ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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さよなら…〔別れの……〕
日時: 2012/12/23 21:23
名前: ヘムロック (ID: ccgWKEA2)

          〜ご挨拶〜
えーと…こんにちは。
このジャンルは初めてなので…お初よろしくお願いします。
前まで『複雑・ファジー小説』を書いていた、『燐 蜷 白亜』です。
気分で名前を変えてみました。
『白亜』でも『ヘムロック』でも『クー』でも…呼び名はご自由で〜。

それでは、初ホラー系 ご堪能あれ!ww
……すみません。調子乗りました!
ご覧ください。 よろしくお願いします。

※コメント・アドバイス よければ書いてください。
荒らしはお断りします。

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Re: さよなら…〔別れの……〕 ( No.39 )
日時: 2013/01/04 15:17
名前: ヘムロック (ID: ccgWKEA2)

第3話


「……なあなあ、ここにー……」
その後ろで悲鳴が聞こえた。
「……失格……です」
あの綺麗な女性が、服を真っ赤にして笑って言う。

「……何?え、あの人が?」
友人は俺に聞きたいことがあるらしい。
だが今は———。
「逃げるぞ」

ドタバタと逃げる人がいる。
その場に虜になる人もいる。
「……逃げないと失格ですよ?」
そう言って人数を減らしていく女性。

「皆様、今はご安心ください」
1人の男が出てきた。
「私は車掌です。今は殺しませんので大丈夫です」
笑うなよ……。
「ルールは簡単。ここにいる人物を殺せばいいのです」
ザワッと声が上がる。
友人は倒れかけ。
俺が支えている状態だ。

「……それでは、スタート」
そう言って電車に戻る車掌。
「……さあ、逃げてくださいよ?」
ニヤッと笑って、追いかけてくる女性。
綺麗な笑いも、今では恐ろしいと感じて———。

「……ほら、行くぞ」
「……うん」
俺たちは生きて帰るんだ……。
こんな馬鹿馬鹿しいゲームは必要ない。
そう思っていたのに、決意が変わる———。

Re: さよなら…〔別れの……〕 ( No.40 )
日時: 2013/01/05 12:23
名前: ヘムロック (ID: ccgWKEA2)

第4話


携帯も時計も役に立たない。
だから今が何時なのか……全てが分からずに不安な状況。
「……もう、俺は大丈夫だ」
そう言って立ち上がるも、周りの色に圧倒され座り込む。

「……見つけたっ」
同い年くらいだろうか?
見たことのない制服で、茶色の髪。
槍のような武器を俺らに構える。
「……ごめんなさ———」
そう言う彼女。
「………………」
友人は、受ける気だろうか?
その場から動こうともしない。

「……ごめんなっ」
得意の運動神経を生かし、槍を奪った。
殺すのには罪悪感があり、近くの穴へ落とした。
「……そこで、誰にも見つからないと良いな」
そう言い残して、俺は友人の元へ駆け寄った。
唇が微かに動くだけで、声が出ないのだろう。

確かに、ここは……。
綺麗な場所には真っ赤な赤色の道が出来て、倒れている人も数多い。
この場所は、戦場……とでも言うのだろうか?
関係ない人が次々と倒れていく。
殺さなければ自分が生き残れない。
———それなら……。

「……あ、出してくれるの?」
穴は深いようだ。
「……殺さなければ生き残れない」
ふいに後ろで声がした。
振り返ると、あの車掌が俺の後ろにいる。
「やめ……!!!」
友人が俺に叫ぶ。
既に時遅し。こうするしか無かったんだ。
生きて帰るには……。
「お見事です。キミの活躍……期待していますよ」
そう俺の耳元に言い残し、また電車の中へ戻って行った。

Re: さよなら…〔別れの……〕 ( No.41 )
日時: 2013/01/07 13:50
名前: ヘムロック (ID: ccgWKEA2)

第5話


「何で……」
友人が穴を見て倒れそうになった。
俺が支えると睨んでいる。
その目が怖かった。

「……生き残れないからだ」
槍を投げる。
……初めて、人を刺してしまった。
でも、不思議と嫌な感じがしない。
だって、これは———。

「『正義』とでも言いましょうか?」
木の陰で友人と2人隠れていたのに。
見つかった……。
槍は……友人の所か。
「大丈夫です。今は刺しません」
笑ってナイフを捨てた。

「うわ、綺麗ー」
……馬鹿か。
紺色の服を赤にした人の何処が綺麗なんだ。
「ありがとうございます」
女性がフッと笑った。

Re: さよなら…〔別れの……〕 ( No.42 )
日時: 2013/01/16 16:50
名前: ヘムロック (ID: jBxFHKzX)


こんにちはー。

えーと、こんな作品ですが参照が400超えてました。
こんなこと、あって良いんですか……?

とりあえず、読者様
見て下さり、ありがとうございます。
これからも亀更新ですがマイペースに更新していきますので。

主人公たちの名前が無いのは、最後に哀しい結末になる。
と言うよりも、名前を付けたら思い出しそうなので付けないだけです。
ホラー苦手な作者でスミマセン。
個人個人で、名前を勝手に付けて読んでもらえたら幸いです。

それでは、また次回に……。

Re: さよなら…〔別れの……〕 ( No.43 )
日時: 2013/05/15 22:59
名前: M・M (ID: 0fWfwKh9)

はじめまして、面白かったです

更新ガンバ


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