ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- カンケリ
- 日時: 2012/02/29 23:46
- 名前: す〜めろ (ID: CrVsa58M)
あいさつ書き忘れてました^^;
どうも、す〜めろです。
小説は、好きでよく読んでるんですが、ホラー系がかなり好きです。
この作品は、主にホラーを扱ってます。
話が下手かもしれませんが、温かく見守ってくだされば嬉しいです!
よろしくでございます!
登場人物
加藤 裕二:20歳。主人公。
田中 咲:20歳。裕二の親友。
安達 拓真:19歳。裕二の親友。
高木 修太:20歳。やんちゃ&ヤンキー顔
大塚 拓也:20歳。修太の親友。
鈴木 誠司:年齢不明。裕二の親友だが、子供のころ行方不明。
- 第11話:葬式 ( No.12 )
- 日時: 2012/03/03 14:59
- 名前: す〜めろ (ID: N/zMPjaj)
返信か遅れてしまいました!すみませんm(_ _)m
では、続きをどうぞ(^O^)/
葬式のために、裕二は黒いスーツに着替えていた。
「はぁ、なんか、行きたくないなぁ。寂しくなっちゃうし。」
そういって、洗面所で髪を整える。
よし!と言って玄関を開け、外の風を受けた。
相変わらず、寒い。凍えそうだ。
5分後。
チラホラ雪が降ってきた。
「雪かぁ、積もらないといいけど」
そう呟き、葬式の会場に着いた。
そこには、修太の両親と親戚と友達がいる。
誰もが涙を流している。
無理はない。
その奥には、涙を流す咲がいた。
裕二は、胸ポケットからハンカチを取り出し咲へ渡す。
「咲ちゃん。これで涙拭いて。」
「裕二君。」
「やっぱ、咲ちゃんに、涙は似合わないよ?」
「ありがとう」
すると、拓真が息を切らして会場へやって来た。
「おお、間に合ったか?」
「ギリギリじゃないかなぁ?」
「よかったよかった。」
拓真は、胸を撫でた。
会場には、鼻を啜る音が絶えなかった。
「そういや、拓也は?」
拓真が周りを見渡す。
確かに、拓也の姿がない。
裕二が電話をかけても出なかった。
嫌な予感がする。
その時だった。
拓也が会場へ着いた。
「おぉ、よっ!みんな。」
拓也は、そう言って3人が座っているとこへ来た。
「おぉ、遅かったなぁ。」
「準備に時間かかってさぁ」
「電話したんだぜ?」
「えっ、マジ?」
拓也は、ポケットをパンパン叩く。
「やべぇ、忘れた」
「マジかw」
「うん、取ってこようかな?」
「別にいいんじゃね?」
そこで会話が途切れた。
4人は、前で線香を立て、手を合わせた。
葬式は、無事に終わった。
「よし!じぁ帰ろうか。」
「うん、じゃあね!」
「バ〜イ」
4人は、バラバラに帰って行った。
雪は、まだ降っていた。
地面は、少し白かった。
なにか、嫌な予感がする。
4人は、知る良しもない・・・
- 第12話:悪夢 ( No.13 )
- 日時: 2012/03/04 18:24
- 名前: す〜めろ (ID: N/zMPjaj)
真夜中、裕二は、眠りに着いていた。
落ち着いた表情。
しかし、次の瞬間。
落ち着いた表情から、突然悪夢を見ているかのような表情になった。
夢を見ているのだ。
それも悪夢だ・・・
「お、おい!お前!」
「やぁ、久しぶりだね。」
「なんで、お前!生きてたのかよ!」
「当然さ。君に会いに来たんだ」
「ふざけるな!お前は、人を殺したんだぞ?」
「それが、どうしたっていうのさ〜」
夢で裕二は、うなされている。
目の前には、微笑む誠司が立っていた。
「ゆうちゃん、みっけ!」
「おい、やめろ。やめろって!」
「やめないよ。だって、缶蹴りだからね。」
「なんで今になって・・・」
「意味はな〜い」
「はい、缶蹴った。」
「うわああああぁぁぁぁぁあ」
そこで裕二は、目が覚めた。
微笑む誠司。まだあの表情が頭から離れない。
頭が痛い。
変な気分だ。
自分が殺される夢・・・
また寝たかったが、怖くて眠れない。
時計を見る。
まだ4時40分過ぎだ。
裕二は、ベットを離れた。
コーヒーを入れ、ソファーに座ってテレビをつけた。
まだおもしろいテレビはしていない。
裕二は、外国のアニメがしているチャンネルに回した。
そして、夜が明けたのだった・・・
- 第13話:にぎやかな学校 ( No.14 )
- 日時: 2012/03/04 21:19
- 名前: す〜めろ (ID: N/zMPjaj)
裕二は、制服に着替えて、髪を整え、携帯を鞄に入れ、玄関を飛び出した。
今日は、学校だ。
裕二は、あくびをして歩き出す。
鼻の穴が、大きく開いていて、哀れだ。
時は流れ、学校へ着いた・・・
大きくため息を出すと、後ろから・・・
「おっす!童貞君!成人式はいかがだったかな?」
「その名前やめろって。まったく変わりなかったよ」
「おぉ、それはそれは」
「てか、早くしないと遅刻するし」
「えっ?あっ、マジだ。」
こいつの名前は、潮 渡。
裕二の大親友で、女遊びが好きな最低の男だ。
「いや〜童貞君は、彼女いるのかな?」
「いないともー」
いつもの会話をした後、ダッシュで教室まで駆け上がった。
「セーフ!」
すると、教室のみんなが、渡を見て笑った。
「え?なんで笑ったの?」
「肩肩!」
「肩?」
「うわぁぁ」
渡の肩には、鳥の糞が付いていたのだ。
裕二は、腹を抱えて笑っている。
「あっははははは。これ、新しいアクセサリーか?あっはははは!マジザマァ!」
「おい!テメェ」
2人がじゃれ合っていたら、先生がドシドシと音を立てて2人の頭をたたいた。
「うわぁ!」
「おい!渡!裕二!席に座れ!」
「は〜い。」
「うんが付いたなぁ。」
「う、うるしぇ」
渡は、ちょっと涙目だ。
周りからは、クスクスと笑い声が聞こえる。
裕二も笑っていた。
教室の笑は絶えなかった。
時は流れ、放課後。
「おい、裕二。一緒に帰ろうぜ?」
「OK!」
すると、裕二が帰る用意をしてたいたら・・・
「ねぇ、私も一緒に帰っていい系?」
「うん、別にいいけど。」
「マジ!サンキュー!」
話しかけてきたのは、松本 美晴。
今どきの女子みたいな口調が特徴で、男子にも人気がある。
顔はほっそりしており、ウサギの耳みたいな髪型で、とてもかわいい。
「よし帰るか!」
3人は、校舎を後にした・・・
- 第14話:目の前の悪魔 ( No.15 )
- 日時: 2012/03/06 22:14
- 名前: す〜めろ (ID: N/zMPjaj)
昨日は、更新できなくてすみませんでした!m(_ _)m
もう受験生なので更新できる日が少ないと思いますが、よろしくお願いします^^
拓也は、近くのコンビニで買い物をしていた。
カゴの中には、コンビニ弁当とジュースとお菓子が入っている。
レジで会計を済まし、コンビニをあとにした。
「はぁ、リア充してぇ〜」
拓也の前に2人寄り添って歩くカップルがいた。
拓也は、顔を下げ歩いて行く。
もう夕方の5時30分だ。
辺りは、もう暗くなっている。
「早く帰ろっと」
拓也は、小走りして、自分の家まで目指す。
すると、目の前にあの神社がある。
しかし、拓也は、そんなこと気にせず、小走りを辞めず道を駆け抜ける。
神社を通り過ぎた。その時だった。
「待てよ。」
低い声に驚いた拓也。
目の前には、少年が立っていたのだ。
「お前!」
そう。少年の正体は、誠司だった。辺りが暗く顔が見えなかったのだ。
「やぁ、久しぶりだね。」
「キサマ・・・なんでここに」
「あぁ、そうそう。友達死んじゃったね。」
「おまえが殺したんだろ。分かってんだよ。どうやって殺した。」
「呪いかな?」
「ふざけんな。」
2人は、時間を忘れて、話続ける。
「懐かしいね。ここ。」
誠司は、神社を見た。
「そうだなぁ」
「良く遊んだよね。」
「あぁ」
「お前・・・」
拓也が誠司の方向を向いた。
すると、誠司の姿は消えていたのだ。
「助かったのか?」
そうつぶやいた瞬間。
「フッ・・・ふはははははははっ!」
神社の上の方から笑い声が聞こえる。
拓也は、何事かと神社の階段の上を見る。
そこには、缶を踏んでる誠司の姿が拓也の目に写ったのだった・・・
- 第15話:絶える命と少年の笑み ( No.16 )
- 日時: 2012/03/08 22:42
- 名前: す〜めろ (ID: N/zMPjaj)
拓也は、階段を一気に駆け上がろうとした。
「悪あがきはやめようよ。」
少年が、拓也を睨みつける。
やめてくれ!拓也は、心の中でその言葉を繰り返した。
「拓也君みっけ!」
やめろ!と叫び手を伸ばした。
カラン・・・
缶が静かに転がる。
拓也は、苦しみ始めて、階段から一気に落っこちた。
「うぅぅぅぅぅぅうううう」
苦しみながら、胸を押さえている。
「て、てめぇ・・・」
「許してよ〜これで、楽になれるんだからさ。別にいいよね。友達と会えるんだもん。」
「ふざけん・・・・」
拓也が、動かなくなった。
しかし、まだ目はピクピク動いている。
その眼には、ほほ笑む少年の顔がはっきりと映っていた・・・
「ふっ。哀れ」
そう言って、少年は姿を消した。
拓也は、外の冷たい風を浴びている。
拓也の髪が風で揺れているのであった。
すると、空から雫が落ちてきた。
雨だ。
だが、これは、雨ではなく拓也の流した涙なのかもしれない・・・
この掲示板は過去ログ化されています。