ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ジェットブラック
日時: 2012/03/31 20:43
名前: K-10 (ID: uJjLNBYk)

こんにちは。けーとと言うものです。
過去に何度か違う名前で小説を書いたことはあるのですが
どれも途中で挫折しまして…;
今回も懲りずに投稿しようとしてますw
想像力と妄想力をフル稼働して
ケータイのメモ帳に書き溜めてるグダグ駄文ですが、
たまに日本語おかしいし矛盾も生じますが、
深刻な表現力と文才不足ですが…!

宜しくお願いします^^

*主な登場人物*

・ギルバート 
魔銃師/人間 『ギルズ・エージェンシー』オーナー

・アレックス
一応魔女 “造られた魂”を持つ

・マチルダ
ギルバートの魔銃 二丁拳銃

・クロイ
人間 魔族の研究者


プロローグ >>1
第一章 >>2>>3
第二章 >>4>>7
第三章 >>8>>9
第四章 >>10>>13
第五章 >>18>>19>>22>>23>>24
第六章 >>25

Page:1 2 3 4 5



Re: ジェットブラック ( No.16 )
日時: 2012/02/04 12:59
名前: テテロ (ID: bQbYMR0G)


むむー。
ギルの驚きといい、なにかありそうですねー。
ていいますか、アレックスかわいいー。
もしいるなら隣で笑ってほしいですな。

Re: ジェットブラック ( No.17 )
日時: 2012/02/09 20:26
名前: K-10 ◆f62.Id/eYg (ID: r6yRxP5o)

>>16
もうお気づきだと思いますが、アレックスはボクっ娘ですw
アレックスという名前は男性のイメージがありますが、
日本で言う「ゆうき」や「みずき」のように男女兼用らしいです^^

Re: ジェットブラック ( No.18 )
日時: 2012/02/10 22:52
名前: K-10 ◆f62.Id/eYg (ID: r6yRxP5o)

第五章

「…これはっ…!」
地下の研究室。先程も散らかっていたがこれは先程の比ではない。
長机の上に乗っていたビーカーやフラスコの破片が散乱しており、
バーナーが転がる先のガス栓からは異様な臭いが漏れだしている。
アレックスは動揺した様子でエメラルドの瞳を揺らしていた。
「何者かと争ったようだな」
ギルバートが冷静になってガス栓を閉じる。
「見て、あれ!」
マチルダが何かを見つけた。指を指す方向を見てみると、壁に
メモ書きが貼ってある。
「“魔女の魂を持つ者に告ぐ。犠牲を払いたくなくば貴様が生贄となれ”…随分とまどろっこしい書き回しだな」
ギルバートがメモを手に取った。
「そんな…」
頭を抱え込むアレックス。声も体も震えていた。
恐怖と怒り、虚しさが入り混じった中途半端な感覚に襲われる。
「とにかく、博士を連れ戻しに行くぜ。このままタダ働きは御免だからな」
ギルバートがアレックスの動揺を振り払うかのように言った。
マチルダに支えられながら、アレックスはハシゴの近くまでやってくるとゆっくりハシゴを上っていった。
「精神的にキテるな」
「無理もないわ。きっと自分のせいだと思ってるのよ」
アレックスの耳には届いていないようだった。
「…………」
ハシゴを上る小さな背中を何かに思いふけるような目で
見つめるアイスブルーの目。普段は冷たい印象を受けるが、
今は少し悲しげな雰囲気がある。
「昔と重ねてるんでしょ?」
「少しな」
あまり気分が良くないと言いたげな顔。頭を両手で掻きむしった。
マチルダは掻きむしっている手を止めるように掴んだ。
「いいじゃないの。正しい感情が戻ってきた証拠よ」
少し微笑んで、ギルバートから離れる。そして、ハシゴに手を掛けた。
「先上ってるわね」
アレックスはすでに上りきっており、上から顔を出している。
「おーい。何しているの?」
「あ、今行くわ」
マチルダがハシゴを上ろうとしたとき、ギルバートは何かに感づき
一瞬だけ目を見開いた。が、すぐに目を細める。
「マチルダ」
「…えぇ、分かっているわ」
マチルダはハシゴから手と足を離し、飛び降りた。
宙に浮いている間に、体を粒子に変え、ホルスターに収まる。
「えっ!?」
上から見ていたアレックスは小さく驚きの声を上げた。
「アレックス。そこを動くなよ」
ギルバートは大急ぎでハシゴを上っていく。残り四分の一に
差し掛かったとき、腕に力を入れて飛び上がった。
「え、ちょっ…」
アレックスが慌てて体を引くとギルバートが宙に浮き、黒いコートをふわりとなびかせながら床に着地した。
「一体、何!?それにマチルダが…」
「静かにしろ!」
ギルバートはピシャリと言い放つと、
睨みつけるような目つきで辺りを見渡す。
ガスの臭いが充満しているだけで何も無いが、
微かな気配を玄関のドアの向こうに感じた。
「誰だ」
右のホルスターに手を掛けようとした、その時。
持っていたメモ書きの文字が滲み出し、違う言葉が浮かび上がった。
“犠牲は聖なる炎によって払われる”
「…!アレックス!」
叫んだと同時に玄関の扉に穴が空き、
火の玉がアレックスの髪を掠める。
「…えっ」
その一瞬時が止まったように思えた。しかし次の瞬間。
火花が散り、それは大きな衝撃波となって爆発を起こした。
土煙を巻き上げ、大きな音を立てながら家が崩れる。
幸い人は歩いておらず、周りの家を巻き込むことは無かったが
二人の姿が見当たらなかった。
「まさかこんな簡単に死ぬわけないよね」
斜め向かい側の屋根からその様子を眺めている人影がある。
赤毛に、コンタクトを入れているのか。
紫色の瞳を持った男がタバコをくわえながら立っていた。
歳はギルバートよりも少し年上に見える。

Re: ジェットブラック ( No.19 )
日時: 2012/02/10 23:17
名前: K-10 ◆f62.Id/eYg (ID: r6yRxP5o)


風が髪とタバコの煙を揺らした。土煙を纏った一帯も晴れ、
家の残骸が散らかっているのがはっきり見える。そしてもう一つ。
「やっぱりね」
結界が二カ所に張られていた。前の結界にはギルバート、
後ろにはアレックスの姿が見える。アレックスは尻餅をついており、
帽子は結界から離れた場所に吹き飛んだようだ。
「危機一髪だな。大丈夫か?」
「イタタタ…何とかね」
ギルバートの左手には魔法陣が書かれた紙切れが二枚握られている。
そのうち一枚からは光の糸のようなものが一本出ており、
アレックスの結界に繋がっている。
「アレックス。これはお前が持ってろ」
紙切れを引っ張ると糸がゴムのように伸び、
手を離した途端勢いよく結界を突き抜け
アレックスのもとまで飛んでいった。
まるで水面に波紋が立ったように膜が揺らぐ。
「で、殺そうとしたんならもう少し丁寧にやったらどうだ?」
ギルバートからは赤毛の男は見えないが
屋根の上の気配に気がついていた。
それを聞いてニヤリと口元を笑わせる赤毛の男。
タバコが口から落ち、吸い殻を踏むと地面に降り立った。
「やっと出てきやがったか」
水面から体を出すように光の飛沫がわずかに上げ、
ギルバートは結界から体を出した。
結界は残したままだ。
「さすがに君は死んでるだろうと思ったんだけどね」
ギルバートが赤毛と遠からず近からずな距離まで歩み寄る。
「いたぶるつもりか。趣味が悪いな」
軽く返すと赤毛はサディスティックな笑みを浮かべた。
「見たところ君はただの人間じゃないね?」
「だったら何だ」
流石に気味が悪いので、身構えた。すると赤毛は腕を前に伸ばす。
その腕が赤く光り出した。
みるみるうちに光が炎に変化し腕全体を包む。
しばらくすると炎は一瞬にして消え、
彼の手にはトンファーが握られていた。
「君は潰しておいたほうがよさそうだけど、面倒だし死んでくれるかい?」
赤毛は笑顔から真顔になってトンファーを構える。
「断る」
ギルバートも静かに赤毛を睨みつけた。二人の間に火花が散る。
アレックスはその迫力に圧倒され、
結界の中で震えることしか出来なかった。
「そう。じゃあ潰すしかなさそうだ!」
赤毛が地面を蹴ると足に炎を纏い凄まじいスピードで飛んできた。
「ギルっ!」
アレックスが思わず叫んだと同時に
トンファーがギルバートの頭を付こうとする。
寸でのところで背中を反らし素早くホルスターから二丁拳銃を抜く。
上がった左足の裏で赤毛の胴を持ち上げ横に投げ飛ばすと
宙に浮いて身動きのとれない体に連射した。

Re: ジェットブラック ( No.20 )
日時: 2012/02/11 12:57
名前: ジュエリー◇yrka00213114 (ID: .bQK46b9)

私、悪魔とか聞くと、テンションあがりまっする。
私も小説かいてるけど、ちょーへたくそだからっ!


Page:1 2 3 4 5



この掲示板は過去ログ化されています。