ダーク・ファンタジー小説

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赤の破魔師  参照400突破!
日時: 2013/04/03 08:36
名前: 青き炎をまとう白い、   ◆yYS7z8mpMw (ID: CeT39c7b)

 青き炎をまとう白い、です!

 前の小説は失敗作だったけど、やっぱりあきらめたくない、そんな思いがあり、改良してみました!

 人物はそんなに変わってないけど、内容はだいぶ変わってます!

 今後もよろしくお願いします(´∀`)

☆コメントしてくださった方☆

 須藤ハヤ様  瑞葵様  方瀬 梨乃様

 希歌 絆様  値千金様  七瀬 薫様 

 キャンディ#様  あらゆき様  未桜様

 杏理様


小説はじめ 1月15日

参照100突破 1月24日

参照150突破 1月29日

参照300突破 2月22日

Re: 改良しました! 赤の破魔師 ( No.7 )
日時: 2013/01/20 08:51
名前: 青き炎をまとう白い、   ◆yYS7z8mpMw (ID: CeT39c7b)

>>6

頑張ります! 

Re: 改良しました! 赤の破魔師 ( No.10 )
日時: 2013/01/23 17:07
名前: 青き炎をまとう白い、   ◆yYS7z8mpMw (ID: CeT39c7b)

ただいまの主な登場人物

御剣 雫 {みつるぎしずく}

朝桐 蓮 {あさぎりれん} 




第二章「始まりの夜」
 

 突如、パチパチパチ、と誰かが拍手した。

 はっ、と私は音のした方を向く。

 そこには男がいた。

 いや、女だったのかもしれない。ただ、声から男だろうと推測された。

「いや、いや、すばらしい。普通の人間ならこれは見破れないからな」

 男はゆかにすれすれの黒いマントをはおり、フードで顔を隠していた。身長は170cmくらいだったと思う。

 突然現れた人に、私たちは返す言葉もなかった。

 だが、蓮も私も男が妖しい人物であることぐらい分かっていた。

「だ、誰だ?」

 蓮がやっとのことで口を開いた。

 唯一見える口元が、かすかに笑った気がした。

「君は度胸がある。破魔師になるにはもってこいの人材だ」

「破魔師?」

 思わず私は叫んでいた。

 『破魔師』というその言葉が、私の頭の中でひっかかっている。

「そう、破魔師だ。・・・そうか、君たちまだ知らないんだね。よし、私が見せてあげようか。この世界を」

 意味がわからない言葉を残し、男は両手をたかだかと上げた。

 おかしい。

 何かが。おかしい。

 まわりにある全てのものが、男の手の広げる方に吸い寄せられているような、そんな感覚に陥った。

 その瞬間、全身に激痛が走った。

「うああああああああああああああああっ」

 口から悲鳴が流れ出る。

 目を開けていられない。頭をかかえこみ、その場でのたうちまわった。

 後で聞いたところ、その時蓮も私と同じ状態にあったそうだ。

 でもその時の私は、他人のことなど考えられる状態ではなかった。

 激痛が私の体を貫く。

 蓮なのか、私なのかも分からない悲鳴。


 ラクニナリタイ

 モウ ハヤク コノイタミヲ

 オワラセテヨ

 ラク ニ シ ・・・—

 






 

Re: 赤の破魔師  コメください!☆ ( No.11 )
日時: 2013/01/24 16:13
名前: 青き炎をまとう白い、   ◆yYS7z8mpMw (ID: CeT39c7b)

 参照100突破しました☆

Re: 赤の破魔師  コメください!☆ ( No.12 )
日時: 2013/03/19 14:24
名前: 青き炎をまとう白い、   ◆yYS7z8mpMw (ID: CeT39c7b)

あれ?

 さっきまでの痛みが急に消えていった。

 反射的に目を開ける。

「ここは・・・」

 あたり一面は砂漠が広がっていた。私たちがいる場所から一本の道が前へ続いていたが、道から離れたところには所々にゴミがあった。ゴミには様々な種類があった。

 スリッパ、本、アルバム。

 ざっとあげるとこんなかんじだ。


 私のとなりには蓮と男がいる。

 蓮が言った。

「ここは、どこなんだ?」

「ここは、魔界と人間界のはざまだ。破魔師たちは境界と呼んでいるらしいが」

 男が答えた。

「魔界?」

 私は男にたずねた。

「魔界とは、悪魔の住む世界のことをいう。ちなみに境界には人間たちの捨てたものが送られてくる」

 人間たちの捨てたもの?

「嫌な思い出とかだな」

 男はそう言って道に沿って歩き出した。

「ついてこい」

 

 いったい私たちはこれからどうなるんだろう。

 施設から、こんな砂漠に連れてこられた。

 謎の男。得体の知れない場所。

 そして破魔師。

 ありえないことばかりなのに、それを冷静に受け入れている自分がいる。

 今はどうなるか分からないけど、とりあえず、前へ進むしか、私たちに残された道はない。


 私はゆっくりと立ち上がり、男の後を追った。

 一時間くらい歩いたころだろうか。

 急に男が立ち止まった。

 蓮も私ももくもくと歩いていたので、急に立ち止まられ、2人とも思いっきり男にぶつかった。

「なんだよ!急に止まったりなんかしてさ」

「ここからは沈黙を守ってもらおう」

「チッ、仕方ねぇなぁ」

 蓮が舌打ちした。

 

 いきなり男が右腕を上げた。

 何をする—?そう思ったとき、私たちの立っている地面だけがすっぽりと消えた。地面が、なくなった。

 体を支えるものがなくなる。落ちる—、そう思ったときにはもう遅かった。

 私は下に広がる暗闇へと落ちていった。空から降り注ぐ日光がどこかへいった。完全なる闇に包まれたのだとわかった。


 私は、振り回されてばかりで、何もすることができない。今日一日、ありえないことばかりが起こっているというのに。私は狂うどころか楽しんでいる。—そう感じた。

 考える暇もなかったけど、今頃施設のみんなはどうしているんだろう。マリは元気だろうか。

 私と蓮がいなくなったことで、大騒ぎになってるかもしれないな。

 落ちながら私はそんなことを考えていた。



Re: 赤の破魔師  コメください!☆ ( No.13 )
日時: 2013/01/27 00:46
名前: 方瀬梨乃 (ID: bPDqEDL.)

青ったら、さすがだね〜!

前よりだいぶうまい!!そして何と言っても一回が長くなった!

だいぶ読みごたえあるっ!がんばって!?


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