ダーク・ファンタジー小説
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- 死者から見た世界
- 日時: 2016/03/11 22:08
- 名前: 雷華 (ID: zflF3NFd)
どうも。初めましてっすね。
雷華と書いて、らいかって言います。
初めて書く作品なんですげー下手くそかも知んないんすけどまあそこは気にせずに読んでくれるとありがたいっす!
いつ載せるかとかは決めてないんで、載せた時はどうぞ見てくださいっす。
よろしくお願いしますわ。
- Re: 死者から見た世界 ( No.13 )
- 日時: 2016/04/02 13:09
- 名前: こいとp (ID: zflF3NFd)
読ませていただきます。
- こいとpさんへ ( No.14 )
- 日時: 2016/04/02 20:49
- 名前: 雷華 (ID: zflF3NFd)
コメントありがとうございますっす!
ぜひ読んでくださいっすね〜♪
- Re: 死者から見た世界 ( No.15 )
- 日時: 2016/04/03 20:47
- 名前: 雷華 (ID: zflF3NFd)
今日の夜、俺はベットの上で宮月に言われたことを思い出した。
ー俺、、、お前と同じヤツになっちまったよー
俺と同じ、、、ってことは宮月も死者になっちまったってことか?そうなるとあいつとは、、、もう一緒の学校じゃなくなるのか?まじかよ、、、
俺はベットの上でため息をつく。そしてそれと同時に吐き気が込み上げてくる。唯一人間で平気だったヤツがこの学校を去る、、、そしたらもう、あの学校に行く必要もなくなるな。あんな奴らと一緒にいるくらいなら、、、
「別の学校で、今度は誰ともかかわらず過ごす方がまだマシだ」
翌日、俺はあの学校を退学した。
- Re: 死者から見た世界 ( No.16 )
- 日時: 2016/04/15 21:47
- 名前: 雷華 (ID: zflF3NFd)
夏のある日のことだった。別の学校に転校した俺は相変わらず仮面をつけた生活を送っている。あぁ、でもあの学校とは違うことが一つあった。正確に言えば転校した学校とはまた別の学校に行くことになったということだ。
「きゃあああああああああああああああああああああああ」
「やめてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ、、、」
「あ゛あ゛ああああアアアアアアあああああああぁぁぁぁぁ」
、、、まぁこの光景や悲鳴を聞いてわからない人はいないだろう。そうだ、俺は今、死者の学校に行っている。現世の学校はとても飽きてきたので、少しの間ここの学校にも通うことになった。悲鳴を聞くのが好きなわけじゃないが、ここの生活は悪くないと思っている。
「おーい、貝宮ー。どうした〜?」
遠くから男の声が聞こえた。声がした方を振り返ると彼の後ろには数人がこっちを向いていた。
「いや、、、別に」
俺は相変わらずの素っ気なさで軽く流した。
ここでは気を使わなくてもいいから楽だな、
転校をしてから3ヶ月でようやくそう思えた。
- 死者から見た世界 ( No.17 )
- 日時: 2017/01/12 15:34
- 名前: 雷華 (ID: brdCxKVT)
転校してから3ヶ月経った。今の生活に不満はない…そう思っていた矢先だった。
「あの、、、好きです。付き合って下さい!」
ある日の放課後の事だ。同じクラスの女子から告白されたのだ。しかもその女子、俺のクラスではかなりの人気者で、彼女を狙う男子も少なくなかった。しかしそれはあくまで俺以外の男子が、だ。俺は彼女の事など微塵も想っていなかった。気にすら止めていなかったほどだ。
「あー、、、ごめん。君の事興味無い」
好きでもないやつに告白されたら普通はこうやって断る。勿論、俺もそれにならって目の前にいる彼女を振る。
「、、、そう、ですか」
彼女は泣きそうな顔をしながらダッシュで階段を降りていった。
、、、正直、めちゃくちゃどうでもいいことに付き合わされてうんざりだ。おかげでこちらは不機嫌だ。せっかくの静かな暮らしもこれで終わりかな。あの女子が友人に相談しないなんてことはおそらくしないだろうし、あの告白の場を何人かの生徒に見られたのだ。明日は彼女のことが好きなやつらと対峙することになるだろう。ま、別にいいけどさ。
そんな事を思いながら、俺は靴を履き替え下校した。
翌日、予想していた出来事が起こった。
全く人の情報察知能力を甘く見ちゃいけないな。俺が登校するやいなや女子が群がってきた。
「ねぇ、あの子を振ったって本当?」
「いや嘘だよね?だって彼女ずっと君の事好きだったんだもん」
「振るわけないよね?」
若干だか女子達が威圧的な態度で俺に迫ってくる。
あぁ、鬱陶しい。
「、、、え?普通に振ったけど?大体俺、恋愛とか興味ないし」
瞬間、クラスが俺の一言で凍りついた。
「、、、おい、テメェ」
一人の男子が俺に近づいてきて、俺の胸ぐらをつかむ。
「お前、少しは彼女の気持ち考えてやれよ!」
後ろで男子共が「そうだそうだ!」と叫んでいる。
、、、あぁ、鬱陶しい。
「じゃあ好きでもないのに付き合えと?」
俺は冷静に尋ねた。目の前にいる男子が今にも俺を殴りそうな剣幕で俺を見る。
「お前、ふざけんのも大概に、、、」
男子は本気で怒っていた。
、、、あぁ、鬱陶しい鬱陶しい鬱陶しい。
「、、、ふざけてんのはどっちだよ」
俺は胸ぐらを掴んでいる男子の手を持ちながら言う。
、、、はぁここも潮時か。また別の場所、探さなきゃな。
「あ?」
男子が眉をひそめながら聞いてくる。
「だから、、、ふざけてんのはどっちかって聞いてんだよ」
俺は男子を軽く蹴飛ばした。すると、胸ぐらを掴んでいた男子は一番奥の机まで吹っ飛ばされる。
「?!」
男子は訳も分からない様子だった。暫くすると男子は腹を押さえながら呻き声を上げた。
、、、あぁ、うぜぇ
「なぁ教えろよ。一体誰がふざけてるって?、、、答えろよ。大体そこの女子を振ったからなんだよ。興味のないやつと付き合わない事に何か不満でもあんのか?お前らだって興味のないやつとなんか付き合わないだろ?それが普通だ、、、なのにお前らは彼女を振ったからって、、、いい気になんなよ」
その後、俺がいるクラスに教師が介入してきて、事態は収束した。
そして俺は自ら退学、暫くの間死者の世界で日々を過ごす事となった。