ダーク・ファンタジー小説
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- 【カナリア手帳】ネバーランドの真相。
- 日時: 2017/12/18 23:20
- 名前: 青らり (ID: KwIJCRrJ)
これはとても昔の話。
仲間外れを嫌った人がいました。
そんな人の所に、神は舞い降りて、
『願いを叶えましょう』と言いました。
人は言いました。
『ピーターパンになりたい』と、
神様のその力によって、人は"ピーターパン"と為りました。
"夢ノ国ネバーランド"を手に入れて…………。
後に起きた、"ある事件"の創始者へとなるのです。
登場人物。
藍理(12)
活力、MEGの所持者。
華凛(12)
疑い。MDUの所持者。
海人(12)
夢。MDRの所持者。
朱兎(12)
隠す。MHDの所持者。
菜々美(12)
甘味。MSWの所持者。
友(12)
信じる。MBIの所持者。
優紀(12)
癒し。MPFの所持者。
浩樹(12)
知恵。MWDの所持者。
佑(12)
冷淡。MCLの所持者。
ピーター(?)
《後に情報追加》
目次
>>1〜>>16
=ストーリーの始まり
- Re: ネバーランドの真相。 ( No.4 )
- 日時: 2016/12/09 20:47
- 名前: 青らり (ID: MMm5P7cR)
「えっ、ま、待っt」
慌てる前に窓の外が光線の様にピカリと光り、その光線に引き込まれた。あまりの眩しさに、気が遠くなる。ボーッとしてしまう。……
「……んむぅ?」
次に目を覚ました時、俺は草原に寝そべっていた。どこかは分からなかったが、春風は心地好く、また目を瞑ろうとしたその時だった。
「寝るなぁぁぁ!」
聞き覚えのある声がした。
- Re: ネバーランドの真相。 ( No.5 )
- 日時: 2016/12/09 20:56
- 名前: 青らり (ID: MMm5P7cR)
「はいいいいい!?」
唐突な叫び声につい大声で返事をしてしまった。その叫び声は、やっぱり"彼女"だった。
俺の同級生、華凛ちゃんである。
「ていうか、お前もここに来てたんだ。」
さっきまで叫んでた癖に、やたらと小さい声で俺にそう言う彼女は、普段と違うところがあった。
「それはこっちの台詞!ここどこ!?てか、どうしたのその……」
「ああ、これ?」
俺が聞きたかったのは、彼女の瞳だった。普段普通の茶色っぽい色をしている彼女の瞳は、紫に光っていたのだ。
- Re: ネバーランドの真相。 ( No.6 )
- 日時: 2016/12/11 11:52
- 名前: 青らりP (ID: J85uaMhP)
「それだったら、お前の瞳もそうだけど?」
そう彼女が私に言った。一瞬何をいっているんだろうと思った。だって嘘だろ。さっきだって俺の瞳は普通に…そう言おうとして、起き上がろうとすると…
「んなわけないでし…」
俺の目には水溜まりが眼にはいった。そして同時にそれに映った…
「うそ…だろ?」
俺の瞳は…黄色だった。
「何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だッ!」
訳が分からず混乱状態になった俺は、その場でぐるぐるぐるぐる回りながらそう唱えていると。
「あの…静かにして?」
と、また別な聞き覚えのある声がした。
- Re: ネバーランドの真相。 ( No.7 )
- 日時: 2017/12/12 01:30
- 名前: 青らりP (ID: KwIJCRrJ)
「あれ…浩樹君?」
そこにいたのは、紛れもなく彼だった。不思議と彼は冷静で、まぁいつも通りっちゃいつも通りなのだけど、いつもの用に小難しそうな本を淡々と読んでいた。すげえなお前。
「浩樹君の瞳は…緑?」
「うん。緑らしいね。多分僕の好きな色だからこの色になったんだと思うよ。」
何その理由。彼は小難しい本を読んでいるわりに何だかそれっぽくない言葉を口にする。だが彼の表情はうっすらと微笑んでいるだけ。
「う、うん!かもね!」
華凛もそう言っているから俺もそれに合わせるようにこくこくと首を縦にふる。
- Re: ネバーランドの真相。 ( No.8 )
- 日時: 2016/12/11 16:46
- 名前: 青らり (ID: KwIJCRrJ)
「というか、ここってどこなんだろう…」
彼女、華凛ちゃんはいつでもクールで、でも気配りは出来てと大人らしい性格だ。だからか、特に慌てている様子はない。それはひろきくんも同様で、むしろ自分がどうしてこんなに慌てているのか不思議になる程だ。本当に、
「いっつも二人ともクールだよねぇ」
あっ、口に出てしまった。俺の悪い癖だ。何か思うとつい口に出てしまう。
「「そう?(かなぁ)」」
二人はきょとんとしているが、おかしいから。