、頑張っていきたいと思いますので、温かい目で見てやって頂けるとうれしいです、では…


お客様(神様)

★IANA様
☆黎様

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Re: 冥界の主は——— ( No.7 )
日時: 2011/08/22 15:40
名前: IANA (ID: 0LEStScZ)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode

読みに来ました〜怖いけど面白いですね!また読みに来マす。

Re: 冥界の主は——— ( No.8 )
日時: 2011/08/22 15:49
名前: グレイ (ID: RXugjDaQ)

IANAさん

コメありがとうございます。
書きたいように書いていたら、最初が怖くなってしまったのです。
まぁ、主人公があの性格ですから。
宜しければ、ゆっくり読んでいってくださいね。

Re: 冥界の主は——— ( No.9 )
日時: 2011/08/24 14:51
名前: グレイ (ID: RXugjDaQ)

7、ハコ〜樹海、ハコの家にて〜




「…と、いうわけです〜」
「そうだったんですか…いきなり攻撃してしまい、申し訳ありません…」
「いいわよ〜別に気にしてないし〜♪」


目が覚めた颯馬に説明し、誤解というか、何というかは無くなった。
良かった〜…魅夜さんが手加減してくれて…
もしもの時は、僕の魔法を使おうとは思ってたけど…
使わなくて良かった、うん、死ななくて良かった、颯馬が。
すると、魅夜さんが突然玄関の方に歩いて行った。
僕が、不思議そうな目で見ていると、魅夜さんは…


「早く死人を集めましょ。集めた死人は荒野に行かせるわ、それでいいでしょ?」


僕は、最初の目的をやっと思い出し、慌てて玄関へ向かう。
その後ろから、スプラと颯馬も付いてくるところが見えた、2人がいれば、何かあっても大丈夫だろう。
家から出てすぐ、魅夜さんは立ち止まり足下を見る。
そして、僕の方に振り返り、口を開く。


「ねぇ、ハコ。」
「何ですか〜?」
「ここって、樹海で一番、魔力が高い場所〜?」
「…僕の知る限りでは。」
「ならいいわ。」


そのまま、足下に落ちていた木の枝で、魅夜さんは地面に何かの魔方陣を書く。
…なんだ?この魔方陣?僕の知らない物だ…
闇の魔法の物かな…多分そうか…僕は独学だったからな…


「あぁ、先に言っておくわ、私のこの術ね、死人に私の声を届けるはずが、何故か魔物も呼び寄せられることもあるから、気を付けてね。あと、範囲はルマノミヤにしといたわ。」


…危ないじゃないですか!!何でそんな副作用的な物ができたんです!?
しかし、実際これしか、国中にいる死人を集めることはできないらしい。
腹をくくって、潔く、寄ってきた魔物を倒すしかないか…
そう思い、後ろを振り返り、魔方陣を興味深げに見ている颯馬に話しかける。


「颯馬〜」
「はい!?何でしょうか!」


いきなり声をかけられた颯馬は、驚いたらしく、慌てながら声を返す。
そんな、女の子みたいな所を笑いつつ、颯馬に言う。


「上空から、死人の他に、魔物外寄ってこないか見てて、もし寄ってきてたら教えて、僕が退治するから。」
「分かりました!!」
「あ、そうそう〜」


いきなり、手で複雑な印を結んでいた魅夜さんが喋りかける。


「これが終わったら、一緒にお話でもしましょう〜颯馬ちゃん。」
「!?」
「は?」


何を言ってるんだろう?彼は確か男…あ、でも僕、性別聞いたこと無い…
ふと、颯馬の顔を見ると…口をぽかーんとして魅夜さんを見ている、…図星だったのか…
まもなく、魅夜さんが書いた魔方陣から、黒い炎が浮かび上がる。
すると、魅夜さんはそのまま目を閉じ、じっとする。
僕は、何故か大きな声を出してはいけないと思い、なるべく小さな声で、颯馬に話しかける。


「…颯馬…そろそろ…式神を使って飛んで!」
「…はい!!…」


颯馬は、再び巨大な鳥の式神を作り、その上に乗って、上空へと飛び上がる。
…ここからは、本当にどうなるか分からない、気を引き締めないと…




【妖〜ルマノミヤ城下町にて〜】




《ルマノミヤにいる死人達、全員樹海に来なさい、途中で人を見つけても、襲っては駄目よ。》


この声…魅夜様!?魅夜様があの術を使っているのか…
私がルエルクの方を見ると、彼も同じようにこちらを見た。
気のせいではない…!行かなければ…樹海に!!


「ルエルクさん!今、転送術を使います!樹海の入り口ぐらいまで行けますので、そこからは、魅夜様の気配をたどっていきましょう!!」
「わかった!!」


すぐに手で印を結び、少々の契約の呪文を唱える。
そして、目を閉じる…目を開けたとき、すでに私達は樹海にいた。
すぐに、ルエルクと一緒に、魅夜様の気配がする方に駆けていった…



魔物の気配がした事に気づかずに…







Re: 冥界の主は——— ( No.10 )
日時: 2011/08/23 20:11
名前: グレイ (ID: RXugjDaQ)

8、ハコ〜樹海、ハコの家の前にて〜




始めてから1分も経たないうちに、全ての死人が集まったらしい。
…やっぱり、死人と生きてる人間は、ぱっと見じゃよく分からないな…
一番分かりやすいのは、あの剥き出しの殺気ぐらい…
死人を眺めていたら、若い…という表現は変だが、見た目じゃ若い死人がこちらを睨んだ。
…怖いんですけど…魅夜さん、早く終わらせてください。
よくよく考えれば、人はいないけど、この森でやること自体が危ない気がしてくる…
ここって、僕の家以外は魔物もよく多発するし…危ないじゃん…
ま、始めちゃったから、今更どうこうできないけど…
色々考えていたら、上空の颯馬がこちらに叫ぶ。


「ハコさん!!何か、普通の死人とは違った死人が、こっちに向かってきてます!!」
「え!?」


普通の死人とは違った死人!?え、何それ!?
少しパニックになってる間に、彼らはすぐに来た、
僕には目もくれず、魅夜さんの所へ一直線…
…まさか…妖…君?…だね。ルエルク君もいるよ…
2人とも、ただボーッと立っている、魅夜さんの元に血相を変えながら走っていく。
そして…


「何やってるんですかァァァァァァァ!!!」


状況を整理しよう。魅夜さんが怒られた。
うん、そのまんまだ。
その間に僕は、あの2人…妖君とルエルク君のことを颯馬に説明した。
その間、妖君の説教が始まった…
僕はただ、説教されてる魅夜さんを、遠い目で見ている。
同じように、地面におりてきた、颯馬も遠い目で見ている。
そんな中、うんざりと言った顔のままで、魅夜さんは死人達を荒野に向かうよう命令する。
死人の軍団(普通の人から見れば恐ろしい)はゾロゾロと森から出ていった、荒野に行ったのかな〜とか思いつつ、今の状況をもう一度目と耳で確認する。


「勝手に冥界の城から抜け出さないでください!!!」
「そうだよ!!魅夜様は僕が大事じゃないの!?」
「…ルエルクのことは大事じゃないって言うわけじゃないわよ〜…ただ、退屈すぎなの〜…」
「兎に角、氷歌さん達に見つかったと報告しますから。」


魅夜さんは、不機嫌そうな顔のままスプラを見ている。
…怒られなかったスプラに対して、少し怒りを覚えたのだろう…
そのスプラは、無邪気にぴょんぴょん跳ね回っているが。
ま、魔物が来なくて良かった…
安堵のため息を吐くと、急に何かの気配を感じる。
邪気や、殺気を含む気配…魔物か…


「魅夜さん、妖君、ルエルク君、スプラ、颯馬、下がってくれる〜?」
「あら〜?やっぱり来ちゃった?魔物〜?」
「そのようですね、私も気配は感じ取れます。」
「魔物って、私は結構好きなのよね〜、魔王のせいでもあるけど。」
「…魔王って、殺せるよね?妖君…」
「落ち着いてください、ルエルクさん」


魔物が来るという、生命を脅かされることなのに、あの3人は普段道理のように会話をしている。
緊張感カムバック!!説教してるときの緊張感カムバック!!
そんなこんなで、少し涙目になっていると、颯馬が僕に喋りかける。


「ハコさん…僕も戦いますよ?」
「颯馬は待機してて〜、さっきから、式神結構使ってるし。」


笑って受け答えると、今度は魅夜さんが真剣な目…というより、殺気を含んだ目で僕に言う。


「…さっきも言ったけど、私、魔物は結構好きなの、殺したりはしないで頂戴。」
「分かりました。」


僕は、意識を集中させ、魔物の位置を探る。
すると、木の陰に犬のような、狼のような魔物が見えた、その魔物は、こちらの視線に気づいたらしく、隠れていた木を刃物のような尻尾で切り倒し、僕の方へと駆けてくる。


「箱封じ…」


そう唱える(僕の魔法はオリジナルで、呪文もないから、唱えるという言い方は余り正しくないが)と、魔物の頭上に透明で大きな箱が落下していった。
その箱は、そのまま魔物に直撃し、魔物の額から紫色の血が滴り落ちる。
その攻撃に、怒りを覚えた魔物は、尻尾を振り回しながらこちらへ突進してきた。
当たったら綺麗に真っ二つにされるな、と、頭の中で思い、魔物の攻撃を後ろへ躱す。
なうべく、家の方にいる皆に近づけさせないように。
更に怒り狂った魔物は、僕の頭に向かって口を大きく開き、噛み付こうとしてこうとした。
その攻撃を下躱し、ちょうど後ろにあった木に激突させる。
止めに箱封じを喰らわそうかと思ったが、目を回して気絶していたから、そのまま放っておくことにしておく、しばらくは人を襲おうと思わないだろう。
戦闘を終え、ため息を吐くと、後ろから魅夜さんが喋りかけてきた。


「…へぇ、強くなったのね。」
「はい〜ファ…」
「戦闘のあと、眠くなる癖もそのままね〜…ま、いいわ。妖が帰りましょうって五月蝿いから、帰るわ、また会いましょう〜じゃあね〜」


ただ、淡淡とそれだけ言うと、魅夜さんは妖君とルエルク君、そしてスプラと共に、一瞬で姿を消した。


「…帰っちゃったか…ふぁ〜眠い…」
「また会えるでしょうか…ハコさん…」


さっきまでほぼ空気だった颯馬は、寂しそうな顔で僕に尋ねる。
僕は、ありったけの笑顔で、そして、眠気もピークに達しながら答える。


「また会えるよ。じゃあ…おやすみ…」


眠い…そのまま、意識を暗闇に落とす…
眠る直前に、颯馬の慌てる声が聞こえたが、もうスイッチは入ってしまったので熟睡してしまった…


「あら!?ハコさん!!ここで寝ないでください!!ハコさん!!ハコさん!!はぁ…これでいて、封魔師の称号もらえてるのも凄いですよ…よいしょっと、ベットに運ばないと…」




Re: 冥界の主は——— ( No.11 )
日時: 2011/08/24 14:25
名前: IANA (ID: 0LEStScZ)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode

あらら?ルエルクって私が投降した奴ですか?
ならば嬉しいです〜。弟の様だ(笑)


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