ダーク・ファンタジー小説

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僕等に明日は来ない〈空気感染による人喰い症の蔓延〉
日時: 2017/03/18 19:38
名前: 尾中 水汰 (ID: raanz7.S)

〈注意〉 人喰いモノ書きます!

どうも。尾中 水汰です!
グロ要素入ります。苦手な方はUターンです!笑
全てフィクションストーリーです

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2017年。今年、受験生になる僕『中山 大和』は高校三年生。彼女も居るし友達とは良く喧嘩をするほどの仲の良さ。勉強も其処できる。
そんな俺は東京から遠く離れた秋田県某所「田井中村」に引っ越してきた。
勿論、彼女とも親友とも涙を啜り別れを告げた。

まさか、あの事件が起きるとは知らずに…

Re: 僕等に明日は来ない〈空気感染による人喰い症の蔓延〉 ( No.11 )
日時: 2017/03/22 15:07
名前: グラム (ID: e.VqsKX6)

すごく面白そうですね!クラスメイトのキャラが個性あって好きです╰(*´︶`*)╯♡

Re: 僕等に明日は来ない〈空気感染による人喰い症の蔓延〉 ( No.12 )
日時: 2017/03/22 16:14
名前: 尾中 水汰 (ID: raanz7.S)

グラムさん

コメント有難う御座います!嬉しいです!
これから始まる展開もどうぞお楽しみ下さい!

Re: 僕等に明日は来ない〈空気感染による人喰い症の蔓延〉 ( No.13 )
日時: 2017/03/22 16:35
名前: 尾中 水汰 (ID: raanz7.S)

しかし、2010年7/21。事件は、起こった。

「クソ…実験は失敗だ。逃げろ…」

「博士?」

死体から採取した血液とウイルスを結合させた薬を完成させた医師は動物実験を行った。動物実験室に設備されている室外機にこの薬を含んだ空気が漏れた。動物実験室に籠っている医師はその空気を吸った。医師は目眩、吐き気、腹痛、胸焼けに襲われた。

「くっ…空気感染が…」

医師は鏡で己の顔を見た。其処には健全な自分は居なかった。見る見る青ざめていく。体が熱を帯びている。全身が痒い。必死になって全身を掻きむしる。

医師は気付いた。痒みが走るのは皮膚では無く皮膚内だと。

「…きっと、ウイルスが体を侵している。」

博士は世界を揺るがすウイルスを蔓延させたのだ。

ウイルスに感染したものは5分以内に自らの命を絶たなければ行けない。

「おい…この動物実験室から出るんだ。」

「博士!!」

「君はまだ感染していない。良いか…ゴホッッ…管理棟に行って動物実験室を封鎖するんだ。此処は地下だ。地下から地上へ繋がる扉を全て封鎖しろ。」

ウイルスに感染したものが5分以内に自らの命を絶たなければ…

「でも…」

「これは命令だぁっっ!!早くしろっ…うぅ…あと1分と30秒…」

共に肉を喰らい、喰らい…

このウイルスに寄って出来た病が『人喰い症』


「肉…肉…肉…人間…タベル…」

Re: 僕等に明日は来ない〈空気感染による人喰い症の蔓延〉 ( No.14 )
日時: 2017/03/22 16:53
名前: 尾中 水汰 (ID: raanz7.S)

「怖…」

『ってことは…この村でまた人喰い症の蔓延が始まったってこと…か。』

「政府を通して国家機密にしてたらしくてね。この村だけで蔓延は防げるはずだったらしいんだけど…。やっぱ、ウイルスは強いね…。」

「叔母さん!早希は…死なない。此処は危険だから逃げよ?」

早希の質問に叔母さんは返事を濁した。早希の言う通り。此処は間違いなく危険だ。遠く離れた所に逃げた方が良い。

『叔母さん!』

「大和。早希。愛奈。大きくなって…』

叔母さんは優しく僕らを撫でた。涙を流しながら。

『叔母さん…』

「大和…行こう。」

「叔母さんは?」

『くっ…』

早希は首を傾げて哀しい顔をして聞く。

叔母さんの顔は見る見る青ざめていく。

『叔母さん。有難う。絶対。絶対。このウイルスを如何にかする。』

叔母さんに背を向け一階へ向かう。涙が止まらない。何故。何故、大切な人を失わなければならない?自問自答をしながらキッチンへ着いた。二階へ繋がる扉をリビングにあるソファーとテーブルで封鎖する。


『絶対に生き残る…。』

僕らは、雑誌を体に巻き付け加藤くんの家へ歩んだ。

Re: 僕等に明日は来ない〈空気感染による人喰い症の蔓延〉 ( No.15 )
日時: 2017/03/25 12:43
名前: 尾中 水汰 (ID: raanz7.S)

加藤くんの家に繋がる小道には悶え苦しむ人々。自ら命を絶つものも。

「うぅ…」

「うぁぁぁぁぁぁぁッ…」

その間を通り抜けながら歩んで行った。


『加藤…くん…?』

加藤くんの家に着けば、玄関先には広瀬さんに澤村くん、小鳥遊さんに加藤くんが居た。


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