ダーク・ファンタジー小説

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死人が住む街【オリキャラ募集中】
日時: 2017/02/08 16:21
名前: 縷々夢 (ID: 3i70snR8)

金色の丸い月が、この『街』を明るく照らす
街灯なんて、どこにもないこの『街』を

光を求めるなら、空を見上げればいい
どうせ空にしか光は存在しないのだ
何処をみわたしても、あるのは闇、闇、やみ、やみ、ヤミ、ヤミ……

貴方もこの『街』に来たからには、光になるか闇になるか
二つに一つ

どうぞ、お選びください
だってこの『街』に来たからには、貴方はもうすでに———

     
『********』







——————




初めまして、こんばんわ
縷々夢るるむでございます。

シリアス・ダークでは初めて小説を書きます。
見苦しい所もあるかと思いますが、どうぞごゆっくりとしていってください。


●目次●

オリキャラ応募用紙>>2

オリキャラ
 >>4 メイ様
 >>6 ゼラチン様 
 >>7 雪花様
 >>8 アカ様
 >>9 シノ様

【第一幕 一章《夜の街、夢魅町》】
>>1 >>3 >>11

Re: 死人が住む街 ( No.1 )
日時: 2017/01/22 19:59
名前: 縷々夢 (ID: 3i70snR8)

【第一幕 一章《夜の街、夢魅町》】№1

シャリンッ

腰に付いている赤い鈴が歩くたびに揺れる。
光という光が、すべて消え去った街『夢魅町(ゆめみちょう)』
住人はすべて影になって、溶けてしまった。
そんな中で彼女———夢魅 羅威(ゆめみ らい)は夢魅町の空を見上げる。

「金色の月が、照らすは死者の魂よ———」

歌にのせて彼女が言葉を紡いでいく。
それと同時に小さな光が彼女の歩いた道に出来ていく。

「——闇は生者を飲み込んで…」

羅威の目の前に、ぽっかりと黒い穴が開いた。
そしてそこから、唸り声のようなものが、響いてくる。
羅威はその穴に躊躇なく手を入れると、何かを引っ張りだす。
それは黒い塊のようなモノだ。
羅威はその黒い塊を、そのまま口の中へ放り込んだ。
そしてごくんっと飲み込んでしまう。

「後に残るは……なんだっけ?」

まるで陶器のような白い肌に、人差し指をあてながら、羅威は首をかしげる。
黒い髪も、それに合わせて軽く揺れた。

「…まあ、どうでもいっか」

いつの間にか彼女の前から、穴が消えていた。
彼女はまた再び歩き出す。

「金色の月が照らすは、死者の魂よ…」

夢魅町に響くのは、彼女の声だけだった。

Re: 死人が住む街 ( No.2 )
日時: 2017/01/22 19:59
名前: 縷々夢 (ID: 3i70snR8)

いきなりですが、夢魅町の住人を募集したいと思います。
物語が進むうえで、住人が必須となっていきますので…
では、応募用紙です。

【応募用紙】

名前(出来れば和名。読み仮名もお願いします)
年齢(不詳でもOK)
性別(真ん中ウェルカムです)
性格(なるべく詳しく)
容姿(こちらも、なるべく詳しく)
死んだ理由(夢魅町の住人は、基本的死人になります。なので、死んだ理由を書いてください)
望み(夢魅町には、死んでもなお死にきれないような未練がある方が住む街です。なので、叶えたい望みを記入して下さい)
その他(上では書ききれなかったこと、また付け足しておきたいことなどがあれば書いてください)
サンプルボイス
「」「」「」「」


以上です。
皆さまのご協力、お待ちしております。

Re: 死人が住む街【オリキャラ募集中】 ( No.3 )
日時: 2017/01/23 22:41
名前: 縷々夢 (ID: 3i70snR8)

【第一幕 一章《夜の街、夢魅町》】№2

あてもなくブラブラ歩いていると、前方からクスクスと笑い声が聞こえた。
羅威ははぁーとため息をつくと、前方に向かって話しかける。

「何の用かな?二人とも」

暗闇の中からぼうっと現れたのは、小さな双子だった。
紫のおかっぱ頭で、見分けがつかないほどそっくりだ。
ただ、二人とも目の色が違っていた。
片方は燃えるように赤色で、もう片方は引きこまれるような青色だった。

「オネエチャン、今何時?」

青い目の子が、羅威に向かって話しかけた。

「今何時ー?」

それに続けて、赤い目の子が羅威に話しかける。
羅威は愛想笑いを浮かべると、丁寧に返答した。

「さあ、何時だろうねぇ。私にも分からないよ」
「えー分かんないの?」
「分かんないのー?」
「うん、分からない。それよりも、今日の『課題』はちゃんと終わったの?紅架に蒼汰」

紅架(こうか)と呼ばれた赤い目の少女は、嬉しそうに頷いた。
一方蒼汰と呼ばれた青い目の少年は、残念そうに首を横に振る。

「僕、まだ出来てない」
「私、人を二人、ちゃんとコロシター♪」

その返答を聞いて、羅威は満足そうに紅架の頭をなでる。

「紅架は偉いね。蒼汰、まだ時間はあるからゆっくりでいいよ。ちなみに紅架はどんな人を殺したの?」
「あのねー、自分の子供を虐めてた父親と母親を殺したのー」

ふと紅架の手元を見ると、血でぬれたナイフが握ってあった。
羅威はそれをちらっと見た後、すぐに視線をもとに戻す。

「そう、凄いね。じゃあ、蒼汰の手伝いしてあげてね」

羅威はそれだけ言うと、また前へ向かって歩き始める。
彼ら…あの双子もまた、深い憎しみを持ち死んでしまった人間のうちの一部。
そんな彼らがこの夢魅町に住むために課せられた『課題』は、毎日現世で人を殺すこと。そしてその罪を、現世の人間に擦り付けること。
現世の人間にとってはとんだ迷惑なのかもしれないが、それも仕方のないこと。擦り付けられたのならその人間には、それだけの『罪』があったのだ。
夢魅町に住むためには、何らかの『課題』が課せられる。
もちろんのこと、羅威にも——————。

「さてさて、早くあの場所へ急がないとね」

羅威は少しばかり歩調を速めた。

Re: 死人が住む街【オリキャラ募集中】 ( No.4 )
日時: 2017/01/25 01:25
名前: メイ (ID: cSw9GUzL)

失礼いたします、はじめまして!
面白い小説で今後の展開が楽しみです!

あ、オリキャラ投下してもいいですか?
二人ですが・・・


名前(星屑ホシクズ
年齢(16歳)
性別(男)
性格(礼儀正しく、常に敬語。その反面、戦略的で冷静沈着。そして皮肉屋。初対面の人と話すときや見かけた時、顔色、しゃべるスピード、視線などを瞬時に観察して、味方か敵か、利用価値があるかを判断する。)
容姿(白髪で、金眼。髪はぼさぼさで、本人曰く毎日セットはしてる。見た目が少年みたいなので、よく年齢より下に見られがち。服装は、ぶかぶかな白い長そでのシャツ、ひざ上までのブラウンの短パンを着ていて、ブラウンのフード付きマントを羽織っている。フードを被ると死神のようにも見える。)
死んだ理由(彼にかけられた多額の保険金目当てで殺された。)
望み(自分と自分の幼馴染を殺した叔父夫婦への復讐)
その他(生前は体が弱く、勉強好きで好奇心の強い少年だった。幼いころに両親を亡くし、叔父夫婦に引き取られたがよく思われておらず、虐待を受けていた。死んだ時のトラウマで、本当の名前が嫌いになり「星屑」と名乗っている。)
サンプルボイス
「僕は・・・・そうですね、「星屑」とでも呼んでくださいな。」
「僕を味方に置いておいた方がいいですよ、今後のために。」
「あの叔父夫婦には、僕の受けた痛み以上の苦しみを味わって死んでもら・・・おっと、これは単なる独り言ですよ?」
「ふぅん、あなた・・・あいや、なんでもありませんよ」
「で、言いたいことはそれだけですか?」
「彼女は水鏡、まあちょっと・・・いやだいぶ足りないので、できれば仲良くしてあげてください」




名前(水鏡ミカガミ
年齢(15歳)
性別(女)
性格(素直で天然、マイペース。天真爛漫で、裏がない。努力家で、一度決めたことは曲げず、諦めが悪い。しかし、他人の言葉をすぐに真に受けてしまうので、幼馴染の星屑に叱られることもしばしば。)
容姿(青髪の同じ色の瞳。前髪ぱっつんの腰まであるストレートロングで、頭に巨大な白いリボンのカチューシャを付けている。服装は黒色のケープと、黒いシックなゴシックワンピースを着用。首元に巨大な白いリボンを付けている。黒い編み上げのブーツを履いている。)
死んだ理由(星屑の叔父夫婦が星屑を殴り殺している場面を目撃してしまったため、口封じで殺される。)
望み(星屑の望みを叶えたい)
その他(星屑の幼馴染。生前の星屑と星屑との関係以外の記憶を失ってしまったため、星屑に「水鏡」という名前をもらう。星屑を信頼しているため、星屑についていく。星屑とは相思相愛なため、星屑を「ほしくん」と呼び、星屑からは「ミカ」と呼ばれる。)
サンプルボイス
「わたしは水鏡なの、えへへよろしくね!」
「うん、ほしくんはいつも正しいもんね!」
「ほしくんが、わたしに名前をくれたの、だからこっちの方が好きなの」
「そうなんだ、わかったの!」
「ほしくんはみんなには意地悪言うけど、わたしには優しいの」

Re: 死人が住む街【オリキャラ募集中】 ( No.5 )
日時: 2017/01/25 15:30
名前: こてつ (ID: 3i70snR8)

>>4
メイ様、オリキャラ投稿ありがとうございます!
お二人ともとても魅力的なキャラで素敵ですね^^

ぜひ、使わせていただきます!


ごめんなさい、こてつとなってますが、縷々夢です


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