ダーク・ファンタジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- badend[完結しました^^]
- 日時: 2012/04/12 20:30
- 名前: ゆーき。 (ID: rLEtJyqN)
最後に言った言葉はなんだった?
貴方への憎しみの言葉?
最後に言った言葉はなんだった?
助けてと命乞いしている言葉?
最後に言った言葉はなんだった?
貴方の脳は被害妄想に侵されて何も聞こえなかった?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
こんにちわ。ゆーきです。
初投稿なのでよろしくお願いします。
では、人物紹介です。
・櫻井優太(さくらい ゆうた)
・岬 奈緒(みさき なお)
・井内 未来(いのうち みらい)
・夢野 咲(ゆめの さき)
・荒井 俊(あらい しゅん)
・松井 琴葉(まつい ことは)
注意、グロ要素・ハッピーエンド無しなどが嫌いな人は退場してください。
途中で飽きてきたら退場おkです。
これは、いじめ小説ではありません。
気に入ってくださったらコメントよろしくお願いします。
あと、最新が遅いです。
では始めます。
- badend ( No.1 )
- 日時: 2012/04/10 14:33
- 名前: ゆーき。 (ID: /b8.z0qR)
バシュッ
「優太ナイッシュー!!」
「さんきゅっ」
「きゃーーー!!優太君かっこいい!!」
ギャラリーの声が校庭に響き渡った。
いつもの部活風景だ。
ふと、隣を見ると俊が震えていた。
顔が真っ青だ。
限界まで来たんだろう。
「と・・・・・・といれええええ!!!!」
「わかったわかった。」
俺は半笑いで頷いた。
荒井俊、通称、俊は昔からトイレが怖い怖いといって俺について行ってもらってる。
トイレの花○さんが怖いらしい。
あれは女子トイレなのに…
————————— 「ふう。」
「今度からトイレ行くときは叫ぶなよ?」
「だー!もう!限界だったんだって!」
「限界になるほど我慢してんじゃねえよ」
「だって、アレって急にくるだろ…?それが試合中にきちゃってさあ。
我慢しなくちゃいけないだろ?」
・・・ああ、だから試合中真っ青だったんだな。
今、納得。
でも叫ぶことないだろ。
こっちの身にもなれよバーカ。
と、心で思ったが口にはしない。
もっとうるさくなるからな。
ガンッガンッ!!
壁を叩くような音がした。
女子トイレの方からだ。
まさか、変質者か?
そう思った。
俊もそう思っているように、2人で見合わせた。
「行くぞ!」
女子トイレは隣だ。
男子トイレを俺がそっと開け、俊は俺の後ろにしがみついて「どう?どう?」と聞いてくる。
女子トイレのドアの前には誰もいなかった。
中か?
「女子トイレの中に入るぞ。」
「ま、まじ…?変態じゃん。俺等」
「変質者よりかはマシだろ。」
と、俊を説得し、女子トイレのドアを開けると
女子の集団が集まっていて、その真ん中にモップを口に入れられている女子がいた。
<<イジメ>>というやつだ。
「うへえ…イジメかよ…」
俊がつぶやくと、女子が俺たちに気付いた。
みんなが目を見開いてこっちを見る。
俺も目を見開いて女子たちを見た。
俊をみると冷静にこういった。
「女子トイレから壁を叩く音がしたんだけど、みんな知らない?」
俊が真顔で女子たちに聞く。
女子たちは知らないと言った。
「そうなんだ。でもさ、真ん中のモップくわえてるこ?が、壁に手ついてるけど違う?」
「あ、違うよ!これは…」
ガンッ!!
「とぼけたふりしてんじゃねえよ。」
俊が驚いた顔でこっちを見た。
俺は、女子の態度がむかついてトイレのドアを蹴った。
少し沈黙が流れた後、女子達は泣いて逃げていった。
「うっ・・・・」
モップをくわえていた女子は顔色が悪い。
「やっべえ…この子吐く…」
俊が言った途端、
「うえぇぇぇぇえええ!!!」
「うわあああああああ!!!」
俊の叫びと一緒に戻してしまった。
「あー…っと、俺等が処理しとくから保険室行ってきて。」
苦笑いにいうと、俊が「えええええ」と嫌そうにいう。
その子はお辞儀をし、保険室にいった。
- badend ( No.2 )
- 日時: 2012/03/31 22:03
- 名前: ゆーき。 (ID: /b8.z0qR)
ガラッ
後始末が終わり、彼女のいる保健室へ行った。
その子はびっくりしたようにこっちを向いていた。
そりゃ驚くか。
さっきまで怒ってたからな。
「あ…ありがとうございます」
「あ、いやいやいいんだよ?俺達はカワイイ子達を守る正義の・・」
スッパーン!!!
さっき、正義とかいったのは俊。
叩いたのは俺。
俊は女遊びが趣味なのだ。
だから、可愛い女の子をみつけるといつもこうだ。
「優太君と俊君ですよね?」
「おっ、知ってくれたんだ〜」
「二人とも女子の中で大人気ですから。でもごめんなさい。私のせいで評判がおち…」
「別に、相手になんて見られようがなんてどうでもいい。それに、あいつ等に好きになられても困るしな。」
「ありがとうございます…」
頭を撫でた。
その子は少し恥ずかしそうにしていた。
隣では、俊が不機嫌そうにこちらを見ていた。
「そうそう、君なんて名前?」
「あ、岬 奈緒です…」
「それからさー、敬語つかわなくていいよ!」
「え、うん…わかった…!」
俊は奈緒を撫でながら、こっちを向きにやにやしていた。
…俺に何を求めているんだ?