ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

夢と俺、鏡と僕。
日時: 2011/12/28 00:04
名前: みらーさうんど。 (ID: rYvWlEkT)

駄作ですが…まぁ見てやってくださいっ!

荒らし、誹謗中傷お断り
アドバイスとか感想宜しくお願いします(ぜひ!)

私は普段どっちかって言うとコメディ系を書く方なので
上手く出来ないかもしれませんが…

Page:1 2 3



Re: 夢と俺、鏡と僕。 ( No.11 )
日時: 2011/12/29 10:04
名前: 藤田光規 (ID: TZln3PE9)

わあああ修凛兄弟出してくれたんですね かんしゃ二乗!!


事情しらんひとがよんだら混乱するかもしれないんで説明します
みらさんと僕はリア友で僕の手作りジョーカーはこの小説の裏設定なんですよ〜〜〜
けっしてぱくりではないです!!!!!
決して!!! 

Re: 夢と俺、鏡と僕。 ( No.12 )
日時: 2011/12/29 13:44
名前: みらーさうんど。 (ID: 7gBpjPib)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=18053

「……」

固まって動けない。
目の前にいるのは間違いなく俺。
だが、そうとしたら今ここにいる俺自身はどうなるんだ?

目の前にいる“ヤツ”————もとい俺は、
暫く黙ったままだった。

「う…あぁ」
誰だ。そう言いたいのに、舌がうまく回らない。

「僕は僕だ。だけど君でもある。」
ヤツは俺の頭の中を見透かしたように言った。

言葉の意味が解らない。
“僕”だけど“俺”でもある…?

「意味が解らないのか」

無表情でヤツは言った。

「簡単に言うと此処は鏡の中だ。そして僕は鏡に映った君。
だけど見た目は違うし此処には僕しかいない」

僕しかいない——…? まるであの夢みたいだ。

「こ…こは、何処な、んだよ…」

途切れ途切れに声が出てくる。
舌は充分上手く回るようになったが、
喉が震える。

「此処は鏡の中の世界。もちろん現実のね。
キミがいたのはここと対になっているもう一つの世界。
いや、君はもともとこっちの世界の住人だったんだ」

ますます意味が解らない。

混乱する俺を見て、ヤツは言った。

「10年前の出来事を覚えてるかい? 」

Re: 夢と俺、鏡と僕。 ( No.13 )
日時: 2011/12/30 00:49
名前: みらーさうんど。 (ID: kG6g9hX2)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

「10年前の今日何があったのか、覚えてないの? 」

「10…年、前の…23に、ち? 」

尋ねるヤツに分からないというような声を発する。
事実、俺はこの日に何があったのか覚えていない。

「23日? 違うよ、
どうやら僕は夢の中で日付を狂わせてしまったみたいだね」

クスッと小さく笑みを浮かべヤツは言う。

「これを見なよ。…あれ、よっ!ほっ」

ヤツ—俺は壁にかけてある日めくりカレンダーを
取ろうとしているのか?

身長が足りず、ぴょんぴょんと跳ねている。


この隙に逃げよう! 
やっと動くようになった足をドアへと向け走る。

だが、俺の行動は甘かった。

いつの間にヤツは俺のすぐ近くに移動し
ナイフをこちらに突きつけていた。

目の前にある鋭いモノ。
あれで刺されたらひとたまりもない———…!

「動かないで。僕の話を聞いて。」

刺すような言葉に、動けなくなる。
小さな子供とは思えないようなオーラが見えた。

「今日は23日じゃないよ、ほら今日は…」

ヤツはさっきのカレンダーを指差した。


大きく25と書かれている。
25日…俺の、

「そう、君の、そして“僕”の誕生日だ」


Re: 夢と俺、鏡と僕。 ( No.14 )
日時: 2011/12/31 09:52
名前: 藤田光規 (ID: kG6g9hX2)

続き気になる!!!
更新求む!!!
あと・・・みうの小説なんと言うんですかね??
おしえろぃ

Re: 夢と俺、鏡と僕。 ( No.15 )
日時: 2012/01/05 00:01
名前: みらーさうんど。 (ID: 7gBpjPib)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

「そう、君の、そして“僕”の誕生日だ」

思考が停止する。
目の前にいるアイツは今、何と言った?

「君は…今日で14歳になるんだっけ? まぁ僕は4歳のままで体の成長は止まったままだけど」

クスッ、とヤツは笑った。
「もう、君は思い出してる筈だ。そうでしょ? 」

ヤツがそう言った瞬間、頭が割れるような痛みに襲われた。
まるで何かを思い出すのを嫌がっているかのように。
目は見開き、動機も早くなってくる。
今はもう肩で息をするのが精一杯だ。

「う、あぁ…あぐぅっ…! 」

頭を押さえる。耳を塞ぐ。目を閉じる。
もうなにも見たくない。聴きたくない。

「…いで」
「!? 」

急に手を触れられて体がビクッと動いた。

「耳を塞がないで。目を閉じないで」
優しく、それでいて冷たく言った。
「あ…あ…」
言葉が出てこない。耳も目も相変わらずふさいだままだ。

「僕の話を聴いて。僕を見て!」
あまりの力に、俺は手を下げざるを得なくなった。
目をゆっくり開くと、何かが零れ落ちた。熱い。俺の涙だ。

「10年前…4歳の誕生日の時君に、それから僕に起こった事」
それまで言って、大きく息を吐き、そしてまた口を開いた。

「君と僕は入れ替わった。僕は元は本当の現実の世界に生きてたんだ」


Page:1 2 3



この掲示板は過去ログ化されています。