ダーク・ファンタジー小説
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- シエルデジール
- 日時: 2018/07/22 17:59
- 名前: 抹茶ぱふぇ (ID: IkQo2inh)
こんな世界は飽きたから
籠の中から抜け出して
空に行くことにしました
初めまして抹茶ぱふぇです。
投稿は初なので色々おかしいかと思いますが
温かい目で見てくださいw
!注意!途中で天使についての話や聖書神話に
ついての話がでてきますが、
完璧に妄想でできています
実際の神話などには全く関係がありません
ご了承ください。
なんでも大丈夫ですという方だけどうぞ→
ーーーー主な登場人物ーーーー
フィズ(仮名)
男、子供
かなり幼い容姿で髪はボサボサ
白い髪だが毛先に行くにつれて水色になっている
無地のフードのついた長袖、明らかにサイズがでかいため
片方の肩が出て袖も萌え袖的な感じになってしまっている
紺色のダボダボズボン
獣人族(?)垂れた狼の耳
ニーヤ
女、子供
フィズよりも年上
白くて長い髪が腰のあたりまで伸びている
袖口にフリルのついた長袖のボリュームスリーブ
刺繍の入った短いスカート
人間族
- Re: シエルデジール ( No.1 )
- 日時: 2017/11/15 21:39
- 名前: 抹茶ぱふぇ (ID: z5NfRYAW)
「化け物が来たぞー!」
…また始まった
毎日聞くこの台詞は僕にとってもう聴き慣れてしまった言葉だった。
「きったねぇ!こっち来んなよ!」
背中に衝撃が走る
罵声を浴びせてから蹴っ飛ばして仲間で笑い合う
いつものパターンだ。
でも仕方ない。
自分でも自分が何者なのかわからないし
本当に僕は化け物だから
ぎゅっと目をつぶりただひたすらに痛みに耐える
罵声を浴びせられてももう何も感じなくなってしまった。
最初の方こそ心がどうしようもなく締め付けられたがもう慣れた。
だが今日は蹴るだけでは気が済まなかったらしい
「あ"っ!?」
頭から何かがつたってたれていく
「誰だよ石とか投げたの死んじゃうだろ」
「大丈夫だよあいつ化け物だから」
視線を下にやると真っ赤な血が垂れていた。
…割と本当に痛いんだけどな
周りを取り囲む群衆は嘲笑うだけで
誰も手を差し伸べようとはしない。
- Re: シエルデジール ( No.2 )
- 日時: 2017/12/07 22:47
- 名前: 抹茶ぱふぇ (ID: z5NfRYAW)
…最初から期待なんてしてないけど
もしかしたら、もしかしたら僕も
みんなと一緒に遊べるようになるかも…
なんて思ってしまう。
でも現実とは遠くかけ離れた夢物語だ
「なんも言わねーじゃん」
「つまんな!もう行こうぜ!」
今日はもう気が済んだようだ
いっそのこと遺書を残して死んでみようか?
いや死んだところで僕の心配をしてくれるひとなんていない。
遺書なんて残しても捨てられるだけだろう
こんな世界
キライだ
いっそのこと
なくなるか…
それか
僕が何処かに行ってしまいたい。
「大丈夫?…じゃないよね!ゴメン!」
突然聞こえて来たその声はとても透き通っていた